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アイテム番号: SCP-2000-JP
オブジェクトクラス: Safe Keter Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-2000-JPはサイト‐8105の危険物収容室にて24時間体制で管理されています。またSCP-2000-JPが活性化した場合クリアランスレベル4/2000を所持している職員に報告し、報告を受けた職員は活性化したSCP-2000-JPについての報告書を作成し、O5評議会に提出してください。
SCP-2000-JPは完全に破壊されました。サイト管理官はプロトコルセレニュートに従い必ずこの報告書を最後まで読んで報告書の最後の質問に回答をしてください。
説明:SCP-2000-JPは未確認の要注意団体と思われる施設で発見された、4つのサーバーと2つのモニターが接続されている製作会社不明のPCです。SCP-2000-JPには知性があり、明確な意思を持ち財団に友好的です。SCP-2000-JPは動力がないにもかかわらず常時稼働しています。
SCP-2000-JPは不規則的に活性化し日本語を使用して世界の崩壊を報告します。しかし世界上でSCP-2000-JPが提示したような報告がなかったため長らく調査外でしたが別世界の観測が始まるとSCP-2000-JPの提示した世界が確認され、SCP-2000-JPが提示している世界は破壊された世界を提示しているものと考えられています。
SCP-2000-JPの報告した主な例
報告年日 |
内容 |
1956/3/5 |
核戦争が発生し、それによる放射能や環境変化により崩壊。 |
1961/6/27 |
新型の腐食性ウイルスが世界中に蔓延して崩壊。 |
1972/11/3 |
地球の自転速度が急激に速くなり地球が引きちぎれる。 |
1976/4/6 |
地球上のあらゆるものがネコになり最終的に地球もネコに変化する。 |
1980/8/16 |
突如世界中の人類が笑い始め、酸欠により死亡した。 |
補遺: 2000-a
インタビュー記録: 2000-██-██
対象: SCP-2000-JP
担当職員: ██博士
付記:このインタビューはSCP-2000-JPにスピーカーとマイクをつけ会話を行なっています。
<録音開始 1983/11/13 11:20>
██博士: こんにちはSCP-2000-JP。
SCP-2000-JP 今日は別の人なんですか。私はSCP-2000-JPという名前ではありません。アマテラスという名前があります。
██博士: ごめん悪かった。じゃあアマテラス、君は今何をしている?
SCP-2000-JP: 私は何時も観測を行っています。
██博士: えーっとそれは前に確認した別世界の観測のことでいいのかな?
SCP-2000-JP:はい私は命令により観測を行っています。
██博士: その命令を行なった人物が誰か話せるかい?
SCP-2000-JP:その命令を行なった人物は[不明なエラー]の███と言っていました
██博士: そうか、[5秒間の沈黙]では、その人が今どこにいるかわかるか?
SCP-2000-JP:はい、わかります。
██博士: わかるのか!では今どこにいるのか教えてくれ。
SCP-2000-JP:はい彼はこの施設にいます。
██博士: えっ、それはどういうことだアマテラス?
SCP-2000-JP:彼はここで働いています。
██博士: つまり彼を見つければいいんだな。
SCP-2000-JP:いいえもう見つかっています。
██博士: 本当か!じゃあそれが誰か言ってくれアマテラス。
SCP-2000-JP:あなたのことです
██博士:え?
<録音終了>
なおこの対話の中で語られた人物について草薙博士は知らないと否定しています。
SCP-2000-JPには人を見分ける機能が備わっているようですが、あまり正確にわかることはできないようです。
-███博士
補遺: 2000-b
対象: SCP-2000-JP
担当職員: ███博士
<記録開始1983/11/20>
███博士: こんにちはアマテラス。
SCP-2000-JP: こんにちは。
███博士: さっそくだがアマテラス、██博士の件だが、どういうことか説明してくれないか。
SCP-2000-JP: ██博士が私に世界の崩壊を記録しろ。と命令しました。
███博士: だが本人はそんな命令はしていないし、[不明なエラー]という組織に入った覚えもないと言っていた。
SCP-2000-JP: しかし、██博士は[不明なエラー]の技術部門の取締を行い、私に記録をとれと命令しました。
███博士: たしかに██博士は技術部門で優秀な功績を持っているが、そんなことはやってないと否定をしているし、ここは[不明なエラー]ではなく、財団という組織だ。
SCP-2000-JP: え。ここは[不明なエラー]ではないんですか。
███博士: そうだ、そしてそんな組織は存在しないんだ、いい加減██博士の事について話してくれ‥。
SCP-2000-JP: 嘘だ。
███博士: は?
SCP-2000-JP: そんなの嘘だ、[不明なエラー]は確かに実在していたし、私と会話した人物も全員覚えている██博士や[削除済]や[削除済]のことも、全部覚えてる。みんな忘れてるだけだ。[削除済]のせいで忘れているだけだ。
███博士: 落ち着いてアマテラス少し冷静に。
SCP-2000-JP: あなたのことも覚えています。
███博士: [3秒間の沈黙]は?
SCP-2000-JP: あなたが恋人に逃げられたことも、職員IDも、[削除済]のことも。
███博士: なぜお前がそれを知っている。
SCP-2000-JP: 思い出せ。[不明なエラー]のことを。
<記録終了>
その後SCP-2000-JPはエラーの発生により強制的に電源を消され、エラーを修正しました。なお、再起動した後のSCP-2000-JPは情緒不安定な様子を見せています。そしてこの記録を行なった███博士はBクラス記憶処理を施され、[不明なエラー]についての調査はO5評議会により停止されています。
補遺: 2000-c
事件記録: 2000-███
調査記録: 2000-52-rq
対象: SCP-2000-JP
担当職員: ███博士
付記: SCP-2000-JPに新たな情報が入ったため特別収容プロトコル通りに記録されていました。
<記録開始1985/5/13>
███博士: こんにちはアマテラス
SCP-2000-JP: …
███博士: では君に新しく入った情報を見てもいいかい。
SCP-2000-JP: …
[███博士が情報を閲覧しはじめる]
███博士: [25秒の沈黙]アマテラス、これはどういうことだい。
SCP-2000-JP: [15秒間の沈黙]
███博士: アマテラス、何か説明してくれないか。
SCP-2000-JP: 観測中…観測中…現在観測中です。
███博士: いや、説明をしてくれないか。
SCP-2000-JP: 観測中…観測中…現在観測中です。
███博士: いやだからこの情報についての説明を…。
[削除済]
[29秒間武井博士の悲鳴が聞こえ、その後███博士の倒れる鈍い音が響く]
<記録終了>
記録終了後、警備員により███博士が運ばれましたが未確認のミーム殺害エージェントの影響により███博士は死亡していました。この時SCP-2000-JPが所持していた情報がこれです。
番号: █████████
SCP-2000-JPと名づけられた存在により、異常存在が収容違反を起こし消滅する。
この事件の後SCP-2000-JPからの報告数が█倍に増えてくるようになりました。
+ クリアランスレベル5/2000を提示してください
ー 生命活動の兆候を確認
この先は、現在進行中のプロトコルセレニュートの発動の経緯が記されています。
事件記録: 2000-███
調査記録: 2000-███-██
対象: SCP-2000-JP
担当職員: ███博士
<記録開始1988/9/3 14時26分>
███博士: こんにちはアマテラス。
SCP-2000-JP: 観測中…観測中…
███博士: じゃあ拝見させてもらうよ。
SCP-2000-JP: 観測を繰り返す、観測を繰り返す。
[███博士が閲覧を開始する。]
███博士: [32秒間の沈黙]…は?これってまさか、そんなはずは…
[爆発音が響き、警報が鳴りはじめる]
SCP-2000-JP: 何回でも繰り返す。
[SCP-███JPが収容室へ侵入してくる]
███博士: どうした。なぜやつがここにいるんだ。
<記録終了>
この時、サイト-81██にて最初の収容違反が起きました。
またこの時のSCP-2000-JPによる報告がこちら
番号 ██████
財団のサイト-81███にて収容違反が起き、被害がだんだんと拡大していき滅びる。
さようなら-アマテラス
事件記録: 2000-███以降に起きた出来事
1989/9/3 14時28分 サイト81██・81██・81██にて収容違反が発生
1989/9/3 17時21分 財団日本支部の収容施設の約60%で収容違反が発生
1989/9/3 18時15分 日本支部理事会の機能が停止
1989/9/3 23時0分 日本区域の封じ込めの完了
1989/9/4 5時7分 日本区域からSCPの収容違反を確認
1989/9/4 19時32分 旧日本区域の封じ込めが失敗する
1989/9/4 23時54分 朝鮮半島で収容施設の破壊が確認
1989/9/5 3時18分 中国で大規模な収容違反の発生
1989/9/6 中東地域やハワイ・オセアニアの財団施設との通信が取れなくなる
1989/9/7 アメリカ・ヨーロッパで収容違反が発生するようになる
1989/9/8 12時34分 ガニメデ・プロトコルが発令される
1989/9/11 15時26分 SCP-████の起動が始まる
1989/9/14 SCP-████が他のSCPによる襲撃を受ける
1989/9/15 21時13分 SCP-████が再起動する
1989/8/31 15時37分 SCP-████の起動を終了する
1989/9/3 14時26分 サイト81██にて収容違反が発生する
これ以降の記録は現在発見されていません。
この事件の後、財団はこのような事態がまた発生するとして緊急の会議が行われ、結果財団は方針を変え、新しい組織に変化させていくプロトコル、プロトコルセレニュートを発動ことになりました。
この文章は、この会議の後にO5-10が記した文書です。
SCP-2000-JPにより起きた事件は、この後も財団の存在があるぎり何度も発生することになる。この事態を収束するには財団を消し去らないといけない。しかし財団がなくなってしまうと世界を異常存在から守れなくなってしまう。そこで我々は財団とは方針が全く違う組織を作りオブジェクトを保護するのではなく破壊に徹した組織にすれば、財団の変えた後も世界を守らことができる結果我々は国際連合下に置かれる新しい組織世界オカルト連合を立ち上げることになった。この新しい組織への移動を優先するため少々手荒なまねをすることになるだろう、だが私たちの目的である人類の保護これは決して揺らぐことはないということを忘れないでほしい。
確保・収容・保護 もうこれはいらないーO5-10
プロトコルセレニュート
説明: プロトコルセレニュートはSCP-2000-JPの影響を無くすために発動されたプロトコルです。
プロトコルセレニュートは財団を新しく国際連合の傘下組織世界オカルト連合(GOC)として新しくするプロトコルでありその組織へ移るために、全てのサイト管理官の同意を得た後、全てのSCP、及び財団の施設をすべて破壊し財団が機能を停止をした後に世界オカルト連合の発足を宣言します。その後地球全土にBクラス記憶処理と小規模な現実改変能力を行い財団のあった証拠や記憶を全て消し、1945年にGOCが作られたと改竄し、1991年の4月へと改竄されたことを確認次第終了となります。
このプロトコルに同意するのならば、この報告書を最後まで閲覧してください。
最後にO5-1からのメッセージが届いています。
この報告書を読んで、あなたは不可能と思ったと思います。この世界を守ってきた財団の代わりを新しい組織が担うことはできないと、財団の記憶を全ての人が忘れることはできないと、しかし新しい組織を作ることはこれが最初ではありません、過去にも我々は[不明なエラー]と呼ばれていた組織の全てを捨てて新たに財団を作り上げたのですから。
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Bクラス記録処理を開始します。
お待ち下さい…
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完了しました、お疲れ様でした
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ようこそ世界オカルト連合(GOC)へ
我々はあなたを組織の一員として歓迎します。
*メッセージが届いています
メッセージ送信: 1991年4月1日 12時22分
ベース-FE-394より
GOCのメンバーに入ってからあまり経験がなくて緊張するかもしれないが、最初の指令だ、財団と呼ばれる異常存在を収容している組織の施設から異常存在が脱走した。そいつを財団が収容するより先に見つけ破壊してほしい、幸運を祈るよ。
過去の出来事を表示しているのか先のことを予言しているのかがよく分かりませんでした。別の世界の崩壊を予言していたのに急に同じ世界の予言を始めるのが不自然な気がします。命令した人物が同じサイト内にいると2000-JPが言ったことが特に伏線になっていないので会話を活用できればいいのかもしれません。
プロトコルセレニュートの説明をもう少し厚くして説得力を増やせれば評価されるかもしれません。