舞雪がいた場所とこれから。

走って

走って

走って

ひたすら走った。人々が洗脳されたかのように結果だけを信じる世界から逃げるために。父は今何をしているのだろうか。多分私にこの封筒が託されたということは亡くなったのだろうか。そんなことを考えていると光が見えてきた。

そして、私は光に飛び込み意識を失った。


私のいた世界は普通だった。

普通のはずだった。

私が小学校の頃、辞書を使う授業があった。その時、私は辞書を持っていなかった。父にねだったが買ってもらえず、恥をかいた。父なんて嫌いだと思った時、誰かが叫び出した。

「結果だけだ」と。

すぐに父が駆けつけ、そこからはよく覚えていない。でも、確実にその時から世界は終焉に向かって走り出していた。

中学、高校、大学でも辞書は買って貰えなかったし、叫ぶ回数も多くなっていった。でも、その時いつも父が駆けつけたことは覚えてる。

社会人になって、私はブラック企業に勤めていた。そこではひたすら精神がやられた。命を絶つことも考えた。
そしてある日のことだった。父から封筒と手紙が届いた。父は何を仕事にしているかわからなかった。教えてもくれず、一緒にいる時間も少なかった。そんな父からの手紙だった。

舞雪へ

父さんだ。突然だが、もうこの世界は終わってしまう。突然過ぎるよな。すまない。父さんのせいなのだ。世界が終わってしまう理由は封筒にある。しかし、お前が逃げることができて、安心できる場所を見つけたらそれを見ろ。そして、安心できる場所を提供した人にそれを渡せ。

最後に。結果だけが全てではない。過程も大事なのだ。愛してたよ。我が娘

お前の父より。

そして、暴動が起こり、世界の終焉が始まった。


そこからは逃げた。ひたすら。自分以外全て敵だと何故か感じ、全速力で走った。そうすると全てが消え、私だけ暗い空間へと飛ばされ、一人になった。そこからはやっぱり走った。暗い空間から出るために。そして光が見えた。

気付くと私は無機質な部屋でインタビューされていた。相手の名前は猫島らしい。インタビューにはちゃんと答えた。自分のいた場所、年齢、どうやってここに来たのかということ。そして、封筒のこと。どうやら封筒には彼女らの存在について書かれているらしい。だが、私はその存在について知らない。だが、私の父はどうなのだろう。その存在を知っていて、私をこの人々に会わせるために封筒を託したのではないだろうか。様々な憶測が頭を駆け巡る。そして答えを導く。

「もしや、あなた方は私の父のことを知ってるのでは?」

そう言うと猫島博士と呼ばれている女性は驚いていた。ビンゴだ。というか分かりやすすぎる。

「私の父は元々この世界に居たが、何らかの影響で私の生まれた世界に転送され、私が生まれた。そして今の状況ですよね。」

猫島は小さく

「はい」

と答えた。


そうすると私はこの世界で何をすればよいのか。

インタビューが終了し、考える。

私は父のことを知りたい。

だから私は動く。この財団と呼ばれる場所の職員になるために。

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