きのたけ戦争、開戦。

このページの批評は終了しました。

rating: 0+x
blank.png

「君はきのこ、たけのこどちらが好きかね?勿論、私はたけのこ派だがね。」

曆研究員に尋ねられる。

「きのこ。」

猫島博士はただ一言、そう答えた。


数日後、けたたましく警報が鳴る。

「始まってしまったか。」

ため息をつき、師走研究員は言う。

「きのたけ戦争……あほらし。」

既にサイト-81██はきのこ派に、サイト-81██はたけのこ派によって占領された。このままでは日本支部は2つに分かれてしまう。それだけは止めなくてはならない。ただ、幸いな事に第3勢力が有る。「すぎのこ1等」つまり、「その他」だ。今の所、全ての勢力の差はほぼ無い。だが、懸念も存在する。裏切り者だ。今はこの事態を止めなくては。

サイト-81██とサイト-81██の間では、猫島博士率いる、きのこ派と曆研究員率いる、たけのこ派による罵倒の嵐だった。

「たけのこは指にチョコが付いて汚れるだろ!?」

「うるせぇ!この████!」

「そんなこと言うお前はきのこの頼りない胞子のように風にふかれ塵となり消えてしまえ」

「は?貴様の頭はたけのこか?豪勢に見えても皮が剥ければスカスカだ!しかも、きのこは立てないし、やっぱり████だな」

「湿気でべとべとになる癖によく言えるわ」

腹が痛い。自分の上司と同僚が騒動を起こした原因で、しかも罵詈雑言を言っているのだ。大勢の前で。恥ずかしい。


一方、日本支部理事達は

「今、日本支部内ではきのたけ戦争が起きている。これを終わらすにはたけのこ派の勝利が必要だ。たけのこはサクサクで旨いからな。」

と獅子が言い、千鳥と鵺が賛同する。しかし、鳳林、稲妻、若山は、

「たけのこは旨いけど、きのこの方が優秀なのでは?手にチョコが付かず、手を洗う手間が省けるきのこが勝利した方がいいのでは?」

「たけのこだ!」

「いいや、きのこだ!」

そんな時、升が口を開く。

「何を言っている!すぎのこに決まってるだろ!?」
 
 
廃村になった奴は黙ってろ!
 
 
すぎのこ派日本支部理事- 升、撃沈。


場面は戻り、サイト-81██とサイト-81██の間。まだ罵倒の嵐が続く。

「たけのこ派さんよぉ、そっちが手を出してきたら復讐できるだぜ。何せまだハンムラビ法典使ってるからなぁ。」

「ハンムラビ法典?いくら何でも古すぎませんか?」

keterクラスでも良いから収容違反起きて、この騒動収まって欲しい。脱走はよ。そんな時だった。

「サイト-81██でSCP-████-JPの収容違反発生!職員は避難してください!」

たけのこ派が口を開く。

「邪魔が入ったか。ならば…」

「そうだな。」

「keterクラスでも関係無い!潰せ!」

そう言い、きのこ派とたけのこ派はサイト-81██に向かうのだった。部隊じゃないから無理だと思うが。

サイト-81██は(ある意味)地獄だった。

「たけのこ闘技!たけのこ突きッ2!」

「きのこ秘術!きのこ拳ッ3!」

相手はketerクラス。なのに、たけのこ突きの戦車を貫通させる突きと、きのこ拳の家すらも木っ端微塵にする一撃でSCP-████-JPの体がボロボロになっていく。しかも戦闘経験が無い者によって。

「SCP-████-JPが移動しました!」

「追うぞ!たけのこ闘技!たけのこ突進ッ4

「きのこ秘術!きのこ跳躍ッ5!」

SCP-████-JPは移動しているのではなく、自ら収容室へ戻っているのだ。攻撃しないであげて。やめて!相手のHPはもう0よ!


収容違反発生から1分もしないうちに全て終わった。だが、きのたけ戦争はまだまだ続く。殴りあいになってしまった。互角だしばらくしてから、

「埒が明かないな。」

たけのこ派が言う。続けて、きのこ派が

「そうだな。」

と言い、二者の声が重なる。

「最終兵器を使うしかない!」

やめてくれ。これ以上胃に穴を増やしたくない。

「最終兵器は……」

「たけのこ処理6だ!」
「きのこ処理7だ!」

灰汁とかの処理かよ。でも、発動したらまずい。お菓子の里や山の消失だけでは済まされないかもしれない。。もしかしたら、食材としての「きのこ」と「たけのこ」の概念も消えてしまう。そんなことを考えていたが、2つだけ気になったので、質問する。

「質問いいか?」

「いいぞ。」

「いいよー。」

「どこであんな技練習した?」

「こいつらを潰すために、仕事の間とか、深夜とかに。実戦は今日が初めてだったけど。」

「2つ目。どうやって最終兵器を完成させた?」

「それも仕事の間とか、深夜に。」

「ちょっと記憶処理剤をね……。」

ふざけてる。あまりにも。しかも、貴重な記憶処理剤を使うとは。お菓子は好きなものを食べれば良いのに。流石に堪忍袋の尾が切れそうだ。

「きのこ!」

「たけのこだ!」

「お前はどっちだ師走!」

「うるせぇぇ!きのたけ戦争なんてアホらしい!すぎのこに統一しろよ!あと、1週間きのこ、たけのこ禁止!」

一息入れ、

「好きな方のお菓子を食べれば良いじゃないか。自分の好みを他人に押し付けるな!もし、食べて欲しいんだったら相手のお菓子も食ってからにしろ!」

「すみませんでした!」

きのこ派と、たけのこ派がお互いにお菓子を交換する。

「たけのこも旨いな。」

「それだけかよ。でも、きのこも旨い。」

そして、拍手が起こり実感する。終わったきのたけ戦争が。一旦。そう。一旦なのだ。

sb3infoのincludeに|tag=引数を設定すると、予定しているタグを表示できます。


ページ情報

執筆者: Simazucha _yayoi
文字数: 3073
リビジョン数: 31
批評コメント: 7

最終更新: 17 May 2020 15:01
最終コメント: 01 May 2020 13:34 by Simazucha _yayoi

    • _


    コメント投稿フォームへ

    Add a New Comment

    批評コメントTopへ

ERROR

The Simazucha _yayoi's portal does not exist.


エラー: Simazucha _yayoiのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:5997051 ( 04 Jan 2020 23:45 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License