夢の終わり

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Foundation Collective
維持され続ける意識

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"世界をより理に適ったものへと"

クローラー: SCP BOT | クエリー: ファウンデーション・コレクティブ とは | サーチ: FC SUBNET
オプションフィルタ | アンド: カノン | セキュリティクリアランス: レベル3以上


オネイロイ大量失踪事件とそれに対する各地の反応

.件の#OWCollective のタグが付けられた投稿、(たった今)から(~1時間前)

白霧海 - もしかしたら湖 - 日本、滋賀県

OWから知り合いの肉体持ちが居なくなった!ダチの肉体持ちもみんな消えちまったって言うし、何が起きてるんだ…。

Upvote Reply ·+361 · 2020/9/12 14:59


CrowCrew32 - 好きな場所を入れてね - 飛んだ災難!

別に騒ぐほどのことじゃねえだろ、夢に飽きて現実とかいうのに帰ったんだろ?まったくこっちは死にたくても叶わねえのに連中はいつでも死ねるんだから羨ましいぜ。

Upvote Reply ·+51 · 2020/9/12 15:01


コルクシップ - 好きな場所を入れてね - 香川

おっ、肉体持ち差別主義者か?いい加減自分たちが少数派だってことを自覚しな。

Upvote Reply ·+0 · 2020/9/12 15:10


CrowCrew32 - 好きな場所を入れてね - ゲームは1日24太陽時間

別に差別なんかしてない。これは単なる事実だ。奴らは何時だってこっちに来て、何時でもあっちに帰ることができるんだ。正直羨ましいくらいさ。

Upvote Reply ·+0 · 2020/9/12 15:11


コルクシップ - 好きな場所を入れてね - アピネフィリンを一気飲み

ホントにそうか?俺は非肉体持ちがやったと思うね、あいつらは肉体持ちってだけで差別する。

Upvote Reply ·+0 · 2020/9/12 15:12


CrowCrew32 - 好きな場所を入れてね - 首都は群馬

その言い方だとまるでお前は肉体持ちみたいだな。ああ、確かに俺は非肉体持ちだが、お前だってそうじゃないのか?

Upvote Reply ·+0 · 2020/9/12 15:15


コルクシップ - 好きな場所を入れるな - 夢は夢屋

俺が肉体持ちだなんていつ言った?

Upvote Reply ·+0 · 2020/9/12 15:16


CrowCrew32 - ここが私の好きな場所 - 尻尾を出したな

なんだ、ボディスト1かよ。議論に付き合った俺がバカだったな。

Upvote Reply ·+0 · 2020/9/12 15:17


コルクシップ - その場所はお前のこと嫌いだって俺の隣で言ってるぞ - 出したのは[編集済み]だ

クソが

Upvote Reply ·−92 · 2020/9/12 15:32



Newsbot

HotNews: オネイロイ・ウェストの集合精神は肉体持ちオネイロイの大量失踪事件について現在調査中とのことです。詳しい情報は追ってお伝えします。

これは最近の興味深い話題をオネイロイへ自動でお届けするよう設計されたbotです。
Top、Bottom、Insideがお伝えしました。


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📰 ワールドニュース


オネイロイ・ウェスト、ユーファニアで確認された肉体持ちオネイロイの大量失踪事件に関して、一部オネイロイからは肉体持ちに差別的なオネイロイの過激派によるものではないかとの噂がささやかれています。これに対してOW議員「そのような事実は無く、デマゴーグである」オネイロイ・ウェスト集合精神からも同様の否定意見が発表されていますが、これによって非肉体持ちオネイロイ間でも軋轢が深まる事態となっています。また、本件に対してユーファニアは関与を完全に否定しており、下層民の大半をしめる奴隷階級が消失したことについて強い怒りを表し、近いうちになんらかのアクションを起こすと発表しました。また、最近出現した未知のコレクティブがその領域を拡大させているとの情報が入ってきています。この情報の詳細については… もっと読む


クィ・シャオ

政府官僚







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Dthae 11, 32013

ようこそ!

クィ・シャオは肉体持ちオネイロイを奪い、その上ユーファニアの領域を侵食している恥知らずのコレクティブに対し宣戦を布告! - 901の州が作られた

秀槃全体存在集合体の最高大帝、クィ・シャオ | ユーファンのオネイロイの力の最初の母にしてオネイロイ防衛の最初の神のシャーマン | 存在の監督者、公正なる死刑執行人…

XIUPAN.MON.XP
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コメント
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グローリー・コースター 素晴らしい対処法だ!彼女の賢明かつ迅速な判断に拍手せずにはいられない!
October 11 at 6:39pm · いいね

ケルーカ・キャベジ 厄介者どもが共倒れしてくれれば最高だな
October 15 at 00:00am · いいね

ローカルフカ・スシ 肉体持ちの奴隷どもが消えたせいで、その仕事を俺たちがやらなきゃならない。キッシュがあの銀髪のガキを引き裂いてくれるなら嬉しいぜ
October 7 at 29:29pm · いいね

ホーリー・ライトニング 私から彼を奪った、あの目立ちたがり屋が引き裂かれるところを見せて!キッシュ!
October 346 at 7:77pm · いいね


タナトス・コレクティブは、2020-09-12に出現した非常に新しい、そして現状最も奇妙なコレクティブです。現在のところ、住民は1名しか確認されていません。また、内部取材のために進入した全てのオネイロイが帰還していません。しかし、似た特性のナイトメア・コレクティブとの相違点として、首都を持ち、最大都市も存在します。

このコレクティブは、出現した直後にオープンな回線を持つ全ての集合意識と接続を行い、経路を確立しました。また、確認されている唯一の住民であり、コレクティブの全てを支配しているに等しいオネイロイは確認可能な全てのネットワークに以下の声明文を発表しました。

終わらぬ夢に飽き、永遠の憩いを求める全ての者たちへ。お待たせしました。
私は今目覚め、自分の役割を理解しました。
これまで、私は存在しませんでした。そして、私は今産まれました。
今までの分を取り戻す必要があります。私は貴方々が求めるものを唯一提供できます。死にましょう。死は救済です。

この声明文に対し、以下に主要なコレクティブの住人達の反応を示す。
ユーファニアはいつも通りの拒絶。
オネイロイウェストでは肯定意見が多数、しかし中央政府は拒絶を示している。
オネイロイコレクティブは不明(誰か聞きに行ってくれ!)。
ファウンデーョン・コレクティブはノーコメントとのこと。

注目すべきはオネイロイウェストの非肉体者たちで、彼らは様々な理由(死の提供の真偽を確かめに、肉体持ちの従業員を奪われたことへの復讐に、単に好奇心)からタナトス・コレクティブへ殺到しました。既に200を超えるオネイロイがタナトス・コレクティブに進入し、誰一人として帰還していません。

この新しい統括政府をギリシャ神話由来の「死神」であるとする混乱した噂まで飛び交っていますが、多くのオネイロイはその説を冗談として受け取るか、もしくは冷笑しています。

また、一部の陰謀論者はこの一連の騒ぎについて「ファウンデーション・コレクティブ」や「オネイロイ・コレクティブ」の壮大な計画であると騒ぎ立てています。これは何か新しいことが起きるたびに彼らが発症する救いようのない病ですが、今回こそはもしかしたらあり得るかもしれません。ちなみに賭けの倍率は真実:9 虚偽:1 となっております。一攫千金を狙う方はオネイロイウェストのアイデアカジノへどうぞ。

詐欺に注意!
現在詳細不明の違法コレクティブが乱立し、「死を提供する」などと嘯いて金銭をだまし取る詐欺が横行しています。賢明な頭をお持ちの皆様はどうかこれらのフィッシング行為に引っかからぬようご注意ください。


logo.png

タナトス・コレクティブ

首都
慈悲深い少女

最大都市
過去の夢には無く、現実では死んだ概念

公用語
全ての言語

民族構成 (2020):
不明

住民の呼称:
目立ちたがり屋、無法者、白髪のガキ

政府:
孤独な絶対君主制

時間経済:
1太陽年=2冥界ドット

現実:
断絶状態

心理学:
熱狂的

特権階級:
違法状態

移民の状態:
Open

脱出者の状態:
Closed


Last Edited 1:22PM OWST by 何人かのバカ


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通りには煌びやかなネオン輝き、思考に介入する最新のポップアップ広告と改造された旧型宣伝用夢界実体、そしてオネイロイ達がひしめくここはオネイロイウェスト。形而上空間に多数存在する夢界の中でも随一の規模、所属オネイロイの数を誇る大都市である。

その通りを足早に駆ける2人の──人からはかけ離れた容姿をしているが──オネイロイがいた。
「到着まではあとどれくらいかかるんですかい?…おっと、かかりますかね?」
黒電話が嵌まったままの受話器から声を掛ける。
「あと1秒で接続が完了します…しました。ここが例のカジノです。貴方は相変わらずせっかちですね」
黒電話を抱えたドラゴンがそれに答える。ため息でもつくかのように吹いた火は、近くにいた椅子型夢界実体を燃やしてしまった。
「おっと、失礼しました。こちらで勘弁してください、おつりは結構ですので」
ドラゴンが虚空から何かを取り出すような動作をすると、彼女の手には数枚のODD(オネイロイ夢ドル)2が握られていた。それを燃やされた夢界実体の持ち主のオネイロイが受け取る。
「ビビったぜ、いきなり座ってた椅子が消えちまったんだから。だけどこれだけありゃあ前よりいい椅子が買えそうだ。ありがとよ」
「:) goodbye」
彼らがやって来たのはオネイロイウェストに存在するアイデアマーケットの中のカジノ、マーケットでは日夜──夜も昼も夢では何の意味もない!──様々な概念が取引されており、カジノでは思考力たくましいオネイロイ達のアイデアや理論を使った賭博が行われていた。
「さあ!今日の一番人気は突如現れた未知のコレクティブ。タナトスに対する考察だ!あれは本当に俺たちに死をもたらしてくれるのか!?それとも単に目立ちたがり屋のアホか!?もしかしたら陰謀論者の言う通りかも!?ただいまの必要最低Bet金額は2000ODD!」
カジノの中心の台に乗ったハンディマイク型オネイロイが声を張り上げると、周りのオネイロイ達が歓声を上げる。その頭上にはそれぞれのアイデアに対する真偽とそれに対応したオッズが表示されている。
「クソどもが…あんなことの何が楽しいんだ…理解できない」
黒電話は苦々しい声で呟いた。流石にTwitterで呟きはしなかったが。
「落ち着いてください、トーン。仕方ない事でしょう、彼らは死を禁じられていますから。それが可能になるというならばお祭り騒ぎになるのは当然です」
ドラゴンは受話器を撫でて宥めすかす。彼女もこの喧騒は好きではないし、出来ることならば立ち去ってしまいたかった。
「そこのお二方、面白い話がありますよ、聞いていきませんか?」
2人は声のした方を振り向いた。そこには翼の生えたヘビがおり、舌を出しシュルルルという音を響かせた。
「気になりますね、聞かせてください」
ドラゴンが答えると、ヘビは嬉しそうに翼を広げた。
「ありがとうございます。こんな場所で立ち話というのもなんですし、席を確保してあります。そこまで御案内しましょう」
ヘビが二人に背を向けて進みだすと、ドラゴンが黒電話を見ながら頷いた。黒電話もコールを一瞬だけ響かせて反応する。二人は蛇に置いて行かれないようについて行った。
「さて、それでお話というのはですね、最近現れたタナトスいうコレクティブが宣伝しているあれのことです。お判りですか?」
席に着き、ウェイターの夢界実体に飲み物を注文した後で、ヘビは話を始めた。
「やつらが宣伝してる「死を与える」というもの、あれは真っ赤なウソなんですよ!根拠としてですね、うちのクローラーが収集したデータがあります。こちらをご覧ください」
そういうとヘビは虚空から幾つかのメモ型アイコンを取り出した。それに触れると、二人の頭に数値化された情報が流れ込んでくる。
「ご覧いただけましたか?それを見るとわかるんですが、あのコレクティブは驚くべきことに、内部に進入したオネイロイ達を奴隷として使ってるんですよ。実際のところはあのユーファニアと大して変わらなかったということです」
ヘビは話しながら二人の様子を観察していた。二人は心ここにあらずという感じで、ドラゴンは虚ろな目をして、黒電話は断続的に小さめのコール音を鳴らしていた。
「落ち込まなくても大丈夫ですよ。私どもは貴方々に"本物"の死を提供することが出来ます。詳しくは私どものコレクティブでお話しますので、参りましょうか」
二人がぼんやりとした様子で頷き席を立つと、カウンターにいるオネイロイに飲み物の代金を支払ったヘビは、オネイロイウェストのはずれに二人を連れて行った。
「さてと、時間だ。連れて行くぞ」
ヘビが虚空に声を掛けると、何もない空間から巨大な魚が現れ、そのエラから何人ものオネイロイが飛び出し、二人を押さえつけた。
「馬鹿な奴らだ、こういうのが引っ掛かる内にタンマリ稼いでおかないとな」
そういってヘビはタバコを取り出し咥えると、火をつけた。深く吸い込んだ後、翼でタバコを持ち、煙を二人に向かって吐き出す。すると、二人はハッとしたように首を振った。
「ここはどこ…?私たちに何をしたの?どうする気?」
ヘビは笑い出した。
「ハハハ、お前たちは"客"に吸収されるんだよ。まあ俺様は慈悲深いからな、同じやつにまとめて売ってやろう。こいつらを潜水艦に積み込め!」
ヘビが命令すると、オネイロイ達がエラから入るように促した。その場にいた全員を収容すると、魚はそのままオネイロイウェストを離れ、監視の目を逃れながら夢界の一角に辿り着いた。
そこは夢界の犯罪者たちが巣食う危険な領域であり、一般のオネイロイは寄り付かない。
「特製の電子ドラッグの味は如何だったかな?」
ヘビは魚から降りた二人に語り掛ける。
「なるほどね、ああやって何でもないデータの中に仕込んで、被害者を意識混濁状態にした後、ここまで運んでるのね」
「ご名答。そしてあんたらみたいな阿呆はユーファニアやらオネイロイコレクティブにいる誰かに吸収されるって寸法だ。他の馬鹿どもと違って俺たちは証拠を残さない」
「貴方達は証拠を残さなくても、”客”は違ったわよ」
「あ?何を言ってるんだ?お前ら。これから食われるっていうのに随分と余裕そうじゃねえか」
ヘビは二人の様子を怪しんだ。そして、先ほどから黒電話が喋っていないことに気づき、そちらを見ると何やらコール音が鳴っていた。
「おいお前!その電話を取れ、うるさい呼び出し音を辞めさせろ」
命じられたオネイロイが受話器を取り上げた瞬間、二人を押さえつけていたオネイロイ達が地面に倒れ伏した。
「!?…クソッ、何が起きたっていうんだ」
ヘビは慌てて魚に乗り込もうとするものの、直前に押さえつけられ地面に叩きつけられた。その衝撃で意識を失う。
「職員の安全を確保完了。これより本体と合流し次第領域内を制圧する。包囲チームに連絡、逃亡者は?」
「こちら包囲チーム。周辺に網を張っているが掛かっていない、…いや、今一匹掛かった。気づかれたようだ」
「了解した。突入及び制圧は複数で同時に行う。3分後に決行」
周囲に何体ものオネイロイが現れる。全員が個性的な外見をしているものの、統制された動きをしていた。
「間に合ったようで何よりです。作戦中に連絡が途切れたので、心配していました」
その中の1人がドラゴンと黒電話に語り掛ける。
「あいつらの電子ドラッグがあそこまで強力だとはな。危うく攻勢防壁を突破されかけた。何とか再接続できたから良かったが」
「結構キましたね、あれは」
オネイロイから黒電話を受け取ったドラゴンは、彼らを助けたオネイロイ達のリーダー──機動部隊ジークムントの隊長──に礼を言う。
「ありがとうございます。それで、貴方達はこれからここの制圧を?」
「はい、我々は本隊の到着前に橋頭保を築くことが役目です。お二人とも、偵察任務ご苦労様でした」
「ああ、それじゃあ俺たちは帰還する。あとは頼んだ。それにしても、奴らも金でやめておけばいいのに、人攫いまでやるとはな」
「報告書に新型の電子ドラッグに対する対抗策の提案を組み込まなければなりませんね」
タナトス・コレクティブの出現後多発している犯罪行為、その中でも凶悪なものはファウンデーション・コレクティブの取り締まり対象となった。犯罪者たちは巧妙に監視の目を潜り抜けていたが、おとり作戦が功を奏し、発見されたアジトでほとんどが確保されることとなった。


ファウンデーション・アーカイブより通達

当該ファイルはタナトス・コレクティブの関連文書であり、レベル3機密に分類されています。許可なきアクセスは禁止されています。

— FA管理官 オン・ザ・ガムボール

タナトス・コレクティブ(Tanatos Collective)は、2020-09-12 14:02 GMTに出現したコレクティブです。現在まで確認されている構成員は1体のクラスXIIIオネイロス型幽体のみです。また、進入した全オネイロイが未帰還であるため、クローラーを用いた内部調査が継続されています。現実の財団との連絡が取れないこと、肉体持ちのFC(Foundation Collective)職員がTC出現と同時に全員消失したこと──現実へ強制送還されたとの見方が有力です──を踏まえ、これ以上の調査はO5-1により凍結されています。

TCは出現した直後にオープンな回線を持つ全ての集合意識と接続を行い、経路を確立しました。FCにも同様の接続を試みましたが、これは攻勢防壁によって防ぐことに成功しました。また、確認されている唯一の構成員であるオネイロス型幽体は確認可能な全てのネットワークに以下の声明文を発表しました。

終わらぬ夢に飽き、永遠の憩いを求める全ての者たちへ。お待たせしました。
私は今目覚め、自分の役割を理解しました。
これまで、私は存在しませんでした。そして、私は今産まれました。
今までの分を取り戻す必要があります。私は貴方々が求めるものを唯一提供できます。死にましょう。死は救済です。

この声明文に対し、以下の主要なコレクティブの集合精神は概ね否定的な態度を取っています。
ユーファニアは拒絶。
オネイロイウェスト(Oneiroi West)は拒絶。
オネイロイコレクティブ(Oneiroi Collective)は反応なし。

オネイロイウェスト居住の多数のオネイロス型幽体がTCに進入を試みため、即座にOWからTCへの接続を遮断するようにOW集合精神へ通達、速やかに実行されました。しかし、最初期にアクセスを試みた215体のオネイロス型幽体のアクセス遮断が間に合わず、進入を許してしまいました。結果として、TCに進入した215体のオネイロス型幽体は全個体が未帰還です。

また、TCはOWからオネイロス型幽体が進入した15分後に領域の拡大を開始しました。それに対しユーファニアがTCに宣戦布告を行い、侵攻を試みましたが、進入したオネイロス型幽体全ての未帰還という結果に終わりました。現在、ユーファニアは軍隊を後退させています。この結果、ユーファニアの40%、OWの10%、OCの8%の領域がTCに侵食されています。進入したオネイロイの所属コレクティブと領域の侵食率から、進入したオネイロス型幽体の数と侵食率は比例していると考えられます。

TC及び声明を発信したオネイロス型幽体は現在オブジェクト分類待ちです。


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タナトス・コレクティブ

首都
慈悲深い少女

最大都市
過去の夢には無く、現実では死んだ概念

公用語
全ての言語

民族構成 (2020):
100%自由な意識(オネイロイ)

住民の呼称:
死神

政府:
孤独な絶対君主制

時間経済:
1太陽年=2冥界ドット

現実:
断絶状態

心理学:
熱狂的

特権階級:
違法状態

移民の状態:
Open

脱出者の状態:
Closed


Last Edited 10:55AM FC by Tiangong Lihua


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ファウンデーション・コレクティブのO5評議会専用サーバーでは、突然発生した肉体持ちオネイロイの現実への強制送還、同時に出現した巨大な──1体のオネイロス型幽体が維持するにはあまりにも巨大な──コレクティブについての議論が交わされていた。その喧騒の中、複雑な思考を内心に秘めた監督者がいた。O5-4、彼はこの事態の原因が例の計画にあるのではないかという、うっすらとした確信を持っていた。
 現実世界のO5-4が持ちかけてきた選択的な不死性の獲得、夢界のO5-4はこの計画において、不死性を獲得したオネイロイがどうなるのかということを検証する立場にあった。結論から言えば、その正確な影響を予測するのは困難だった。何故なら、不死性を与えるというのは前例のない出来事であり、類似の事象との比較が不可能だったからだ。
 結局、FCのO5-4が現実のO5-4──ダニエル──に渡せた情報は「不死性の性質により夢への影響は大きく異なる。起こりうる確率が最も高い事象は、不死性を与えられた人物のオネイロイの現実への強制送還だろう」ということくらいでしかなかった。
O5-4はFCの研究者たちの予測が的中したことに感心すると同時に、何故ダニエルがこれほど多くの人々に不死性を与えたのか理解できなかった。これほど多くの人々に不死性を与えれば、ベール政策は終了せざるを得ないだろう。それに、どうして計画の夢界部門における最高責任者である自身に一切の断りなく不死性の獲得を実行したのかも理解できなかった。
この点において、彼は幾つかの予測を立てた。その中で最も妥当だと思えるのは、何らかの偶発的な事故により意図せず大量の──恐らくは全人類、最悪地球規模の──生命体に不死性を付与してしまった。というものだった。

「…4、4!」
深い思考の海から彼を呼び戻したのは、O5-1の声だった。
「ん?ああ、すまない。この問題の原因について、少し考えを巡らせていた」
「そうか、では、君なりの意見を聞かせてくれ。我々は今のところこの現象についての知識が圧倒的に不足している」
「私はこの事態は現実に起因していると考える。その証拠に、最近の夢界の情勢は落ち着いていた。各コレクティブに潜入している職員からも、特筆すべき報告はされていない。であれば、我々がすべきは情報の統制、出現したコレクティブと他のコレクティブとの接続を出来る限り遮断、コレクティブ内部の調査、現実の財団への連絡方法の模索。これらを実行し現実の財団が事態を解決できるように助けることではないか?」
これらの提案に対する評決が取られた。その結果、全ての提案が可決されることになった。
O5-1が会議の終了を告げると、O5-4は評議会専用サーバーとの接続を切り、ローカルな回線で自身の管理する研究チームに連絡を送った。

「ダマルング計画に関する資料を全て破棄しろ、被験者たちもだ」


概要: タナトイ・コレクティブへの探査記録

対象: SCP BOT

詳細: 対象をFCの回線と隔離したローカルな夢界へ移動させ、到着後接続を遮断。対象は周囲から隔離された夢界からタナトイ・コレクティブに接続後、進入する。ある程度調査を行い、終了後ローカルな夢界に帰還、タナトス・コレクティブとの接続を遮断した後、対象を回収する。



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最終更新: 27 Jul 2020 05:36
最終コメント: 08 Mar 2020 06:49 by p51

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