このページの批評は終了しました。
注意: サイト-8192で発生した事件の結果、当オブジェクトへの接触は禁止されました。詳細は事件記録XXXX-JPを参照してください。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8192の低脅威度物品収容ロッカーに収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは、ソフトカバー装丁が施された単行本です。表紙の上部には『働き者』と印刷され、下部には「メモ 加工失敗の為廃棄すること」と手書きされています。また、オブジェクトは外見上一般的な紙とインクで構成されているように見え、画像や映像を通しても同様ですが、サンプルを分析した結果ヒト由来の物質でその大部分が構成されていることが明らかになりました。
SCP-XXXX-JPの異常性は、何らかの仕事に従事している人物が、オブジェクトを最後まで読んだ場合に発生します。何らかの仕事に従事している人物が、オブジェクトの周囲半径█mの範囲に進入すると発生します。オブジェクトの影響範囲はオブジェクトの異常性に曝露した人物(以下、曝露者)が仕事を続けるにしたがって拡大します。また、曝露者と共に仕事を行った人物も異常性に曝露します。曝露者は職務遂行意欲の著しい向上を示します、その後曝露者の職務遂行意欲は向上し続けます。同時に曝露者の職務遂行能力(仕事を行うのに必要な能力)は損なわれ、仕事に支障が出る程度まで低下します。オブジェクトの影響範囲外に出ることで影響を除去軽減できます。曝露者は仕事と無関係の事柄は問題なくこなすことができます。
オブジェクトは、日本生類創研の拠点があると思しき場所の調査中に消息不明となったエージェントを捜索していたドローンによって、エージェントと共に発見されました。エージェントは意思疎通が困難な状態だったため、ドローンの装備で無力化の後、オブジェクトと共に回収しました。回収後、エージェントは意思疎通が可能な状態まで回復、インタビューを行なった結果、異常性に曝露する条件、曝露後の影響が明らかになりました。
実験記録001
対象: D-7396
実施方法: 事前に簡単な数学の問題を解答させ、オブジェクトに曝露させた後同じ問題を解かせる。
結果: 曝露前と比べて解答にかかる時間が増加、正答率が低下した。
分析: Dクラスとして実験に参加することも「仕事」に分類されるようだ。それにしても、実験前にオブジェクトを鷲沼研究員に取りに行かせたが、戻ってくるのに随分と時間がかかったな。オブジェクトの影響は読むことで発生するのだから、ただ単に彼の怠慢だろう。あとで注意しなければ。-瑠香博士
実験記録002
対象: D-7396
実施方法: 対象をオブジェクトに曝露させる、オブジェクトを回収した後、実験室内に配置した飲食物を消費させる。
結果: Dクラスは少しおぼつかない様子だったが飲食物を消費した。
分析: Dクラスがオブジェクトを読むのにやけに時間がかかっているな、それにしても、オブジェクトを読むことで異常性に曝露するのに、オブジェクトを回収すれば影響がなくなるのは何故だ?もしかすると、異常性の曝露条件について誤解があるのかもしれない、次の実験ではっきりさせなければ。-瑠香博士
実験記録003
対象: D-7396
実施方法: 対象をオブジェクトに曝露させず、付近にオブジェクトを設置するに留める。対象にはそのまま前回と同様に飲食物を消費するよう指示する。
結果: 対象は飲食物を消費しようとするが上手くいかず、[編集済]
分析: どうして対象は飲食物を消費できなかったんだろう…わからん…取りあえず別のDクラスで同じ実験をしよう。続けていけば何か見えてくるかもしれない。-瑠香博士
実験記録005
対象: 鷲沼研究員
実施方法: 対象を暴露させた後、本の内容をインタビューする
結果: 何を言ってるかよく分からなかった。まあどうでもいいことだ、そんなことよりも次の実験を行わなければ、人類の為に。
分析: 前回の実験でDクラスを[編集済]したからって実験にDクラスが使えなくなり、研究員を使うハメになってしまった。
備考 この実験以降、SCP-XXXX-JPが返却されていなかったことが記録より判明しました。
補遺 サイト-8192を封鎖後、以下のメッセージをサイト-81██で受信しました。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5875210 (22 Nov 2019 06:43)
職務遂行能力という単語と記事中での異常性に違和感を覚えます。最初の印象では単に能力が低下する(例えば単純な計算でもやり方が分からなくなり出来なくなる)というものでした。しかし実験記録では(間違ってはいるものの)複雑な式は覚えていたり、文章が単なる変換ミス以上の文字化け一歩手前まで狂ったりするなど"能力が低下する"ということのブレが見えました。真の異常性由来のものであるなら申し訳ありませんが、現状ではまずどう影響を受けるのかということを決めた方がいいかと思います。
オチに関しては影響範囲が広がるもの自体は安易だとは思いますが、影響を受けた博士の悲しい連絡内容を列挙しどう変わっていくかを示せると面白くなるかと思います。
細かい点ですが単行本レベルの大きさで影響範囲が一桁cmというのはほぼその単行本自体の大きさからはみ出さないのではないでしょうか。実質的に接触したらと同じになっていると思うので何かしら変更した方がいいかと思います。
ありがとうございます。
作者の意図としては、仕事の精確さが下がり(正答率が下がる、文字を正常にタイプできなくなる)、同時に仕事の効率も低下する(計算に時間がかかるような式を使い始める)だったのですが、わかりづらいなあと判断し修正します。
おっしゃる通りです。単位を変更し、周囲に近づくと異常性が発生すると解釈できるように変更します。