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見ていただきたい点
・気持ち悪いと感じたか
・現状のまま投稿された場合の評価(UV/NV/DVのいずれかでお答えいただきたく思います)
アイテム番号: SCP-2477-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2477-JP及びSCP-2477-JP-1はサイト-8199の極低温保管庫に収容されます。
説明: SCP-2477-JPは視認性の認識災害を引き起こすイエネコ(Felis silvestris catus)の頭部です。影響を受けた人物はオブジェクトを非異常なラブポーションサーティワン1であると認識します。SCP-2477-JPの周囲5m以内に接近したネコ科動物はオブジェクトに対し明確な嫌悪を示します。前述の範囲内にネコ科動物が存在する時、SCP-2477-JPはイエネコの鳴き声と認識される音を発します。
SCP-2477-JP-1は高さ1.78m、重量65kgのワッフルコーンです。ウエハースとヒト由来の物質によって構成され、直接的な外部刺激に反応して痙攣を起こします。
補遺-1: 発見経緯
2021/12/05: SCP-2477-JP及びSCP-2477-JP-1は埼玉県 宮代町に存在するアパートの301号室から回収されました。室内からは特筆すべき以下の物品/痕跡が発見されています。
- 電源の切れたラップトップ及びスマートフォン
- 咬創を有するイエネコの頭部が盛り付けられたワッフルコーン2
- バニラ、クッキークリーム、チョコレートミント、大納言あずき、抹茶3と頭部を欠損したイエネコ複数匹の混合物が収められたクーラーボックス
当時の居住者であった渡辺 弘明氏は現在行方不明です。
補遺-2: 電子機器の解析によって渡辺 弘明氏が運用していたSNSアカウントの特定が完了しました。アカウントは本人を除いて閲覧可能な人物は存在しない形式で運用されており、運営会社に対する隠蔽措置、アカウントと投稿の削除は完了しています。SCP-2477-JPとの関連性が疑われる投稿内容の転写を以下に表示します。
転写記録2477-TW
壁打 @arbeit · 2021年1月31日
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店の中も外も寒すぎる。畜生。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年2月28日
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猫が店に入ってきやがった。忙しいってのに邪魔しやがって防犯設備どうなってんだよ。追い出そうとしたらいつの間にか何処にもいねえし。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年3月31日
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疲れすぎてるせいで頭がおかしくなった。店に入って来た猫がアイスクリームの中から顔を出して話しかけてきた。「サーティワンのアイスクリームには猫の死体が入っている」って、猫が喋るはずないのに。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年4月30日
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アイスクリームの中に猫の死体なんて有ってたまるか。会社がそんなことしてたら国の、なんかそういう機関が調べに来るだろ絶対。客が文句言ってくるに決まってる。顔が熱い。鼻水が止まらない。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年5月31日
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バイト中ずっと頭の中で猫の話がリフレインしてる。そっちに気を取られてたせいでミスしちまった、嫌味も言われるし最悪だ。店のどっかにまだいやがるのか猫の鳴き声まで聞こえる。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年6月30日
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どうなってんだよマジで!?客に出す前のフレーバーをチェックしたら、猫の死体が入ってやがった。リーダーにバレるわけにはいかねえ。間違いなく俺に責任を被せて済ませるからな、最高の職場だぜホント。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年7月31日
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また死体が入っていやがった……ホントに何が起きてんだよ畜生。クッキークリームとチョコレートミントを確認したが変な臭いとか味はしなかった。とても死体が入ってたとは思えねえ。雨のせいで靴がふやけちまったじゃねえかよ。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年8月31日
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今度はあずきと抹茶、もう勘弁してくれよ。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年9月30日
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バイトをクビになった。リーダーに呼び出されて部屋に行ったら、俺がフレーバーに顔を突っ込んで舐め回してる監視カメラ映像を見せられた。猫の死体なんてどこにも映ってなかった。なんかもう、どうでもいい。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年10月31日
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まだねこのこえがきこえる。さーてぃわんのあいすくりーむのなかにはねこのしたいがはいってるんだってさ。ははは。がすとみずとでんきとめられた。のどかわいた。なにもたべてない。さむい。しにたくない。 | |||||
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壁打 @arbeit · 2021年11月1日
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あるじゃん。くいもの。 | |||||
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渡辺 弘明氏の元雇用先を特定し連絡を取った所、サーティワンアイスクリームの店舗は既に撤退していることが判明しました。渡辺氏と同時期に雇用されていた人物へのインタビューに対して、全員が「そのような名前の人物と共に働いていたことは覚えているが印象に残っていない」という旨の返答を行いました。跡地に建設されたカフェ"Cold Space"の調査において異常な点は発見されませんでした。
補遺-3: 解析部門による認識災害フィルタリングの結果、SCP-2477-JPの発している音はイエネコの鳴き声では無く、不明なヒト男性の声によるイエネコの鳴き真似であったことが判明しました。SCP-2477-JP及びSCP-2477-JP-1に対して再調査が行われます。
リサイクルコンテスト2021参加記事です。santouさんの<そこのお前!猫って何回も繰り返し発言するとこねこねになるぞ!>をリサイクルしました。
記事作成に協力して頂いたamamiel氏、
Tsukiyomizuku氏にこの場を借りて感謝申し上げます。
ライセンス表記
Twitterモジュール
引用元: http://pseudo-scp-jp.wikidot.com/tweet
著者:KanKan,
7happy7
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タグ
scp jp euclid 食物 ネコ 生命 自我 認識災害 視覚 リサイクル2021
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5875210 (22 Nov 2019 06:43)
あくまでも私個人の所感ですが、各オブジェクトの説明を読んだ時点でそれぞれが「認識改変か異常ミーム性質の付与によって、猫および人間がアイスクリーム及びコーンとして認識されてしまっている」のではないかと解釈しました。(この解釈が違った場合は無視していただいてですが)それを頭に留めた状態で後半まで読み進めたこともあり、単に「やはり渡辺氏がコーンなんだな」となって裏切られることも無かった(と解釈してしまった)ので、オチの印象がやや弱まってしまったように思えます。
無論、考察要素や徐々に猫の死体に侵されていく日常風景など、おどろおどろしさや興味深さもあるのですが、私の場合では上述したように「財団も含めて誤認識しているパターン」だというイメージで固定化されてしまったこともありましたので、他の方の意見や感想も聞きたいというのが正直な所だったりはしますね。
また、記事内で「オブジェクトから発せられるノイズ音が猫の声のように聞こえる」原因がSCP-XXX-JP-Aにあると推測されていますが、そもそも音声に影響を与えた虚構災害が「どのような都市伝説に由来したものだったのか」という点が(核になった都市伝説及び認知者の特定が完了しているとされている一方で)内容説明されていないようにも思えました。加えて個人的な好みも含みますが、別途副分類すると複雑化させてしまう気もするため、単にそのまま説明してしまってもいいかもと思っていたりします。
外部のDMにて質問を行わせていただき、以下の改稿を実施しました。
・虚構災害の核となった都市伝説なの内容表示、特別収容プロトコルの加筆
・批評していただきたい点の追加
・補遺の追加
拝読しました.
御批評いただきありがとうございます。
オチの衝撃を強めることが難しいと感じたため、好意的なご意見を頂いている、気持ち悪さと不気味さを強調する形のオチへと改稿しました。また、それに伴い説明や特別収容プロトコルの変更を行いました。