フジツボ火山
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質上収容不可能です。モラコステウス型不可視実体観測器を用いてSCP-XXX-JP-Bの観測を24時間行ってください。SCP-XXX-JPへの立ち入りはエリア管理官の許可を得ることで可能になります。SCP-XXX-JP-Bの放出が確認されたときはその動きを詳細に観察してください。SCP-XXX-JP-C-2が発生した際はただちに軌道を予測し、撃墜可能なら財団の所有するモラコステウス型不可視実体観測器搭載対地球外飛来物対抗衛星群"おにやんま"-1~12によってSCP-XXX-JP-C-2の撃墜または軌道変更を行って下さい。撃墜不可能かつ衝突による人的被害が避けられないときは機動部隊-5(”杞憂”)により適切なカバーストーリーを展開し該当地域の一般人を避難させてください。

説明: SCP-XXX-JPはタンザニア北部アルーシャに存在する標高████mの████████山として知られている火山です。
 SCP-XXX-JPは不定期に████████山の山頂に存在する火口より500~600℃前後で液状化した炭酸塩鉱物(SCP-XXX-JP-1)を放出します。SCP-XXX-JP-1は温度が低下するにしたがって凝固します。この活動は通常の噴火に類似していますが炭酸塩鉱物の放出に伴って火山灰やガスなどの放出が一切ないこと、地熱や地震波トモグラフィーなどからは現在████████山は活火山としては一切活動していないことを示すことよりこの活動はSCP-XXX-JPによるものであると考えられています。
SCP-XXX-JP内部には触手状霊的実体(SCP-XXX-JP-2)が存在し、後述の活動をおこなうまでSCP-XXX-JP-2は火口を覆うように組み合わさって存在しています。SCP-XXX-JP-Bは扇状の先端部(SCP-XXX-JP-2-A)以外の部位において他の物質に一切干渉しておらず、SCP-XXX-JP-2-Aも火口の直径より小さい小惑星および宇宙塵以外に対し一切の干渉を行いません。SCP-XXX-JP-2は今までの観察記録では最大5.2天文単位1の長さを持っていることが明らかになっています。また、その性質上あらゆる破壊の試みは失敗しています。現在、SCP-XXX-JP-2はモラコステウス型不可視実体観測器によってのみ観測が可能です。
SCP-XXX-JPは1日~数日に1度SCP-XXX-JP-Aから宇宙空間にSCP-XXX-JP-2を最大█████████km/hで伸ばして小惑星を捉えます。SCP-XXX-JPは宇宙空間でSCP-XXX-JP-2-Aに小惑星および宇宙塵を捉えたのちに伸長時と同様の速度でSCP-XXX-JP-Aに向けて縮小して内部に取り込みます。この動作はすべて夜間におこなわれます。この過程でSCP-XXX-JP-2-1に捉えられた状態の小惑星および宇宙塵(SCP-XXX-JP-3-A)はあらゆる物質からの干渉を受けなくなります。このときSCP-XXX-JP-3-Aはモラコステウス型不可視実体観測器によってのみ観測可能であることよりSCP-XXX-JP-3-AはSCP-XXX-JP-2と同一の霊的実体であると考えられています。これまでの観測結果よりSCP-XXX-JP-2の運動はSCP-XXX-JPの捕食行為に該当する行為であると考えられますが取り込んだSCP-XXX-JP-3-Aを具体的にどのようにしているかは明らかになっていません。
 SCP-XXX-JP-3-Aは不明な理由によりSCP-XXX-JP-2-Aから離脱することがあります。離脱した小惑星や宇宙塵(SCP-XXX-JP-3-B)はもとの実体に変化するため周囲による干渉を受けるようになります。このとき、SCP-XXX-JP-3-BはSCP-XXX-JP-2によって地球に引っ張られているため多くは隕石として地球に落下します。SCP-XXX-JP-3-Aが通常の方法では観測できない上にどの段階でSCP-XXX-JP-3-AがSCP-XXX-JP-3-Bに変化するか予測不可能なためSCP-XXX-JP-3-Bが地球に極めて近い地点において生じた場合は落下地点などの予測が極めて難しくなります。これにより、SCP-XXX-JPによって突如予測していなかった隕石の降下が発生することで民間人に危害が及ぶ可能性があります。
SCP-XXX-JPは現状判明しているこれらの形態や生態よりフジツボ類に類似していることが指摘されています。しかしレンガイ山内部に存在すると考えられている実体を確認するためのあらゆる試みが失敗しているため詳細なことはわかっていません。

・宇宙から物質を入手している
・物質=生命の源
・他の惑星に伸ばして生命を生もうとしている?
・先住民(架空)にここの生命の源としての神話が
・インタビューをいれよう
・霊的実体=生命の意識の源
・火星で痕跡が(オリンポス火山)、エウロパでも観測が
・提言にする?
・生命の合成と意識の挿入
・自身の増殖?
・流れ星に願う=霊体を祖として認識する故?
・流れ星と霊体のつながりはこれを暗喩?

補遺1: 2019/██/██に財団が所有する監視衛星"あきあかね"が突如破壊されるという事象が発生しました。調査によりこの破壊は小惑星の衝突によるものであることが判明しましたが、これは財団の小惑星衝突予知システムからは予測されていないものでした。小惑星の軌道を調べたところ████████山に向けて引っ張られるような軌道を示す小惑星や宇宙塵が前触れもなく出現しているらしいことがわかりました。財団は当初████████山山頂に向けて未知の力によって小惑星が引っ張られるような異常現象が発生していると考えました。しかしながらこの説では小惑星らが突如出現したという事象を説明できなかったためさらなる調査が継続されました。202█/█/██、北海道にあるサイト81██にてモラコステウス型不可視実体観測器2の研究の一環として天体観測をおこなっていた空知研究員が東方より上空に向けて伸長する霊的実体の存在を報告しました。空知研究員へのインタビューによって霊的実体が中央アフリカ西部に存在すると結論づけられ、再びレンガイ山の詳細なな調査が行われました。202█/██/██にモラコステウス型不可視実体観測器を用いた観測がおこなわれた結果、山頂から伸びる霊的実体を発見されたことでSCP-XXX-JPは発見されました。これを受けて財団はにカバーストーリー「カーボナタイト火山」を発布し一般人の立ち入りを禁じました。

補遺2: 財団による立ち入り規制から数週間後の202█/██/██に████████山周辺地域に住む原住民である█████族の人間数名が立ち入りを求めてエリアへの侵入を試みました。原住民たちは警備員によって直ちに拘束されエリアに輸送されました。このとき原住民の代表である[編集済]氏からSCP-XXX-JPに関する情報を含む伝承を聞くことができました。以下がその記録です。

インタビュー記録

対象: [編集済]氏

インタビュアー: エージェント・日立

付記: [編集済]氏の言語を日本語に翻訳している

<録音開始>

エージェント・日立: [会話]

[編集済]氏: [会話]

[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]

本インタビューを踏まえて█████族の居住区へのさらなる調査が行われました。しかし得られたインタビュー以上の有益な情報は得られませんでした。█████族に対しては記憶処理を施し財団および████████山についての記憶を消去しました。

補遺2: SCP-XXX-JPの発見により改めて小惑星の軌道調査を行った結果最低でも███件の事例ががSCP-XXX-JPによるものまたはその可能性が極めて高いことが判明しました。以下はSCP-XXX-JPによるもののリストのうちの一部です。完全版はエリア管理官に許可を得ることで閲覧可能です。

事象 発生時期 事象
しぶんぎ座流星群 毎年1/1~1/5 流星群の輻射点付近にSCP-XXX-JP-2と同様の性質を示す霊体が観測された
ペルセウス座流星群 毎年7/20~8/20 同上
ふたご座流星群 毎年12/5~12/20 同上
[編集済] 202█/██/██ 衝突によって██人が死亡した。カバーストーリー「工場爆発」を発布し隠蔽
cell-content cell-content cell-content

・2018/9/26:小牧隕石
・2013/2/13:チェリャビンスク隕石
・1908/6/30:ツングースカ大爆発

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

補遺3: 203█/██/██にSCP-XXX-JPの噴火後火口からSCP-XXX-JP-Bとは異なるタイプの霊的実体が出現しました。この実体は先細りの円柱状をしており、膨張しながら伸長しているようにみられました。その後、伸長先である木星の衛星であるエウロパに到達すると脈打つように数十秒振動しました。この振動と同時にSCP-XXX-JP周囲で地震が発生し、一般社会にはカバーストーリー"火山性地震"が発布されました。振動の終了後この実体は急速に収縮し火口に収まりました。これを受けて財団はエウロパも警戒対象に加えることを決定しました。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]


ページコンソール

批評ステータス

カテゴリ

SCP-JP

本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

GoIF-JP

本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

Tale-JP

本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。

翻訳

翻訳作品の下書きが該当します。

その他

他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。

コンテンツマーカー

ジョーク

本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。

アダルト

本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。

既存記事改稿

本投稿済みの下書きが該当します。

イベント

イベント参加予定の下書きが該当します。

フィーチャー

短編

構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。

中編

短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。

長編

構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。

事前知識不要

特定の事前知識を求めない下書きが該当します。

フォーマットスクリュー

SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。


シリーズ-JP所属

JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。

シリーズ-Other所属

JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。

世界観用語-JP登場

JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

世界観用語-Other登場

JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。

ジャンル

アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史

任意

任意A任意B任意C

ERROR

The JIm_Bay's portal does not exist.


エラー: JIm_Bayのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:5905319 (09 Dec 2019 05:46)
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License