プロットⅡ

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大前提

幽谷 陽菜と彼岸 蓮華の登場、何かしらのアノマリーの存在(うちの子SS化回避)、オチは「気づくと怖い系」

構成

報告書と地の文+会話文を交互に繰り返す形

ストーリー

「彼岸が幽谷を群馬県にある廃屋に(不自然に思われないよう気を付けながら)軟禁している。彼岸は不審な外出の理由をアノマリーの調査であると報告する。また、アノマリーの異常性によって詳細を話すことが出来ないという事を報告書中で暗に示す」

地の文、会話文で書く内容

後輩(彼岸)の顔を見て廃屋に来るまでのことを回想する幽谷(反ミームアノマリーに襲われて死に、気が付けば幽霊となっていたこと。何とかサイトまで帰り付くも誰も自分に気付いてくれず、反ミーム的事象を知覚できるようになる記憶補強薬をDクラスに投与してもダメだったこと。茫然自失状態だった私をここに運んでくれた彼岸のこと)。「憔悴しきっていた私は彼女に何度も辛辣な言葉を放ってしまった。それでも、彼女は私を慰め支え続けてくれた。彼女の献身的な支えが無ければ、私は二度と立ち直れなかっただろう。」彼岸に話があると切り出す幽谷。

幽谷が財団と接触を試みようとするが、彼岸の反対意見(アノマリーとして収容される危険性や記憶補強薬でもどうしようもなかったのにどうやって気付いてもらうのか、何か手はあるのかという)に反論できず躊躇う。それでも行こうとする幽谷。

食い下がる幽谷に対し、彼岸は幽谷の訃報を聞いた時の衝撃と悲しみを語る。幽谷が謝りながら彼岸を抱きしめる。幽谷は自分が彼女にそれほど慕われていたことに驚きつつ感謝しながらも、彼岸の態度に違和感を覚える。しかし、自分でも根拠のわからない違和感を口に出すことは躊躇われ、彼女はそれを気のせいとして頭から振り払う。

様々な事情でそれについて詳しく記したり話したりすることが出来ないアノマリーというものがある。誤伝達部門と言うのは、そういった類のアノマリーを収容するために設立された察しが良い財団職員の集まりである。彼らの管轄にあるアノマリーの中にはたった1人しか本当の情報を把握していないものすらあるという。

たった1人、そう。たった1人である。財団は収容状態に不備が無く、過剰な予算を浪費していないなら少し不自然な記述の報告書があろうと咎めはしない。なぜなら同じように不自然な記述をせざるを得ないアノマリーの前例が存在するからだ。アノマリーというものは人間の理屈を超越した存在であり、理不尽である。ならばそれについての記述が不可解なものになる事例も往々にしてあるということだ。

報告書フォーマット「SCP-██-JPに関する全ての情報管理・収容業務は彼岸 蓮華収容担当官に一任されています。」

籠のヒナ、雲を慕うも空は遠く。蓮華に囲まれ静かに眠る。

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誤伝達部門より通知

当該ファイルは現時点で記載可能な情報を網羅しています。また、オブジェクトについての問い合わせは禁止されています。

— 瀬戸博士 誤伝達部門日本支部


アイテム番号: SCP-███-JP

オブジェクトクラス: Eparch1

特別収容プロトコル: SCP-███-JPはサイト-81NNの管轄下にあります。状況確認のため、1日に1度収容担当官が派遣されます。

説明: SCP-███-JPは群馬県に存在する非異常な廃屋です。


声は出なかった。

(おとうさん、おかあさん ごめんなさい)

昼でも薄暗い鬱蒼とした林の小道に女が倒れている。女の体は半分ほど乱雑に千切り取られていた。顔の左半分と首、腹と右腕、そして左足、断面から恐ろしく強い力で噛み千切られたと解る。生存は絶望的だった。かろうじて元が白だったとうかがえるワンピースは赤く染まり、緑色の瞳は虚ろに濁っていた。

幽谷 陽菜の残された右目には、木々の隙間から覗く細い青空が映っている。

彼女の左半身は見るも無惨な有り様で、暴力的な破壊の痕跡、肉食獣が食い荒らしたと一目で解る乱暴な外傷が残っていた。きっと楽には死ねないだろう。

真っ白で涼しげなワンピースは赤黒く染まっていた。


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