彼の死、そして誕生へ捧ぐ短い詩

現在このページの批評は中断しています。


身体を伝うのは生暖かい液体だった
それは生命を廻す鮮血の色だった
手に持ったアミュレットの中心と同じ紅だった
‪私を襲った彼のタトゥーと同じ紅だった

目を覚ました時には朱色のツナギを着ていた
手にはあのアミュレットを持っていた
中心の紅を見て、あの鮮血の記憶を思い出した
私はあの時死んだ筈だった

今でも偶にあの夢を見る
全てが真っ赤に染まったあの時の夢を
私はいつもそれを俯瞰の視点で見る
それは私に起こった出来事ではなくて
私ではない別の人が死んだように
そういう風にあの時の夢を見る

私は死んだ
偽名を使っていた私は死んだ
ジェームズ・ブライトは死んだ
アミュレットに遺されたのは唯の人格だ

私はもはや人間ではない
私はもはや帰るべき場所を持たない
私はもはや偽名を持たない



私の名は  



ジャック・ブライト。あんたもよく知ってるだろ?







    • _


    コメント投稿フォームへ

    Add a New Comment

    批評コメントTopへ

ERROR

The Kuronohanahana's portal does not exist.


エラー: Kuronohanahanaのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:5818807 ( 29 Oct 2019 11:29 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License