七夕

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8153の一般的な人型実体用収容施設に収容されます。週に5回SCP-XXX-JPには収容室内で行うことの出来る紙の加工や、箱の組み立てなどの内職をさせてください。毎年7月7日は収容室内にあるすべての家具等を撤去し、SCP-XXX-JPに内職を行わせません。そして同サイト内の職員全員は同日の20時より10分間、SCP-XXX-JPのことを想像しながら必ず空を見て祈るようにしてください。SCP-XXX-JP-1は同サイトの標準的なロッカー内に収容されます。

説明: SCP-XXX-JPは、身長約160 cmの中年男性の外見的特徴を持つ人型異常実体です。現代の基礎教育を受けているとみられ、対話をすることが可能です。SCP-XXX-JPは自身のことを七夕物語に登場する彦星だと自覚していています。SCP-XXX-JPは財団に対して、非常に協力的です。

SCP-XXX-JPは、空に存在する雲を晴らす能力を持っています。この能力はSCP-XXX-JPが空を直接視認しながら祈る、もしくは祈りや願いが直接書いてある物体に対してSCP-XXX-JPが祈り、その物体をSCP-XXX-JPが自身の意思で上空へ発射することで発現します。上空へ発射された物体はその後、自重で落下します。この発射と落下の際には、建築物の倒壊や死傷者が出る等の物理的な被害を受ける可能性があります。SCP-XXX-JPの祈りを受けた物体を、SCP-XXX-JP-1とします。SCP-XXX-JPがこの能力を使用できるのは毎年7月7日に限られていて、空を直接視認しながらSCP-XXX-JPが祈りする場合、雲を晴らすことのできる範囲はSCP-XXX-JPに関係した祈りや願いを7月7日に行った人数に、SCP-XXX-JP-1を発射した場合は、SCP-XXX-JP-1に直接書いてある祈りや願いの数に比例して広くなっていきます。SCP-XXX-JPはこの能力を使用する理由について、「織姫が自分の場所を見失わないようにするために使っている」という旨の発言をしています。

SCP-XXX-JPの存在は20██年7月7日に██県███市のショッピングモールや図書店██軒に設置してあった、プラスチック製の造形笹がロケットのように空へ発射され、落下してきたという事案が財団の注目を浴びたことをきっかけに調査が開始されました。そして翌年の7月7日に、昨年事案が起こった場所で働いていてプラスチック製の造形笹の前で祈るような人物を見つけたため話しかけた所、上記の様な能力を所持していることが分かり、保護しました。この時SCP-XXX-JPの能力の影響を受けたとされるプラスチック製の造形笹は、SCP-XXX-JPを説得し発射しない状態を維持したまま現在全て財団内で保管されています。上記の事案により、7棟の倒壊、███人の死傷者が出る被害を受けました。これに対し、カバーストーリー「局地的な地震の発生」を流布しました。

以下はSCP-XXX-JPとのインタビュー記録です。

対象:SCP-XXX-JP

インタビュアー:鈴城博士

付記: このインタビューはSCP-XXX-JPの異常性を全て把握した後で行われました。

<録音開始>

鈴城博士: 今からインタビューを始めます。よろしくお願いします。

SCP-XXX-JP: よろしくお願いします。

鈴城博士: あなたは何のために、雲を晴らすという能力を使っているのですか?

SCP-XXX-JP: あなたは七夕の感動的なお話を知っているでしょう?7月7日に空が曇っていたら、天の川が見えなくて彦星の私が織姫に会うことができないじゃないか。

鈴城博士: ええ、知っています。しかし七夕物語は星座を基にしている物語で、織姫と彦星が天の川を挟んで離れ離れになっていて、七夕の日のみ天の川に橋が架かり会えるというものではないのですか?

SCP-XXX-JP: それは少し真実とは違うんだよ。普通に考えてくれよ、そもそも天の川なんて地球からそう見えるだけであって宇宙には川なんてないでだろ。だからこの話の真実は、本当はアルタイルだった俺が地球で働くために人間に変えられて、一年に一回七夕の日だけ織姫と会うことが出来るって話なんだよ。

鈴城博士: あなたは何故人間として地球で働かされているのですか?

SCP-XXX-JP: 俺と織姫が結婚した後、天の神様に二人共仕事をさぼっているといちゃもんを付けられたんだ。そしてその罰として織姫と離れ離れにされて俺は簡単に会えないような距離にある地球で人間として働かされることが決まったんだ。まぁ特別に七夕の日だけ会うことが出来るんだがな。(数秒の沈黙)俺たちは結婚した後も仕事だけは真面目にこなしてきたんだ。こんな目に合うなんて馬鹿げているよ。

鈴城博士: あなたは過去に何度織姫と会うことが出来ましたか?

SCP-XXX-JP: (数秒の沈黙)こっちに来て結構経つが、まだ一回も会えてないんだ。俺はまだまだ雲が多すぎて織姫が俺のことを探せていないんじゃないかって考えている。

鈴城博士: なるほど。次の質問に移ります。あなたはどうして空に直接祈るのではなく、プラスチック製の造形笹を使用したのですか?

SCP-XXX-JP: 雲を晴らすには祈りの力が必要なんだ。一人で空に祈るだけだと、力不足であまり広い範囲の雲を晴らすことが出来ないんだ。だから様々な人の祈り、願いが書いてある短冊が吊るされているあの笹を使ってもっと大きなエネルギーで雲を晴らそうと思ったんだ。予想道理いつもの4、5倍の範囲の雲が晴れたよ。でももうこの方法ではやらない方がいいんだろ?

鈴城博士: そうですね。

SCP-XXX-JP: じゃあ少し願いがあるんだが聞いてくれるか?お前らも俺と織姫のことを考えながら、一緒に7月7日に祈ってくれないか?そうしたら祈りの力は強くなってあの笹を使わなくても広い範囲の雲を晴らすことが出来ると思う。それと、ここで働かせてもらうことは出来ないか?あんた達に保護されるのは構わないんだが、働くためにわざわざ地球に来ているのにずっとぼーっとしているのは流石にまずい。

鈴城博士: 検討させて頂きます。以上でインタビューを終了します。

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXX-JPの要望を基に、サイト-8153職員は全員7月7日の20時より10分間SCP-XXX-JPのことを想像しながら祈り続ける、SCP-XXX-JPを同サイト内で週に5回収容室内で内職をさせるという事項が特別収容プロトコルに追加されました。

補遺: 七夕物語中で彦星のモチーフとなっている恒星アルタイルは現在も天体として存在しています。


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