このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPが発生した場合、被害者が帰還した場合被害者にクラスA記憶処理を施し、行方不明になった場合カバーストーリー「自殺」を流布してください。
説明: SCP-XXXX-JPは嘗て「ペット」と称される動物を飼っていた人物1の前にランダムで発生する異常空間です。SCP-XXXX-JPを通過すると別世界に移動しますが、SCP-XXXX-JP内に入った場合、数時間後に帰還できる事もあれば、帰還出来ず行方不明になってしまう事もあります。また、現在現実世界とSCP-XXXX-JP内の間では通話が可能である事が分かっています。SCP-XXXX-JP内の様子についてはインタビュー記録XXXX-JPを参照してください。
SCP-XXXX-JP通過実験例
ペット | 通過人数 | 帰還人数 |
---|---|---|
犬 | 100人 | 85人 |
猫 | 50人 | 42人 |
昆虫 | 25人 | 12人 |
以下はSCP-XXXX-JPを通過後約5時間で帰還したD-32362へ行われたインタビュー記録です。D-32362は過去に犬を飼っていた経験を持っています。
インタビュー記録XXXX-JP
日付: 2019/10/██
対象: D-32362
インタビュアー: ██博士
<録音開始>
██博士: では、SCP-XXXX-JPの内部について教えてください。
D-32362: ちょっと待て、俺があの中に入ってから何年経ったか?
██博士: 何年?そんなにかかってませんよ。せいぜい5時間くらいです。
D-32362: 5時間だと!?15年は絶対経ってたぞ!
██博士: 15年ですか?あの中じゃ時間の進みが違うって事ですか?
D-32362: という事になるな。んで、こっからが本題だな。まずあの中に入った俺はペットショップにいた。
██博士: それでペットショップで働いたんですか?
D-32362: そっちじゃねえ。犬の方だ。俺はあの中に入った途端、ペットショップで売られていた。そして俺は、犬の見た目をしていた。
██博士: つまり、犬になったって事ですか?
D-32362: ああ、そうだ。んで、暫くしたら俺を買いに来た奴がいた。俺はそいつに買われて家に連れていかれた。
██博士: 飼われたって事ですか?
D-32362: そういう事だ。でも驚くのはそこじゃねえ。俺は飼い主の顔に見覚えがあったんだ。
██博士: 見覚えというと?
D-32362: それは俺の顔だった。家族も皆、俺の家族そのままだった。俺達が犬を飼っていた頃のな。
██博士: 自分に飼われた…って言うのは変な話ですね。
D-32362: だろ?そんでそいつらに暫く飼われていた。餌も玩具もあった。餌はドックフードとかじゃない。普通に人間が食うような米や野菜や肉とかだ。玩具も俺が好きだったPS4とそのゲームソフト数本だった。とにかくそいつらは犬を飼うと言うより、人間を飼うような扱いをしてきた。
██博士: 犬の見た目の人間を飼っていた、という事ですか?
D-32362: それはどうか分からねえが、暫く経ったある日、俺は寿命で死んだんだ。それと同時に俺はこの世界に戻って来た。
██博士: 分かりました。今日はありがとうございました。
D-32362: あ、その間の話でもしてやろうか?俺には高校生の姉ちゃんがいたんだけど、その時の姉ちゃんと一緒に風呂入ったんだぜ?いやー、もう最高だったよ。それに姉ちゃんのおっぱ
██博士: それ以上は結構です。
D-32362: ちぇ。<録音終了>
以下はSCP-XXXX-JP内にビデオカメラを所持したD-5246を通過させた際の通信記録です。D-5246は過去に猫を飼っていた経験を持っています。
通信記録XXXX-JP
日付: 2019/11/██
対象: D-5246
インタビュアー: ██博士
<録音開始>
D-5246: じゃあ、入るぞ。
██博士: 分かりました。
(D-5246がSCP-XXXX-JP内に入る。途端ビデオカメラの映像が途切れる。)
██博士: やっぱりダメか…。
D-5246: あれ?こっちからは博士の声が聞こえるぞ?
██博士: あ、こっちからも聞こえます!って事は、通話は出来るみたいです!
D-5246: そうだな。
██博士: じゃあそっちの状況を教えてください。
D-5246: って言われても、実は俺、猫になっててさ、ビデオカメラ持ってないんだよ。だから今地面に置いてる。
██博士: 想定の範囲内です。ところで、雨音が聞こえている気がするのですが、雨が降っているのですか?
D-5246: ああ、雨だ。しかもかなり土砂降りだ。このままじゃ、カメラがいつまで持つか分からねえ。
██博士: 今何処にいますか?
D-5246: 今はな、空き地にいる。何故か俺はダンボールの中に居るんだ。
██博士: ダンボールですか?捨て猫みたいですね。
D-5246: 捨て猫ねぇ…。
不明な女性の声: あれ?猫ちゃんじゃん!こんなところに置いていかれて可哀想…。
██博士: D-5246?
D-5246: なんだよお前!
不明な女性の声: ちょっと待ってて!(足音)
D-5246: …何だったんだ?
██博士: 分かりません…。
(3分52秒後に再度足音)
不明な女性の声: 飼っていいだって!ほーら、もう大丈夫ですからね!
D-5246: 離せって!…ってお前は!
██博士: D-5246、返事をしてください。
不明な女性の声: あれ?ビデオカメラ?何でこんなところに…あ、電源付けっぱなしじゃん!切っとこ!
<通信切断>
約8時間後にD-5246が帰還しました。帰還後、女性の声の主について尋ねたところ、中学3年生の頃のD-5246の姉であった事が判明しました。また、D-5246はSCP-XXXX-JPの中で約25年間を過ごしていた事が分かりました。
- portal:6020557 ( 20 Jan 2020 05:31 )

記事としてのまとまりは良い感じで
文章のミスとかも少ないように思えますが、
(下の具体的指摘にも書きますが)ネタバラシが早々に来るのもあって
怖さ・切なさ・面白さが私にはあんまり伝わってこなかったですね…
そもそも要注意団体はこんな不動の空間を異常オブジェクトにして
どんなターゲットにお説教をしたかったんでしょう…?
陳腐な案ではありますが、ペットを責任持って飼えなかった人物に向かって
自分から動いて異空間に引きずり込むモンスターの方が
要注意団体のやりたい事的には合っていそうな気がしますが…
あまり良い感じの改善案を出せないですみません。
Discordのチャットも利用していただくと、フォーラムよりも
多くのアクティブな返事が期待できるかと思います。
(物語の面白さを追求したいなら、下書き批評よりもブレストをお願いすると
良いかもしれません)
批評ありがとうございます。
もう批評来ないと思ってたので嬉しいです!
細かい指摘点に関しては明日修正致します。
ネタばらしを遅らせるような記事の構成を考えなてみます。
(;-ω-)ウーン…一応要注意団体が作ったのですが…その案も考えてみます。
それと約10日越しの1レス目がこんなノリで作ったゴミ作ですいません…。
>それと約10日越しの1レス目がこんなノリで作ったゴミ作ですいません…。
いえあの、そんな卑下なさらないでください。
寧ろ意図の伝わりにくい書き方でこちらこそすみません。
「10日ぶりに(私が)フォーラムにレスするぜ!」ではなく、
「10日間くらい0レスで止まってる下書きにレスしたった」的な意味です。
(このフォーラムでの批評は昨日もしています…が、まさか10日遡っても
まだレス0の下書きがあったとは…って感じです。てか多分もっと遡ってもあるんだろうな…
まあ今の時期はルーキーコンテストの下書き批評で皆忙しいんでしょうね…)
ありがとうございます!
すいません、間違って把握してました…。
実はまだあります()
返信早くてビビりました。
改稿しました。引き続き批評お願いします。
拝読しましたので、僭越ながら批評させていただきます。
全体として平易で読みやすい印象を受けましたが、気になる点が数点ありました。
Keterであるこのオブジェクトに対して、接触した人物に記憶処理をするというだけでは「収容」には程遠いと感じました。財団らしくない後手後手感と曖昧さがユニークさを削いでいると思います。
オブジェクトは異空間へのポータルなので、発生地点を予測したりとかはできないのかもしれませんが、オブジェクト発生直後の初動を明確に規定しておくことは重要だと思います。また、そうすることでこのオブジェクトの特性をユニークに描けると思います。
死体が発見されないのであれば、「自殺」として処理するより「失踪」として処理したほうが手間が少ないように思いますが、どうでしょうか?
ビデオカメラと言われると、私は基本的に録画用で片方向にだけ通信する物を思い浮かべます。この場合の端末はビデオ通話でしょうか。私は「モニタリング用映像端末」等と言われると(いくぶん曖昧ではありますが)すっと理解できる気がしますが、このへんは語感の問題だと思うので適切なものを選択すべきだと思います、とだけ。
無許可でアクセスできてしまうのでしょうか? できないのであれば、クリアランスレベルをはく奪する必要はないと思いますし、できるのであれば、セキュリティシステム上の問題が指摘されるべきだと思います。
この段落は情報が錯綜していて読みづらい印象を受けます。
この場合1がほかの内容とのつながりが薄く、時系列的にもずれているので、1の内容だけ分けて1段落にし、また情報の提示のやり方を整理した方がよいかと思います(このままだと、悪い意味で口語的な印象を受けます)。
また「D-1250の身体には通信機が付けられています」と書かずとも、音声記録が存在している状態で何らかの記録媒体か通信端末をD-1250が所持していたことはあきらかですので、指摘する必要はないように思います。
また、異空間内をくまなく探した結果見つからなかったのではなく、単に戻らなかったということなら、「現在消息不明です」という表現になるかと思います。
読みやすくわかりやすいですが、全体としてディテールとリアリティが足りず個人的にはあまり迫力を感じませんでした。
インタビューや音声記録に登場する人たちの話し言葉がやや陳腐に思えるのも個人的には気になりました。
GoIによる作り物だから、という理由であえてそうしているのかもしれませんが、そうであるならほかのインタビューや音声記録など第一次情報以外の部分には厚みを持たせるなど、工夫が必要だと思いました。