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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト████の中危険度小型物品収容ロッカーに収容されます。またSCP-XXXX-JPを用いた実験を行う際にはクリアランスレベル3以上の権限を持った職員2人以上の許可を得て行ってください。現在SCP-XXXX-JPを用いた実験は許可されていません。
説明: SCP-XXXX-JPは生産地不明な伊達眼鏡です。通常時は非活性状態ですが、SCP-XXXX-JPは着用した際に活性状態へと移行し、異常性を発揮します。被験者がこの眼鏡をかけると、被験者の視界が黒ずみ初め、さらに曇り始めます。次第に被験者は目の痛みや、息苦しさや咳、肌寒さなどを訴えます。また、被験者は暗がりと靄の向こう星空や、何かを見ますが、何かの正確な観測は成功していません。非被験者からはレンズの黒ずみや曇りは観測できますが、目の痛みや咳などを訴えることはありません。これらの異常性は被験者が眼鏡を外すことで消滅します。また装着中にレンズの黒ずみや曇りを拭き取ったり、除去する事は、今までに成功していません。SCP-XXXX-JPは、██県██村にて、男性が死んでいるという旨の通報があり、原因を調査した結果、死亡時、男性が装着していたSCP-XXXX-JPが発見され、財団によって収容されました。男性が実家の蔵でなぜSCP-XXXX-JPを装着しており、それがいつから、なぜ存在しているかは現在調査中です。財団の調査の結果、男性の実家の蔵から以下の文章(補遺2参照)が回収、復元されました。
実験記録1 - 日付19██年/██月/██日
実験責任者:██博士
対象:D-28973
実施方法:D-28973にSCP-XXXX-JPを装着させ、異常の発生を阻止する
結果:曇りを取ることはできず、D-28973は猛烈な目の痛みと、声を発することが困難なほどの息苦しさと咳を██分間訴えた後、実験開始から██分後に眼鏡を自力で外したため、実験は中断された。
分析:何かしらの有害物質が発生している可能性がある。ー██博士
実験記録2 - 日付19██年/██月/██日
実験責任者:██博士
対象:D-28973
実施方法: D-28973にSCP-XXXX-JPを装着させ、眼鏡の周りの空気について調べる。結果:有害物質が微量に検知され、水分も検知された。また、開始から█分後、再びD-28973が自力で外したため、実験は中断された。また、D-28973が、靄の中に何かは分からないが、何かいる気がすると証言した。
分析:靄の中にある何かを調べる必要がある。ー██博士
実験記録3 - 日付19██年/██月/██日
実験責任者:██博士
対象:D-28973
実施方法:D-28973にSCP-XXXX-JPを装着させ、詳しい靄の中の何かについて調べる。
結果:[削除済み]
分析:もう一度、詳しい調査を要請します。ー██博士
追記(20██年/██月/██日):これ以上の実験は危険です。
実験3の後、D-28973はAクラス記憶処理を受けました。
補遺1: 以下は実験3において録画されたデータ記録を書き起こしたものです。
補遺2: 19██年/██月/██日に██県██村の遺体現場を調査した結果、藤森氏の遺体は心臓部が抉り取られており、遺体の下からナイフや血濡れの紙、数枚の割れた皿や腐食した食べ物が発見され、血濡れの紙には血に隠れて何か書かれており、財団によって回収された後、20██年/██月/██日に復元に成功しました。以下回収、翻訳された文書です。
翻訳前の文書
醒ますな起こすなつぎはなぃ 許さレた赦されたっギハなイ
翻訳後の文書
醒ますな起こすなつぎはなぃ
許さレた赦されたっギハなイ
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- portal:5848237 (24 Apr 2020 15:03)
拝読しました。
全体的な感想を述べると、「よく分からないなぁ」というのが正直なところです。
文章としておかしい部分を修正させていただきます。
博士の人物像も見直させていただきます。
私自身、この情報を出したら露骨すぎて不気味さがなくならないか、とおっかなびっくり書いていたので、もう少しテスカトリポカに結びつけやすい記述を練ろうと思います。
オブジェクトクラスに関しても修正させていただきます。
ご指摘ありがとうございました!
拝読しました。
ジャック・ザ・リッパーにミスリードさせるためには、「ロンドン」「霧」というだけでは不十分で「女性(売春婦)」を「解体する」という(より核心に迫る)要素が必要であるように思います。
少なくとも私はこの記述を「怪物」の正体を示唆している文章とは思いませんでしたし、ジャック・ザ・リッパーを連想もしませんでした。
ここは視点があいまいで財団職員の記述らしくないように思いました。この記述が1週間の経過観察後に書かれているなら、傍線部分は冗長(「1週間経っても回復しなかった」で十分)なように思いますし、「ここにあっていいのか」という疑問も財団職員の視点らしくないように感じました。
ジャックザリッパーのミスリードは推敲を重ねるうちに矛盾点が重なって削除した部分が多かったのでミスリードは取りやめることにします。
そして博士の人物像も、見直させていただきます。
ご指摘ありがとうございました!