天宮麗花の人事ファイル

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天宮博士

+天宮博士の写真および似顔絵一覧

天宮博士(撮影: 三葦撮影長)

天宮博士(撮影状況不明)

名前: 天宮 麗花
あまみや れいか

セキュリティクリアランスレベル: 4

職務: 研究員

所在: サイト-81██

経歴: 20██年██月██日にプリチャード学園を卒業し、サイト-81██で研究員として雇用される。その後、サイト-81██で発生した大規模収容違反に巻き込まれ、区画██に███人の職員と共に閉じ込められる。機動部隊による救出作戦が行われた際に天宮博士のみが生存者として発見された。他の職員の行方については天宮博士から有用な証言は得られていません。

人物: 19██年4月1日生まれの女性で、身長は151cm、体重は50kgです。両方の瞳が虹色をしています。髪は黒髪のロングヘアです。性格は真面目で能力は高く、職務に忠実です。

SCP-████-JPの資料が欲しい？わかりました。まとめておくので30分後に取りに来てください。-天宮博士

ありがとうございます。いつも仕事が速くて助かります。-██研究員

天宮博士は様々な技能に関する適性を持ち、積極的に学習と挑戦を行います。そのため大抵のことはこなせますが、拳銃を使用した射撃能力は平均を著しく下回ります。

あれ？外れですか、どうも上手くいきませんね……。-天宮博士

まあまあ、どれだけ練習しても合わない人はいますから、そう落ち込む必要はありませんよ。それに、我々エージェントと違って、博士がそれを使う機会はそう多くないでしょう。-Agt.██

天宮博士は高い技能適正を持ちますが、特定の技能に特化した才能を持ち、それを訓練によって向上させた人間と比較した場合劣ります。

私はどれだけ頑張っても天才にはかないませんが、それならそれで能力に見合った仕事をすればいいだけです。-天宮博士

死亡したはずの天宮博士がサイト内に存在しているという報告が複数件寄せられています。結論から言えば、全く問題はありません。財団は事態を正確に把握しています。

+あなたのセキュリティクリアランスは適合しています

上記の性格は偽装であり、天宮博士は自身以外の人物を見下しています。本人はこの思想に関して、幼少期に行われた教育が原因であると主張しています。¹

記憶処理によって思想を切除する試みは成果をあげていません。

私は自分の限界を知っています。それが頂点というには程遠いことも、しかし私は自分が頂点であると思い込むことをやめられません。かつて刷り込まれた思想が頭から離れないのです。-天宮博士

思想に反し、天宮博士は数十回行われた忠誠度テストにおいて非常に高い成績を叩き出しました。²

私は元来真面目な性格でして、規律と秩序を重んじています。教育で植え付けられてしまった思想は消えませんが、心は常に組織に従うことを望んでいます。わかりやすく言えば、今後ともよろしくお願いいたします。-天宮博士

天宮博士は正確な自己評価を下すことで知られており、自身が財団内では比較的平凡な人間であるという認識を抱いていると分析されます。この自己認識と、先述の教育によって植え付けられた上昇志向が軋轢を起こしていると財団の精神分析学者は推測しています。

私自身、自分の限界について知らないわけではないのです。いいえ、それどころか自分がちょっと優秀なだけの単なる人間であることは痛いほど身に染みています。なのに、心のどこかで上を目指そうとする……いえ、上に行かなければならないという強迫観念のようなものが私を蝕むのです。そんなことは出来ないと、他でもない私が一番よく解っているというのに。-天宮博士

天宮博士には████体以上のクローンが存在します。起源についてはインシデント記録███-JP及び付属文書「研究エリアA開放作戦」を参照してください。

クローンはオリジナル(天宮博士)と外見が酷似しています。また、基本的にオリジナルと同様の高い技能適性を持っており、短期間の訓練で役職に応じた高練度の人的資源として利用することが出来ます。この特性を利用し、記憶及び外見を偽装した上で財団内外の様々な任務に使用されています。

オリジナル(天宮博士)が死亡した際に、グラン-ヨーギニル式記憶抽出処理及びレテ-比那名居式記憶上書き処理を併用し、損傷の無い肉体に記憶情報を挿入することで疑似的な蘇生が可能となります。

遺体の回収が不可能な場合に備え、1週間ごとに外部記憶装置に記憶情報がアップロードされ、遺体が回収不可能と判断されればこちらの記憶を新品の肉体に挿入します。

+交流記録

君はよく童話を借りていくね。しかし、タイトルに「姫」や「王」が入るものだけは決して読もうとしないのはどうしてかな？-天月司書

昔、姉に沢山読み聞かせられたので。-天宮博士

なるほど、それは良いお姉さんだね。読み聞かせは自分で読むより大変なんだ。聞き手のことを意識しないといけないからね。-天月司書

……はい。良い、姉でした。-天宮博士

空と地面が……逆転して……ああ、目が……。-天宮博士

大丈夫ですか？天宮博士、医務室にはベッドもあるのでそこで休むといいですよ。-エージェント・浮舟

いえ、大丈夫です……しばらくすれば慣れます……。-天宮博士

無理は禁物ですよ。ただでさえ出港したばかりなんですから。-エージェント・浮舟

[3時間後]

大丈夫ですか？エージェント・浮舟 -天宮博士

本当に、すぐ慣れましたね、天宮博士……(バタッ)-エージェント・浮舟

浮舟さん！？-天宮博士

いつも待ち合わせ時刻のぴったり15分前にはいらっしゃっていますね。ご習慣なのですか？-氷菓監査官

体に染みついてしまったクセのようなもので、時間ぴったりに行動しているつもりが、予定よりも早くついていることが多いです。-天宮博士

なるほど……『時間通りに行動しているつもりが遅れてしまう』というのは良く聞きますが、『時間通りのつもりが早く行動してしまう』というのは珍しいですね。-氷菓監査官

天宮君もここの出身だったな。-秋 官景

はい、財団に拾われてから卒業まではずっとここで過ごしました。-天宮博士

随分と変わったようだね。記録によれば、成績優秀ではあるものの、問題行動も多く見られたようだが。-秋 官景

現実を思い知りました。井の中の蛙が、空を飛ぶ飛行機を見たのです。私などという矮小な個人は、財団の中では居てもいなくても変わりないということも思い知りました。-天宮博士

本当にそうだろうか。君は今では私より高い権限も持っているじゃないか。それは君の能力の高さが認められたからではないのかね？-秋 官景

それは……お話しできませんが、私がこのクリアランスを与えられているのは、能力のみが理由ではありません。-天宮博士

それでも、だ。財団は役立たずに権限を与えたりはしないだろう。もう少し、自信を持つといい。-秋 官景

……お褒め頂きありがとうございます。そろそろ戻らなくてはなりませんので、失礼します。-天宮博士

そうか。それではまた今度 -秋 官景

(プリチャード学院大学敷地内にて。20██年4月）

コーヒーは如何かな？-エージェント・井戸田

[何も無い空間から突然出現したコーヒーが天宮博士のデスクに置かれる。天宮博士は疑問を抱くことなくそれを口に運ぶ]

ありがとうございます。……熱ッつ！なんですかこれ、熱湯じゃないですか！-天宮博士

反ミィィィーーーーーム！！！-エージェント・井戸田

キャアアア！って熱い！何なんですかホントにもう！-天宮博士

[氷嚢と新品の白衣をその場に置いてエージェント・井戸田は立ち去っていく。後日調査した結果、どちらも井戸田が購買部にて購入したものであることが明らかになる]

希竜博士は、その……鱗を邪魔だと思ったことはありますか？-天宮博士

んー？特に嫌いだと思ったことは無いよ。どうして気になったのかな？-希竜博士

財団の中でも、異常性を持っている人事を毛嫌いしている職員もいます。特に、外見に表れるようなものは嫌悪の的になりそうで……失礼しました。すみません。-天宮博士

ああ、大丈夫だよ。私って人と違うところがいっぱいあるし、後付けだけどこれも個性の内かなって。それに、体の一部が恐竜と同じって凄いと思わないかい！？-希竜博士

個性……ですか、個性。-天宮博士

どうしたの！？突然泣き出して、大丈夫かい？-希竜博士

だい、じょうぶです。すみません。お見苦しいところを晒してしまって。-天宮博士

大丈夫ならいいけど、何かあったらカウンセラーさんに相談したほうがいいよ。財団のカウンセラーは一流揃いだからね♪-希竜博士

最近の調子はどうですか？体が不調だったり、薬を飲み始めてから変わったことがあれば気軽に言ってくれ。-緑山薬剤師

特には……ああ、そういえば薬を飲んでから頭痛が酷くて、どうにかなりませんかね？-天宮博士

それは大変だ、すぐに検査をして体に合う薬を選ぼう。-緑山薬剤師

えっ、今からですか？-天宮博士

勿論！体に合わない薬を飲み続けるのは薬効が阻害されるばかりか、薬を飲まない時より病気が悪化する可能性があるんだ。-緑山薬剤師

解りました。それではよろしくお願いします。-天宮博士

疲れましたね、ちょっとそこの椅子で休むとしましょう。-天宮博士

キャッ！-押負博士

なんだかこの椅子、座り心地が良くないですね……。-天宮博士

も、もしかして天宮さん、私の上に座ってることに気づいてない！？どうしよう……。-押負博士

[5分後に記憶補強薬を服用していた職員によって指摘されたことで事態は解決しました]

この度は本当にすみませんでした！-天宮博士

大丈夫ですよ……座られる前に立ちあがれなかった私も良くないので、気にしないで下さい。-押負博士

ありがとうございます……。-天宮博士

……。(どうしましょう……気まずくなっちゃった……)-押負博士

[カフェテラスでコーヒーを飲んでいる宇美海博士に天宮博士が近づいていく]

あの、こちらよろしいですか？-天宮博士

え？ああ、大丈夫ですよ、どうぞ。-宇美海博士

ありがとうございます。-天宮博士

[天宮博士は宇美海博士の向かい側の椅子に着き、コーヒーをテーブルに置く]

……。-宇美海博士

……。-天宮博士

[二人は向かい合ったまま本を読み続ける]

川獺丸さんは皆さんに愛されていますね。-天宮博士

[天宮博士は川獺丸従業員の付近に置かれていた錠剤を掴み上げる]

もっていかないでくださいー。-川獺丸従業員

直ぐにお返ししますよ。-天宮博士

[天宮博士は川獺丸従業員から視線を外さない]

[川獺丸従業員は首を傾げる]

[天宮博士は錠剤を置いて立ち去る]

天宮さん……天宮さん……。-エージェント・鳴鳴

[休憩室に設置されている備品から声が発せられる]

……そこのぬいぐるみですね。エージェント・鳴鳴。-天宮博士

あれ、どうして解ったんですか？-エージェント・鳴鳴

2回目ですからね。最初は驚きましたが、もう慣れました。-天宮博士

ううむ、慣れるのが早いですね。みんな3、4回目までは面白い反応をしてくれるんですが……。-エージェント・鳴鳴

天宮さんはブラックがお好きなんですか？-千日寮監

特別拘りがあるわけではありませんが、ブラックを飲むことが多いですね。昔から飲まされてきたのもあると思います。-天宮博士

なるほどねえ……。(あの子とは正反対なのね。一緒にお茶に呼んだら、あの子どんな反応するのかしら。きっと意地張って砂糖を足さずにコーヒーを飲んじゃうわね)-千日寮監

あの、どうされました？-天宮博士

ううん。大丈夫、何でもないわ。そうだ！今度お茶でも如何かしら？-千日寮監

それは……嬉しいですね。是非ともお願いします。-天宮博士

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天宮博士の行動記録

静穏の終わる朝 - 基底次元とは異なるタイムラインから回収されました。

天宮麗花の遺書 - CONTINUE？

51番と32番

監督評議会命令

下記のファイルはレベルX/XXXXの機密事項に指定されています。不正なアクセスは禁じられています。

XXXX

戦闘用個体

a

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利用ガイド

1. portal:5875210 (22 Nov 2019 06:43)

Footnotes

1. 天宮博士の両親は博士の出生後1年で死亡しています。そのため、天宮博士の教育は実姉であり現在消息不明となっているPoI-81██("天宮帝華")によって行われたと考えられています。

2. ███.9点は歴代でも3番目に高い数値です。