SCP-XXX-JP 我々は彼を守り続ける。寿命を迎えるその日まで

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免疫系を獲得したSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Damage1


現特別収容プロトコル: 2020年9月15日12:00に上記の旧特別収容プロトコルは破棄されました。SCP-XXX-JPの全人類及び全生物への感染が確認された為です。

現在、SCP-XXX-JPの増殖前のオリジナルウイルスを宿しているSCP-XXX-JPの感染者(以降SCP-XXX-JP-Bと呼称)以外の人物及び生物は収容されていません。SCP-XXX-JP-Bはサイト81██の人工島3に収容されています。また、4名のDクラス職員がSCP-XXX-JP-Bの監視、保護を行う役割としてサイト81██内に収容されています。

SCP-XXX-JP-Bを寿命及び病的なもの以外の理由で死亡させる事は財団職員に認められていません。SCP-XXX-JP-Bに自傷行為などの行動が見られた場合、速やかに非殺傷兵器で無力化してください。また、無力化の後は財団の医師の元でカウンセリングを行い、自傷や自殺の傾向が見られないことを確認してからサイト81██に再収容してください。

説明: SCP-XXX-JPはあらゆる生物に感染するしたウイルスです。SCP-XXX-JPについて判明している事は

1、耐熱性、耐寒性に優れる外殻を持つ。
2、空気感染する。原子レベルの隙間を通り抜ける。
3、あらゆる生物に感染する。
4、あらゆる生物の体内ではSCP-XXX-JPに対する免疫は作られず、SCP-XXX-JPの増殖細胞が作られる。
5、SCP-XXX-JP単体では目に見えた異常性は存在しない。

の5つですの4つです。

SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Aが死亡した時にその異常性を発揮します。また、死亡したSCP-XXX-JP-Aの種類によって違った異常性を発揮します。

SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-A-1が寿命及び病的なもの以外で死亡するとその異常性を発揮し、自身に近いSCP-XXX-JP-A-1人物に強烈な自殺願望を植え付けます。この願望はSCP-XXX-JP-A-1自殺した人物に近ければ近いほど強く与えられ、自身では制御できないものとなります。自殺願望の発現の原因は、SCP-XXX-JPの分泌する脳内麻薬が異常に増える事と関係があると推測されています。自殺したSCP-XXX-JP-A内のSCP-XXX-JPは死亡後、暫くの間活性化していることが判明しており、死亡したSCP-XXX-JP-A内のSCP-XXX-JPは周囲のSCP-XXX-JPに自身の脳内麻薬の分泌量が正常なものであると伝えようとする事が判明しています。正常だと認識した周囲のSCP-XXX-JPは死亡してないSCP-XXX-JP-Aの脳内麻薬を異常に分泌します。SCP-XXX-JPのこの行為は限定的な範囲にしか及ばず、多くの人物には何の影響も与えないと推測されています。

脳内麻薬は対象を強制的に1ヶ月以上無力化にする事で消失しますが、無力化せずに放置した場合、自殺願望を植え付けたSCP-XXX-JP-A-1人物が死亡してから1日から1ヶ月以内に必ず自殺します。また、この時自殺したSCP-XXX-JP-A-1人物も、自身に近い場所にいたSCP-XXX-JP-A-1人物に強烈な自殺願望を植え付ける事が判明しています。財団職員はSCP-XXX-JP-A-1による自殺が確認された場合、可能な限りSCP-XXX-JP-A-1自殺者に近かった人物及び生物を無力化にしてください。また、1ヶ月以上無力化していた対象には記憶処理を施してください。

SCP-XXX-JP-A-2が寿命及び病的なもの以外で死亡したとき、SCP-XXX-JP-Aあらゆる生物に身体的影響を与えます。この影響を受けた対象は自身の細胞を活性化させ、自壊します。ただし、自身より強いもの4にはこの影響は与えられないことが判明しています。また、SCP-XXX-JP-A-2は自身を捕食したSCP-XXX-JP-Aあらゆる生物に対してその異常性を発揮します。SCP-XXX-JP-A-2を捕食したSCP-XXX-JP-A-1人物は、SCP-XXX-JPを増殖するための細胞をその体内に作り出し、他の細胞と入れ替えます。この細胞は1回の食事につき、平均で3000〜5000個作られていると推定されています。また、SCP-XXX-JPの増殖するための細胞は、新しい細胞と入れ替わることはありません。つまり、実質的にSCP-XXX-JPの増殖するための細胞に体内の全ての細胞が入れ替わったSCP-XXX-JP-A-1人物は成長せず、不死になるものと推測されています。

SCP-XXX-JP-A-2を捕食したSCP-XXX-JP-A-2人間以外の生物は捕食したSCP-XXX-JP-A-2内に存在していたSCP-XXX-JPをその体内で増殖させ、排泄物や呼吸などの行動と共に外部へ放出します。そのため、SCP-XXX-JP-A-2を大量捕食5したあらゆる生きた生物はSCP-XXX-JP-A-1あらゆる人物に近づけないでください。これは、SCP-XXX-JP-A-1がSCP-XXX-JPを大量摂取しないようにするためです。

SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-A内に存在しているSCP-XXX-JPの親となるウイルスを持っていることが確認されています。また、このSCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-Bの身体的成長を妨げており、SCP-XXX-JP-Bの寿命を一般的な人間の100倍以上にしていることが判明しています。SCP-XXX-JP-BはいくつかのSCP-XXX-JP-A-1人物を使った実験結果から、寿命及び病的なもの以外の理由で死亡した場合、SCP-XXX-JP-Aあらゆる生物を1週間以内に死滅させると推測されています。そのため、SCP-XXX-JP-Bはサイト42であらゆる外的要因から保護しています。

SCP-XXX-JP-A-1の体細胞の9割以上がSCP-XXX-JPを増殖させるための細胞となったものはSCP-XXX-JP-Cに分類されます。このSCP-XXX-JP-Cは強烈な死に対する欲求と他人を道連れに死にたいという欲求を持つほか、積極的にSCP-XXX-JP-Bを狙って殺害しようとする傾向が見られます。過去、SCP-XXX-JP-Cの中にはサイト42まで単独で侵入し、SCP-XXX-JP-Bを守ろうとしたDクラス職員を8名殺害する事例もありました。また、この時襲ってきたSCP-XXX-JP-Cは殺傷性兵器によってその体の8割以上を損傷しましたが、未だに死亡せず生き延びています。現在、SCP-XXX-JP-Cは██体収容されており、いずれも全ての壁が鋼鉄製の厚さ3cm以上の部屋に単体で収容されています。如何なる理由があろうとも、SCP-XXX-JP-Cの収容施設内には生物を入れないでください。

SCP-XXX-JPは、人間の脳に存在しないはずの複数の脳内麻薬を作成していました。この脳内麻薬は死に対する欲求やSCP-XXX-JP-Cに与えていた様々な欲求を引き起こすことが判明しています。

SCP-XXX-JP-Bの死は生物として認識されているあらゆるオブジェクトの死を引き起こすと推測されています。

補遺1: SCP-XXX-JPを殺すためのワクチンの開発は不可能です。SCP-XXX-JPは絶えず、ウイルスとしてのその性質を変化させ続けています。


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  1. portal:6022979 (18 Jan 2020 00:22)
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