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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト81██の人型収容チャンバーに収容されます。また、SCP-XXXX-JPが視認できる範囲での、スマートフォンを操作しながらの歩行などは、如何なる状況でも許可されません。SCP-XXXX-JPには週に一度、簡易的なカウンセリングを行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPは、異常性を持つ40代の日本人男性です。SCP-XXXX-JPの下半身には複数の刺し傷の痕が存在し、自力での歩行が不可能となっています。SCP-XXXX-JPの異常性は、SCP-XXXX-JPがスマートフォンを歩きながら操作している人物(以下、対象)を視認した際に発現します。SCP-XXXX-JPが対象を視認した瞬間、SCP-XXXX-JPは対象の3m正面にワープします。この際、SCP-XXXX-JPは下半身を動かせるようになります。対象がそのままSCP-XXXX-JPに気づく、もしくは衝突すると、対象の下半身と対象のスマートフォンは即座に機能を停止します。その後、SCP-XXXX-JPは、対象とスマートフォンに対して激しい暴行と暴言を吐いた後に元居た場所にワープし、再び下半身不随となります。
SCP-XXXX-JPは東京都██区の██駅にて暴行を働いている人がいると通報を受け、財団エージェントが駆けつけ、収容されました。
補遺: 以下、SCP-XXXX-JPのインタビューログです。
インタビューログXXXX
回答者: SCP-XXXX-JP
質問者: ██研究員
前書: SCP-XXXX-JPは非常に精神的に不安定だったため、精神安定剤を投与した上でのインタビューとなります。また下半身不随のため、財団の供給した車椅子に座らせています。
<記録開始>
██研究員: 落ち着いてきましたか?
SCP-XXXX-JP: ああ、ああ、なんとかな、クソが。
██研究員: ではインタビューを開始します。まずSCP-XXXX-JP、貴方がなぜそのような異常性を獲得しているか、お聞かせください。
SCP-XXXX-JP: んだよ、もう番号呼びか、まだ刑務所じゃねぇだろうが!?
██研究員: 質問に答えてください。
SCP-XXXX-JP: ……知らねぇ。歩きスマホを毎日毎日心の底から憎んだらこうなった。
██研究員: なぜ、歩きスマホを憎むように?
SCP-XXXX-JP: なぜ?なぜだと?ああ、鮮明に覚えてるぞ、あの日をよ。クソが……クソがクソがあの[差別的表現を含む罵倒]!
██研究員: 落ち着いてください。順序立てて、説明をお願いします。
SCP-XXXX-JP: [数秒間息を切らす]あの日、あの日だ……俺が……橋の上でスマホを弄ってたんだよ……そしたら……前から歩きスマホが俺にぶつかって……その衝撃でスマホが川に落ちて……ッ!
██研究員: 落ち着いて下さい。その歩いてきた人が歩きスマホをしていて、貴方はスマートフォンを川に落としてしまったと?
SCP-XXXX-JP: そうだ!クソ!クソックソ!歩きスマホめ……ッ!クソ!
██研究員: 落ち着いて下さい。しかし、貴方は車椅子なのに橋の上で止まっていたんですか?
SCP-XXXX-JP: ああ!?車椅子なんぞ座るかよ![罵倒]!
██研究員: 車椅子に座ってなかった?
SCP-XXXX-JP: そうだよ!なんだ、座ってりゃそんなことにはならなかったなってか!?
██研究員: その時はまだ下半身不随では無かったと?
SCP-XXXX-JP: そうだよ!
██研究員: では、貴方はその歩きスマホでぶつかってきた人を恨んでいた、と?
SCP-XXXX-JP: ああ!?んなわけねぇだろ!
██研究員: はい?しかし、話の流れでは……。
SCP-XXXX-JP: 俺が憎んでるのは歩きスマホだ!あいつが……俺も!歩きスマホさえしてなけりゃ!
██研究員: え?貴方も歩きスマホを……?
SCP-XXXX-JP: そうだ!俺が、俺が歩きスマホをしてなきゃ、あいつが歩きスマホをしてなきゃ俺の[有名スマートフォン向けゲームタイトルのキャラクター名]たんは……!くそ!
██研究員: え、えぇと、つまり貴方は相手じゃなくて歩きスマホそのものを憎んでると?
SCP-XXXX-JP: 最初からそう言ってんだろ!歩きスマホのせいで██████たんは……██████たんは……ッ!だから!水に濡れて使い物にならなくなったスマホをぶっ叩いて壊したし、俺の足も何回も滅多刺しにした!もう俺は歩きスマホはしねぇし、できねぇ!ザマァ見ろ!でも俺だけじゃダメだ、ダメなんだよ!俺は、俺は全員の……![車椅子から転がり落ち、無理やり██研究員の方に這いずる]
██研究員: い、インタビューを終了、終了します!
<記録終了>

DVです。
「歩きスマホが憎い」以上の情報が入って来ませんでした。読者に記事を楽しんでもらうための工夫が足りず、共感も感情移入もできないと感じます。単に主張を書き連ねるような物では面白さに欠けます。
企画案2020-998: "雌牛の医者"
http://scp-jp.wikidot.com/project-proposal-2020-998
こちらの記事はGoIフォーマットですが、主張の他に要素を付け加えることで解決しています。参考になさってはいかがでしょうか。