SCP-XXXX-JP-B-アルベルト・アインシュタイン
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-Bが発見された場合、速やかに財団によってサイト-8141の人型生物収容室に収容されます。SCP-XXXX-JP-Bの健康を損なわない為に、1日に最低でも1時間は運動をさせて下さい。食事は一般人と同様のものを3食用意してください。財団職員はSCP-2000-JP-Bに、収容以前に行なっていた仕事を決してさせてはなりません。
SCP-XXXX-JP-Bは未知のウィルス、SCP-XXXX-JP-Aに感染した感染者です。ウィルスの感染経路が不明であることから、SCP-XXXX-JP-Bの発生が確認され次第、財団職員は直ぐに事前に知らされた対処法、No.1キュアー・プロトコルによって対応します。
SCP-XXXX-JP-Aは未知の毒素を有したウィルスです。SCP-XXXX-JP-Aを無力化する方法はまだ存在しません。SCP-XXXX-JP-Aのさらなる研究が██博士、生物研究チームによって予定されています。
SCP-XXXX-JP-Bかどうか、判断する方法がまだ存在しない/極めて困難なため、判断する必要はありません。対象に服用させることが困難な場合、財団職員は、XXXX-JP担当エージェントに迅速に連絡します。
XXXX-JP担当エージェントは速やかに現地へ赴き、SCP-XXXX-JP-Bであるかどうかを判断し、No.2キュアー・プロトコルに従って、対応します。感染経路が不明であるため、すべての財団職員は、可能な限りSCP-XXXX-JP-Bとの接触を避けて下さい。No.1キュアー・プロトコル、XXXX-JP担当エージェントによる二重の対応により、財団職員が収容する必要はありません。
説明: SCP-XXXX-JPは突発的に科学者に発生する異常な事柄とそれに付随した科学者の異常な行動を指します。これらの原因はウィルスによる感染症であることが財団の生物研究チームによって判明しています。このウィルスをSCP-XXXX-JP-Aに指定し、感染した人物をSCP-XXXX-JP-Bに指定します。
SCP-XXXX-JP-Aは科学者にしか感染しないことが確認されています。この原因について、まだ判明していません。SCP-XXXX-JP-Aは未知の毒素を有しています。この毒素に致死性はなく、SCP-XXXX-JP-Bの思考に影響を及ぼします。しかし、その影響の効果はごく僅かであり、はっきりと認識ができないようになっています。そのため、SCP-XXXX-JP-Bであるかどうかの判断は難しいです。その未知の毒素によって、SCP-XXXX-JP-Aに対応できる方法はまだ存在しません。
SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JP-Bに"人類の進化、発展"といった影響を与えます。影響を受けたSCP-XXXX-JP-Bは、人類の繁栄のために積極的に行動するようになります。
SCP-XXXX-JP-Bは人類が今までに発見したことのない新しい事象を発見します。発見された事象は、人類の進化、発展に貢献します。
アルフレッド・ノーベル、アルベルト・アインシュタイン、ガリレオ・ガリレイなど、近代の偉人とされる人物はほぼSCP-XXXX-JP-Aに感染したことが判明しています。また、ノーベル賞受賞者は例外なくSCP-XXXX-JP-Aに感染していることが確認されています。
インタビューログ: 以下はSCP-XXXX-JPが発見されるまでに行われたインタビューの一覧です。SCP-XXXX-JPに関するインタビューは非常に多岐にわたるため、ここではSCP-XXXX-JPの発見に特に貢献したインタビューを載せています。尚、それぞれのインタビューは財団にとって非常に重要な情報となるため、インタビューの対象者が虚偽の情報を言わないように、インタビューの前日に、飲料物に強力な自白剤を多少混ぜた物をインタビューの対象者に飲ませています。
インタビューログ-XXXX-JP-1
対象: ガリレオ・ガリレイ
インタビュアー: ディテクティブ・████
年代: 17世紀
概要: 17世期、組織は既に地動説を立証し、組織内では地動説が一般でした。当初、組織はカトリック教会の影響で人類は天動説が暫く主であると考えていました。しかし、当時の科学者の1人である、ニコラウス・コペルニクスが亡くなる直前に地動説に関しての本を出版しました。組織はニコラウス・コペルニクスが生前そのような活動を行っていたことは全く認知しておらず、これは組織にとっては異常事態でした。その後、ニコラウス・コペルニクスの地動説に賛同したガリレオ・ガリレイが、木星の衛星の観測や、太陽の黒点の観測、月が衛星である事の観測などの、地動説を裏付ける証拠を次々と発見しました。ガリレオ・ガリレイはカトリック教会に歯向かう形になるにもかかわらず、公に地動説を唱え、裁判においてカトリック教会から有罪判決を受けました。組織はガリレオ・ガリレイが行った一連の行動に興味を持ち、組織に所属しているディテクティブ・████をガリレオ・ガリレイの元に派遣しました。ディテクティブ・████は、ガリレオ・ガリレイに地動説を信じる一員だと称し、インタビューを行いました。 ガリレオ・ガリレイはカトリック教会から軟禁されたいたため、インタビューはガリレオ・ガリレイが軟禁された邸宅で行われています。
<記録開始>
ディテクティブ・████: インタビューを開始します。
ガリレオ・ガリレイ: よろしく頼む。
ディテクティブ・████: よろしくお願いします。早速ですが、貴方はどのようにして太陽の黒点、木星の衛星、月を観測しましたか。
ガリレオ・ガリレイ: 全て私が望遠鏡を覗いて観測したものだ。これらは全く嘘偽りもない。
ディテクティブ・████: 事前に誰かにそうであると教唆された覚えはありますか。
ガリレオ・ガリレイ: そんなものは断じてない。
ディテクティブ・████: なるほど・・・組織は今回の件にはまったくの無関係のようですね。ではーー
ガリレオ・ガリレイ: 組織とは何だ?
ディテクティブ・████: 何でもありません。失礼しました。では次の質問です。貴方は何故カトリック教会に歯向かってまで地動説を唱えたのですか。殺される可能性もあったはずです。
ガリレオ・ガリレイ: 地動説が正しいからだ。
(数秒後)
こうでもしなければ、人類は進めない。・・・そうだ、一つ、君に聞きたいことがある。
ディテクティブ・████: 何ですか?
ガリレオ・ガリレイ: 外の様子は、どうだ?地動説は、広まっているか?
ディテクティブ・████: 残念ですが、貴方が未だ囚われているように、地動説はまだ公ではありません。天動説が主流です。
ガリレオ・ガリレイ: そうか、ありがとう。あと、これは出来ればで良いんだが、この手紙をフィレンツェにいる私の家族に届けてくれないか?生憎、私は家に帰れないのだ。
ディテクティブ・████: ・・・すみませんが、それはできません。私は何でも屋ではありません。
ガリレオ・ガリレイ: ・・・そうだよな。すまない、インタビューを続けてくれ。
ディテクティブ・████: 貴方は名誉を損ないました。また、カトリック教会から異端者として扱われました。貴方はこの結果を望んでいましたか?
ガリレオ・ガリレイ: 望んでいるわけがない。私は・・・私は、カトリック教徒でありたかった。私は教会を裏切ったのだろうか。私には分からない。だが、言える事は1つだけだ。事実に忠誠であれ。君も地動説を唱えているのなら、教会の権力に屈するな。自分が正しいと信じろ。すまないが、そろそろ終了の時間だ。私から言える事は以上だ。
ディテクティブ・████: ありがとうございました。
ガリレオ・ガリレイ: E pur si muove
<記録終了>
終了報告: ガリレオ・ガリレイはインタビューの後、監視員と思われる人物に連行されていきました。
インタビューログ-XXXX-JP-71
対象: アルフテッド・ノーベル
インタビュアー: エージェント・████
年代: 19世紀
概要: ██世期、財団は既にダイナマイト、ゼリグナイトをSCP-██、SCP-███などの収容のための実験、研究を行った際に開発していました。人類がこれらを発見する兆候は全く見られませず、20世期に発明されるだろうと予想していましたが、19世期にアルフレッド・ノーベルがそれらを発見しました。それらはGH-クラス世界終焉シナリオを引き起こす可能性がありました。財団はアルフレッド・ノーベルに接触し、ダイナマイト開発までの経緯を説明するインタビューをするように、依頼する必要がありました。エージェント・████ はガリレオ・ガリレイに対するインタビューにおいて評価され、アルフレッド・ノーベルに対するインタビューのインタビュアーに任命されました。尚、このインタビューは、アルフレッド・ノーベルの会社で行われています。
<記録開始>
エージェント・████: インタビューを開始します。本日はよろしくお願いします。
アルフレッド・ノーベル: よろしく。で、聞きたものはなんだ?
エージェント・████: いくつかあります。まず一つ目の質問ですが、貴方はどのような経緯で、また、何故ダイナマイトを発明しましたか?
アルフレッド・ノーベル: そうだな・・・それを話すとなると、私の幼少期からになるが、良いか?
エージェント・████: 構いませんよ。
アルフレッド・ノーベル: 私は昔から工学、特に爆発物が大好きだった。
エージェント・████: ええ。
アルフレッド・ノーベル: それらは多分、父の影響だろうな。父は事業に失敗し、その後、爆発物の製造で成功したんだ。私は父から基本原理を学んだ。
エージェント・████: なるほど。
アルフレッド・ノーベル: その後、爆薬の研究に没頭していった。そうしたら、ニトログリセリンの研究中に爆発事故が起きてしまった。私は今でも犠牲になった彼らの名前を忘れないし、ずっと後悔している。中には私の弟もいた。
(しばしの沈黙)
そこで、安全なものになるように開発を始めた。そこでできたのが、ダイナマイトだ。これは、岩盤の破壊、鉱物の採取、様々なものに使える。
エージェント・████: 死亡事故が起きたにもかかわらず、開発を続けたのは何故ですか?元のものよりも安全であるには違いありませんが、危険である事に変わりはないはずです。
アルフレッド・ノーベル: ・・・すまないと思ってる。私は金に目が眩んでいたんだ。本当に愚かだと思っている。
エージェント・████: なるほど。ダイナマイトの開発は、誰かに教唆されたという覚えはありますか。
アルフレッド・ノーベル: それらは全部俺が発明したものだ。
エージェント・████: 貴方が開発したダイナマイトが、兵器として、多くの人が殺されていることをご存知ですか。
アルフレッド・ノーベル: ・・・ああ、知っているとも。
エージェント・████: あなたはそれを望んでいましたか?
アルフレッド・ノーベル: 望んでなんかないさ。そういった目的で発明したものでは断じてない。
エージェント・████: 過去に爆発事故が起きたとおっしゃっていましたが、こうなることは予測できたのではないですか?
アルフレッド・ノーベル: ・・・もっと、他の質問は、ないのか?私はその質問に対して、あまり気分が良くない。もっと、他のーー
エージェント・████: 私の質問に答えてください。
アルフレッド・ノーベル: ・・・私は、それは想像していなかった。・・・いや、実は、全く想像していなかった、というわけではない。けど、勘違いしないでくれ。私は戦争を作り出そうとしたわけではない。
エージェント・████: なるほど。質問は以上です。その他、何か言いたいことはありますか。
アルフレッド・ノーベル: (ひどく苦悶した様子で)私の死後、基金を設立し、人類にとって最大の貢献をした人物たちに賞として分配してほしい、と伝えてくれ。
エージェント・████: 了解しました。インタビューは以上です。ありがとうございました。
<記録終了>
終了報告: アルフレッド・ノーベルは彼が発明したものについてひどく後悔した様子でした。
インタビューログ-XXXX-JP-253
対象: アルベルト・アインシュタイン
インタビュアー: エージェント・████
年代: 20世紀
概要: アルベルト・アインシュタインは特殊相対性理論、一般相対性理論を提唱し、その他にも相対性宇宙論、揺動散逸定理など多岐にわたる理論を提唱しました。財団内ではアインシュタインが提唱した理論は既に認知されていました。しかし、財団はそれらの理論が発見されるのはまだ当分先であると予測していました。異常なほど発見が早かったため、財団はアルベルト・アインシュタインにインタビューを取る必要がありました。エージェント・████はガリレオ・ガリレイ、アルフレッド・ノーベル、その他多数の科学者にインタビューをした経験があるといった理由で、今回のインタビュアーも引き続きエージェント・████に任されました。 アルベルト・アインシュタインは腹部動脈瘤の肥大の為、病院に入院しています。インタビューは病院にアルベルト・アインシュタインの知人であると告げ、アルベルト・アインシュタインと面会しました。
<記録開始>
エージェント・████: アルベルト・アインシュタインさんですね?
アルベルト・アインシュタイン: ああ、違いない。私がアルベルト・アインシュタインだ。
エージェント・████: 私は███雑誌の記者です。貴方について記事を書きたいので、インタビューを行ってもよろしいですか?
アルベルト・アインシュタイン: (こちらを見る。しばしの沈黙)ああ、構わんよ。
エージェント・████: では、早速ですがーー
アルベルト・アインシュタイン: (何かを思案しながら)ちょっと待ってくれ。
エージェント: なんですか?
アルベルト・アインシュタイン: (何かを思案しながら)君達は、SCP財団で合ってるかな?
エージェント・████: ・・・SCP財団とは、なんのことですか?
アルベルト・アインシュタイン: 失礼、私の戯言だ。・・・続けてくれ。
エージェント・████: はい。では、最初の質問です。貴方は物理学界にとても大きな業績を残しました。それらの発見は誰かに教唆されたものですか。
アルベルト・アインシュタイン: いいや、違う。全部、私が発見したものだ。
(しばしの沈黙)
そうだ。君に渡さなくてはならないものものがあった。
エージェント・████: なんですか?
アルベルト・アインシュタイン: 私が最後に発見した理論だ。私はこれを███と呼んでいる。しかし、私はこれをどう扱えばいいのかわからない。だから、君に渡す事にした。
エージェント・████: それは、危険なものですか?また、誰にも扱えないものですか?
アルベルト・アインシュタイン: まあ、落ち着いてくれ。私は確かにそれを発見した。人生で一番努力したものだ。だから、捨てる事が惜しいのだ。とりあえずもってくれると助かる。
エージェント・████: 了解しました。
アルベルト・アインシュタイン: これで███の話は終わりだ。
エージェント・████: 次の面会の時間に迫っていますね。では、次で最後の質問とします。
(沈黙する)
アルベルト・アインシュタイン: どうした?
エージェント・████: ・・・貴方は核兵器開発に関する手紙に署名をされたそうですが、これは何故でしょうか。
アルベルト・アインシュタイン: ・・・違う。違うんだ。
エージェント・████: 何が違うんですか?それらは全て事実のはずです。
アルベルト・アインシュタイン: 私は、ただ、ナチスドイツが原子爆弾の開発していることの危険性を大統領に伝えたかっただけなんだ。私は、こんな事になるなんて、思ってもいなかった。
エージェント・████: ・・・私は、原子爆弾によって、家族を失いました。友達が亡くなりました。家が消えました。それについては・・・どう・・・考えていますか。私は、原子爆弾が・・・憎いです。
アルベルト・アインシュタイン: 本当に申し訳なく思っている。私は反戦主義なんだ。日本に、あの美しい国に落とされるなんて、知らなかったんだ。私は先が長くない。私は死ぬまでそれを悔み続ける。どうか、私を許さないでくれ。私の懺悔の念を受け取って欲しい。
エージェント・████: インタビューに答えていただき・・・ありがとう・・・ございました。
<記録終了>
終了記録: インタビューの後、アルベルト・アインシュタインに財団の存在が知られている可能性があったため、点滴にクラスC記憶処理剤を注入しました。インタビュー中、アルベルト・アインシュタインから感情を読み取ることができませんでした。また、エージェント・████は私情を挟んだ事について叱責され、高齢でもあったことから、19██年█月█日に自主退職をしました。
また、19██年、晩年のアルベルト・アインシュタインがエージェント・████に渡したものですが、███について詳しく書かれていました。財団はこれを███理論と呼ぶ事にしました。███理論は、財団も認知していないものでした。███理論について財団内部で研究したところ、10年以内にGH-クラス世界終焉シナリオが起こる可能性が、財団の評価では50%を超えました。そのため、アルベルト・アインシュタインに再度クラスC記憶処理を施し、███理論は財団で管理する事にしました。今後、███理論が誰かによって発見された場合、財団は速やかに███理論の発見者、その周辺人物にクラスC記憶処理を施してください。███理論は決して世に知らしめてはなりません。
発見: アルベルト・アインシュタインのインタビューの後、エージェント・████の退職にあたって、██博士がエージェント・████が行った一連のインタビューをまとめていたところ、それら全ては人類の発展のために行ったものであるという類似性、今までに見たこともない事象の発見、それらが科学者のみに突発的に発生するという異常性があることが確認され、SCP-XXXX-JPの発見につながりました。
SCP-XXXX-JPの正体を突き止めるために、生物研究チームが異常な行動を起こした科学者を██人ほど、████法で検査した結果、SCP-XXXX-JP-Aを発見しました。
補遺2000-JP-1: ██博士のメモ
以下の文書は██博士による、SCP-XXXX-JPの発見に至るまでの経緯が書かれたメモです。
エージェント・████が行ったインタビューは███個にも渡る。私は彼についてはよく分からないが、何でも凄腕である、という噂はよく聞く。彼は科学者にしかインタビューを行わなかったらしい。しかし、彼はつい先日のインタビュー中に、私情を持ち出し、退職した。ー私は、第一にそれを聞いた為、彼がなぜ凄腕であったのか少し疑問を持った。
私は彼のインタビューを一つ一つ聞き、必要のないインタビューを破棄し、必要のあるインタビューを傾向でまとめ、提出する事を求められている。既に、インタビュー記録は、年代の古い順から番号が振られている。ここに、インタビューの傾向をざっくりと記すためのメモを作る。
- インタビュー1 ガリレオ・ガリレイ。彼は偉大な科学者であったと聞く。なる程、人類の為、と。分類。
- インタビュー2 ████・██。世間では有名な科学者。少し雑音が入っている。無駄のない情報。分類。
- インタビュー6 ██・███。この科学者はあまり知らない。聞く限り重大な発明をしたらしい。分類。
・・・35・・・38・・・46・・・
ここまで、同じ傾向しか見られない。これからは、今までとは違う傾向のインタビューがあれば記す。
何かがおかしい。私は少し困惑している。自信が失われてきた為、これからはインタビュー記録の何番であるかをしっかりと確認するために番号を書く必要がある。
・・・158・・・191 ・・・200・・・
全て、同じ傾向。
236・・・241・・・252・・・
・・・これも、それも・・・全て、人類の進化、発展、に関して。
255・・・273・・・291・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・███。
詳しく調査する必要がある。これを提出し、すぐさま財団の調査部隊を結成する必要がある。
追記: 財団にまとめて提出したところ、すぐさま調査部隊が結成された。私はこれらのインタビュー記録が異常性の発見につながるとは考えてもいなかった。
捨てるべきものは、一つもなかった。
なる程、彼は私よりも素晴らしい。もし私が彼の立場であったら、この発見につながるようなインタビューは出来なかっただろう。
実験XXXX-JP-1-19██/█/██ SCP-XXXX-JP-Bの収容数が増加し、また、財団職員である博士███名がSCP-XXXX-JP-Bであることが新たに判明し、SCP-XXXX-JPの担当職員である██博士、生物研究チームは急遽、SCP-XXXX-JP-AおよびSCP-XXXX-JP-Bに対して、その未知の毒性を消失させるための実験を行いました。O5-█承認の元、それぞれのクラスの記憶処理薬、様々な薬品をSCP-XXXX-JP-Bに投与しましたが、特筆すべき成果を得られませんでした。また、SCP-XXXX-JP-Aの生態も完全に解明されず、多数の死亡者が出たため、実験は終了しました。今後の実験も無意味である可能性が高いことから、SCP-XXXX-JP全般の実験は、必要性が見出せない限り控えてください。SCP-2000-JP-Bは財団で管理し続けてください。また、実験の記録ですが、O5-█によって完全に削除されました。
実験2-XXXX-JP-2-20██/█/█ 財団職員の██████████、██博士、生物研究チームはSCP-2000-JP-Bの異常性に対しての実験を行いました。この実験は、O5-█、O5-█の承認の元、行われています。また、実験の記録は実験1と同様、O5-█によって完全に削除されています。この実験により、財団はSCP-2000-JP-Bについての対処法を発見しました。この対処法について、すべての財団職員に対し、発表されます。担当エージェントに対して、別の対処法がが発表されます。
補遺2000-JP-2: キュアー・プロトコル
日付:20██/█/█
No.1:キュアー・プロトコル2000-JP
説明:以下のプロトコルは、生物研究チーム、██博士によって合同で開発されたプロトコルです。SCP 2000-JP-Bの個体数が急激に増加したこと、感染区域が不明瞭であること、SCP-2000-JP-Aに事前に対応できる方法が存在しないことから、SCP-2000-JP-Bに対して終了処置以外の治療方法を見つけるために開発されたプロトコルです。このプロトコルは、SCP-2000-JP-Bに遭遇した場合の応急処置に関することが記述されています。この応急処置は、すべての財団職員に知らされます。
情報: SCP 2000-JP-Bに対する錠剤に関しての情報が記載されています。この錠剤の具体的な成分は、以下の通りです。
各職員はSCP 2000-JP-Bを発見した場合にに対応するため、この錠剤を常備します。SCP-2000-JP-Bに摂取させることが困難である場合は、無理に服用させようとせず、 2000-JP担当エージェントに速やかに連絡します。この錠剤に毒性はありません。SCP 2000-JP-Bでないものが服用したとしても、何らかの作用が発生する、ということはありません。しかし、一日に10錠以上の服用は避けて下さい。SCP 2000-JP-Aの感染経路が不明であることから、SCP 2000-JP-Bに遭遇した場合に、遭遇した財団職員もこの錠剤を摂取する必要があります。
なお、この錠剤ですが、財団の至る所に常に常備されています。この錠剤は、財団の製薬チームによってによって常に作成されます。
SCP-2000-JP-Aに関してのプロトコルは現在██博士、生物研究チームによって開発中です。SCP 2000-JP-Aに関するプロトコルもこのプロトコルに含まれます。
補遺2000-JP-3: 2000-JPに関する留意事項
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当時、我々は焦っていた。収容に失敗した、と考えていた。しかし、実験で得られた結果から対処法が発見され、現在では無力化された。担当エージェントに対して発表されたプロトコルが記載されたファイルの閲覧は、クリアランス4/2000-JP以上を所持している職員にのみ許可されている。これは機密事項であり、違反者が出た場合、厳重な懲罰が与えられる。これはO5一同からの命令である。-O5評議会
これは1972年██月██日時点までの報告書です。
最新の報告書を閲覧する
2000-JPコンテストから辞退します。理由は、色々と考えた結果、Explainedクラスになるからです。また、もっといいものができるはずだと思っているからです。正直、早すぎた。批評をもらったにも関わらず、申し訳ない。
しかし、これはこれで 2000-JPコンテストとは別に投稿しようと思っています。
批評のほどよろしくお願いします。