失くすもの無くて大切なものは手に入らない
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SCP-XXXX-JPが存在している███ビル

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPが存在する███ビルは封鎖し、担当職員以外の接近を禁止してください。SCP-XXXX-JPにて実験を行う際は、担当職員もしくはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員に報告を行ってください。

説明: SCP-XXXX-JPは██県██市の███ビルの12階に存在する扉から入る事が可能な異常空間です。SCP-XXXX-JPの内部は通路のような構造になっており、入ると文字の書かれた扉があります(以下SCP-XXXX-JP-1)。SCP-XXXX-JPの入口の扉を一度閉めると入口は一度ロックされます。SCP-XXXX-JP内部にはSCP-XXXX-JP-1のみが存在しています。

SCP-XXXX-JP-1には文字が書かれており、この文字は名詞である事が共通しています。SCP-XXXX-JP-1を開くと開いた対象は書かれているものを消失します。この際SCP-XXXX-JP-1は自動で閉まります。SCP-XXXX-JP-1も入口と同様閉めたら一度ロックされます。SCP-XXXX-JP-1の先には新たなSCP-XXXX-JP-1があり、SCP-XXXX-JP内のSCP-XXXX-JP-1は合計10個です。SCP-XXXX-JP-1を5個開けた時点でSCP-XXXX-JP内の対象は5m×5m×5mの真っ白な開けた部屋に出ます。その後SCP-XXXX-JPから脱出する為にはもう一度SCP-XXXX-JP-1を開き戻る必要があります。この際復路のSCP-XXXX-JP-1上の文字は往路とは変更されています。また、実験より、往路と復路は別空間である事が明らかになっています。SCP-XXXX-JP-1上の文字は実験の度に変更されます。

SCP-XXXX-JPを往復するとSCP-XXXX-JP出口(入口)が再度出現し脱出する事が出来ますが、SCP-XXXX-JP-1によって死者が出た場合、死体と対象の所持物は即座に消失します。

実験記録XXXX-JP: 以下はDクラス職員使用によるSCP-XXXX-JP潜入実験の記録です。

実験記録XXXX-JP-1
被験体: D-XXXX-JP-1
方法: D-XXXX-JP-1にビデオカメラを持たせSCP-XXXX-JPに潜入させる。
SCP-XXXX-JP-1の文字: 「髪」「左目の視力」「右足の人差し指の爪」「母の記憶」「上着」「心臓」
結果: 「心臓」の扉を通過後、死亡確認。

実験記録XXXX-JP-2
被験体: D-XXXX-JP-2
方法: D-XXXX-JP-2にビデオカメラを持たせSCP-XXXX-JPに潜入させる。
SCP-XXXX-JP-1の文字: 「右手」「判断能力」「生殖能力1」「右の眉毛」「右足の小指」「恋心2」「記憶」
結果: 「記憶」の扉の通過後、数分間D-XXXX-JP-2が辺りを彷徨う。その後ビデオカメラがD-XXXX-JP-2により切断されたが、D-XXXX-JP-2はその15分後後に記憶を消失したまま帰還。「記憶」の後に消失したものは「左耳の聴力」と「肌着」だと思われるが、残り1つは不明。

実験記録XXXX-JP-3
被験体: D-XXXX-JP-3、D-XXXX-JP-4
方法: D-XXXX-JP-3とD-XXXX-JP-4にビデオカメラを持たせ、D-XXXX-JP-3がSCP-XXXX-JPの復路に達した時点でD-XXXX-JP-4をSCP-XXXX-JPに潜入させる。
D-XXXX-JP-3のSCP-XXXX-JP-1の文字: 「右耳の聴力」「怒りの感情」「右手の小指の骨」「体重5キロ」「寿命2年」「左足の親指の爪」「上着」「右目の視力」「額のほくろ」「寝癖」
D-XXXX-JP-4のSCP-XXXX-JP-1の文字: 「右足の踝」「顎髭」「精巣」「D-XXXX-JP-4の漢字判読能力」「左耳」「右目の視力」「██ ██3」「嗅覚」「右の腎臓」「左足の靴」
結果: D-XXXX-JP-3とD-XXXX-JP-4のSCP-XXXX-JP-1上の文字に差異があった。この事からD-XXXX-JP-3の潜入したSCP-XXXX-JPとD-XXXX-JP-4の潜入したSCP-XXXX-JPは別空間の可能性がある。

実験記録XXXX-JP-4
被験体: D-XXXX-JP-5、D-XXXX-JP-6
方法: D-XXXX-JP-5とD-XXXX-JP-6にビデオカメラを持たせ、D-XXXX-JP-5とD-XXXX-JP-6を同時にSCP-XXXX-JPに潜入させる。
D-XXXX-JP-5及びD-XXXX-JP-6のSCP-XXXX-JP-1の文字: 「肌着」「右耳の聴力」「食欲」「右目の睫毛」「上着」「右足の小指」「心臓」
結果: D-XXXX-JP-5とD-XXXX-JP-6のSCP-XXXX-JP-1上の文字は同一であり、両者は同一の空間に存在していた。「心臓」の扉を通過後、両者は同時に死亡。

実験記録XXXX-JP-5
被験体: D-XXXX-JP-7、D-XXXX-JP-8
方法: D-XXXX-JP-7にビデオカメラを持たせ、D-XXXX-JP-7がSCP-XXXX-JP-1を5個開けた時点でD-XXXX-JP-8を潜入させる。
D-XXXX-JP-7のSCP-XXXX-JP-1の文字: 「右耳の聴力」「髪」「右手の小指」「痛み」「奥歯」(以下不要な為省略)
D-XXXX-JP-8のSCP-XXXX-JP-1の文字: 「年齢4」「嗅覚」「幼少期の記憶」「ズボン」「上着」(以下不要な為省略)
結果: D-XXXX-JP-7とD-XXXX-JP-8は部屋で合流した。その後D-XXXX-JP-7とD-XXXX-JP-8は別々のタイミングで帰還した。5

調査記録XXXX-JP: 2019/11/██、実験中にSCP-XXXX-JP内の往路と復路の合流点の部屋にてビデオカメラが切断され、3日間D-XXXX-JP-9が帰還しなかった事からSCP-XXXX-JP内でD-XXXX-JP-9が行方不明と判断されました。6その際D-XXXX-JP-9の恋人であり共犯者であったD-XXXX-JP-10が自ら捜索を志願しました。以下はD-XXXX-JP-10が所持したビデオカメラとマイクによる調査記録です。

日時: 2019/11/██ 15:00開始

調査人物: D-XXXX-JP-10、██博士

目的: D-XXXX-JP-9の捜索。


<録音開始>

██博士: では入ってください。

D-XXXX-JP-10: ここに入ればいいのね。

(D-XXXX-JP-10がSCP-XXXX-JP内に入る。)

D-XXXX-JP-10: これが噂の。扉に「右足の靴」と書かれてるわ。

██博士: 進んでください。

(D-XXXX-JP-10が扉を開ける。)

D-XXXX-JP-10: 確かに靴が無くなったわね。んで、これをあと4回繰り返せばあの人に会えるんでしょうね?

██博士: はい、あくまで憶測ですが。

D-XXXX-JP-10: あら、そう。まぁ私は██7に会えればどうでもいい。とにかく進むだけ。

(D-XXXX-JP-10が扉を開ける。)

D-XXXX-JP-10: 痛っ、右手の小指の爪が。

██博士: 大丈夫ですか。

D-XXXX-JP-10: うん、全然平気よ。ただ文字をよく見てなかっただけ。

██博士: では次の扉を開けてください。

D-XXXX-JP-10: 分かってる。これくらい、別に何ともないわ。

(D-XXXX-JP-10が扉を開ける。)

D-XXXX-JP-10: (3秒間の沈黙)あれ?特に何も起こらなかったみたいだけど。

██博士: 前の扉に何が書かれていたか思い出せますか?

D-XXXX-JP-10: それがよく思い出せないのよ。なんというか曖昧というか、って博士、この扉に書かれている事ってなんて読むの?「の」ってあるのは分かるけどそれ以外が分からない。

██博士: 「右目の視力」ですね。

D-XXXX-JP-10: (5秒間の沈黙)分かったわ。進むわね。

(D-XXXX-JP-10が扉を開ける。)

D-XXXX-JP-10: 右目が見えない。でもあと1つなのよ。あと1つで、あの人に会えるかもしれないのに、ここで諦めちゃだめよ、私。

██博士: D-XXXX-JP-10、誠に残念なんですが

D-XXXX-JP-10: うるさい。私にこの字は読めないけど、私はこの扉を開けさえすればいいのよ。これで死ねばそれでも良いわ。だから黙ってて。

██博士: あ、ちょっと待ってくださ

(マイクが切断される。)

D-XXXX-JP-10: さぁ、行くわ。待っててね、██。

(D-XXXX-JP-10が扉を開ける。)

D-XXXX-JP-10: あ。

(部屋にはD-XXXX-JP-9の姿がある。)

(D-XXXX-JP-9は無言で口を開けて立ち上がりD-XXXX-JP-10の傍に寄る。)

D-XXXX-JP-10: ちょっと待って、あなた一体誰なのよ。いきなり近づいてきて馴れ馴れしいわね。というか、私なんでこんな所いるんだっけ?忘れてしまったわ。

<録音終了>


結果: D-XXXX-JP-10は「恋人の記憶」と書かれたSCP-XXXX-JP-1を通過後D-XXXX-JP-9と遭遇。この調査後D-XXXX-JP-11がD-XXXX-JP-9及びD-XXXX-JP-10を回収。3人の復路の最初のSCP-XXXX-JP-1の文字はD-XXXX-JP-10の5個目のSCP-XXXX-JP-1と同一の「恋人の記憶」であった。また、D-XXXX-JP-9は「声」と書かれたSCP-XXXX-JP-1を通過していた事が後のD-XXXX-JP-9のビデオカメラ解析にて判明した。


画像
https://pixabay.com/ja/photos/%E5%BB%BA%E7%89%A9-%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9-%E5%8F%8D%E5%B0%84-%E8%A6%96%E7%82%B9-%E7%A9%BA-984195/


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