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この報告書はSCP-XXX-JP監視・研究サイトにおける旧バージョンの報告書であり、この報告書内の記述には誤りが含まれていることに留意してください。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 日本国██市(以下SCP-XXX-JP-α)は、機動部隊ろ-1("電脳")と機動部隊ろ-2("反乱鎮定軍")による広範な活動によって周辺地域民の行動範囲外及び日本国民の認識外へと隔離されます。SCP-XXX-JP-α内部に監視・研究サイトが設置され、外部の本部サイトの指示によって各種プロトコルが実行されます。財団職員を含めたあらゆるSCP-XXX-JP-α内部の人型オブジェクトは外部への立ち入りが拒否され、機動部隊はこれを遵守することを目的とした即時の破壊的行動が許可されています。すべてのSCP-XXX-JPに関わる財団職員はAまたはBクラスの記憶処理薬の服用が義務付けられます。
すべてのSCP-XXX-JP-A実例は発見され次第研究サイトに回収されます。
説明: SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JP-α内部に存在する身長50~180cm程度の自律式人型ロボット(以下SCP-XXX-JP-A)が段階的に人間に置き換わる現象です。進行度合いにより以下のように分類されています。
現時点で財団はSCP-XXX-JP-A-Ⅳと人間を区別する能力を保有していません。SCP-XXX-JP-A-Ⅳはその特性からSCP-XXX-JP-α内部において人間と概念的に同一であり、サイトにおいてSCP-XXX-JP-A-Ⅲより移行した4例のみがSCP-XXX-JP-A-Ⅳとして登録されていますが、実際には██市民に紛れ込んでいる潜在的なSCP-XXX-JP-A-Ⅳが存在するとみられています。
██市民(以下SCP-XXX-JP-1)はSCP-XXX-JPに対する違和感を抱きません。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-Aがどこに存在するかについての言及を一切行いません。また、特筆すべきことにSCP-XXX-JP-Aについて、Ⅰ~Ⅳのいかなる状態であろうとも、それを元のロボットと同様に扱います。このことは、SCP-XXX-JPのSCP-XXX-JP-1に対する限定的な反ミーム性の存在を示唆します。SCP-XXX-JP-A-Ⅰ~Ⅲの変化及びSCP-XXX-JP-A-Ⅳの特性に気付くのはサイト内の財団職員のみです。またSCP-XXX-JP-1への変化を防ぐための有効な手段としてAクラス記憶処理薬の継続的な服用が提案されています。
SCP-XXX-JP-αを取り巻くように心理学的あるいは概念的なヴェールが観測されています。SCP-XXX-JP-α内部においては、SCP-XXX-JP-1は四つ葉のクローバーと三つ葉のクローバーの違いを認識できません。また、雨と雪の違いも認識されません。この現象の詳細は不明です。

SCP-XXX-JP-1によってSCP-XXX-JP-Θの存在するとされる領域。
補遺1: SCP-XXX-JP-αの海岸に、財団が認識不能な半実体的存在(以下SCP-XXX-JP-Θ)が出現しました。この存在を財団職員が直接認識することは不可能であり、海岸に集っていたSCP-XXX-JP-1の証言によって発見されるに至りました。エージェントらは以下の証言を得ています。
"それは常に変化し続ける船であり、丸太船であり、帆船であり、戦艦であり、空母であり、廻船であり、亀甲船であり、蒸気船である。それらはすべて同時に正しい。"
"そしてそこに船はあり続けている。元の形のままに。不変を象徴するかのように。"
研究チームは、SCP-XXX-JP-ΘがSCP-XXX-JP-1以外の存在に対する限定的な反ミーム性を持っているとして、前述の反ミーム性との関連性を指摘しています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5771687 (22 Sep 2020 05:56)
すべてCC0の画像であり、リンクを張る必要もないと書かれていましたのでそのようにさせていただきました。
隠し文字も含め、拝読しました。
かなり展開の多い壮大な記事であり全貌を把握できたとは言い難いため、的外れな批評となっているかもしれませんがご了承ください。
以下、疑問点、違和感を持った部分を中心に挙げていきます。
>SCP-XXX-JPの異常性
ストーリーにおける「ロボットの人間化」の位置づけが分かりませんでした。この異常性自体は面白く、興味を惹かれるのですが、後半の「船」に関するストーリーにおいてこの異常性が結局何だったのかが伝わりませんでした。
>オチ
オチを理解できませんでした。
「船が守っていた領域だけが正常な世界であり、船の喪失により世界が異常に満ちた」
「船に概念的変更を加えたことにより、『不変』にまつわるなんらかの致命的異常が発生した(この場合、財団が正常な判断でもって船を破壊したことになり、松原監視・研究サイト管理官が死守していた筈の情報を認識していなかった理由が気になります。)」
のようなストーリーを想像しましたが、自信はありません⋯
個人的には、ラストの「財団の敗北」は唐突感があり急に放り出された印象を感じてしまったので変えるのも良いかもしれません。
以下、表記についての指摘です。
>ページ遷移
ページ遷移時の更新部は青字にするなどして分かりやすくした方が読み易いです。
>??%(「分類」の折り畳み内)
あまり報告書らしくない表記に見えるので、「不明」等で良いと思います。
>隠し文字
現状だとけっこう見つかりにくい隠し方であり、場合によっては気付かないまま読み終えてしまうこともありそうです。(それで良いとの判断であれば、このままでもいいかもしれません)
最後に、記事に使用する画像はそのライセンスに関わらず(リンク不要の画像であっても)出典を明記する必要があるので、本投稿の際はディスカッションに出典を表記せねばなりません。画像利用ポリシーを確認すると良いかもしれません。
批評コメントありがとうございます
少し改訂させていただきました。
改訂»SCP-XXX-JPの異常性
ロボットの人間化は財団の注目を引いた異常性というのが一つと、SCP-XXX-JP-Θは神であったので信仰が必要だったというところで打開のために起こした策であるというのが一つです。SCP-XXX-JP-Θが試験運用中であることと、既存の異常存在の改変であるというところから、SCP-XXX-JP-Θがかなり無理やりな手段をとるということも矛盾することではないと思います。
3,4ページ目を少し変えてみました(わかりやすくなっているでしょうか)。
中の状態は不変であり、kクラスシナリオ発生時点で外側は異常なので、外からどう見えようが関係ない(実際中から見ると何も変わっていないのでOK)ということです。
改訂»オチ
「船が守っていた領域だけが正常な世界であり、船の喪失により世界が異常に満ちた」は正しいです。
「船に概念的変更を加えたことにより、『不変』にまつわるなんらかの致命的異常が発生した」は、財団視点なら正しいです(改訂してみました。わかりやすくなったでしょうか。)
財団は財団製だった兵器を自ら破壊し、不変でなくなった船は異常性を失い、財団視点では財団は世界を正常な状態に導いています。実際はK-クラスシナリオを止められなかったという結末です。
改訂»ラスト
少し変えてみました。
改訂»表記
御指摘の部分を訂正しました。隠し文字は気づかなくてもいいようなラストに近づけてみました。(気づかなくてもそれはそれでいいと思っています。)
出典の明記は行っておきます。
(今回改訂したところの話になりますが)松原サイト管理官が受け取った情報は外部からの情報であり、信用するとしたらK-クラスシナリオ発生に気付くことになりますし、信用しないならそのままK-クラスシナリオに呑まれることになりますが、結局どちらでも変わらないので不確定なままにしています。
御指摘ありがとうございました。
また改善点を批評していただけると嬉しいです
画像の出典です。
一枚目
ソース: https://www.futta.net/photo/1375.html#photom
ライセンス: CC0
タイトル:
著作権者:
公開年:
補足:
2枚目
ソース: https://publicdomainq.net/sunset-sea-sailing-boat-0046046/
ライセンス: CC0
タイトル: 夕空と帆船が浮かぶ穏やかな海
著作権者:
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補足: