ジャムコンA下書き「悪役なんていなかった。ね?」

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SCP-XXXX-JPが発見された████氏の自宅の書斎

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Safe

特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXXX-JPはサイト08██の小型収容ロッカーの中に施錠され、厳重に保管されています。SCP-XXXX-JPを扱った実験を行う場合は、セキュリティクリアランスレベル3以上の職員に許可を得てから行ってください。また、運ぶ際に必ず内容を確認しないようにしてください。万が一内容を確認してしまった場合は、24時間以内にクラスB記憶処理を施してください。

説明: SCP-XXXX-JPは無名の短編小説です。表紙には刺繍で作られたグリム童話の登場人物が確認出来ます。SCP-XXXX-JPはドイツ語で書かれていますが、読み手のドイツ語を理解していることの有無に関わらず、読み手は小説の内容を閲覧出来ます。また、内容は読み手によって変わると考えられています。

SCP-XXXX-JPの特異性は、読み手1の行動と、閲覧した内容を連動させることです。この場合、読み手は殆どの場合死に至ります。 現在、クラスB記憶処理によって防げることが判明しています。

SCP-XXXX-JPは2016年10月31日に、██県██町で連続変死事件が発生したとの報告を受けて、財団職員が調査したところ、████氏の自宅の書斎にて発見、収容されました。

補遺:
 
実験記録001 - 日付2016/11/17

対象: D-80117

実施方法: 密閉された空間でD-80117にSCP-XXXX-JPを読ませる

結果: 時間が経つに連れて、D-80117の呼吸は荒くなり、歯を剥き出して読むようになっていきました。読み終えた数秒後、D-80117は突然呻き声を出し倒れました。D-08117の目は充血していて、手足は痙攣していました。また、D-80117の衣服は全身が赤く染まっていました。

分析: D-80117は、頭を銃で打たれた痕跡がありましたが、脳内に銃弾は見つかりませんでした。また、脳幹は負傷していなかったため、D-80117は一命を取り留めましたが、植物状態となりました。全身に付着していた赤い液体は、D-08117本人の血液と一致しました。

実験記録002 - 日付2016/11/30

対象: D-08118、D-08119

実施方法: 密閉された空間でD-08118とD-08119にSCP-XXXX-JPを読ませる

結果: 先にSCP-XXXX-JPを手に取ったD-08118は内容を理解出来ていたようですが、隣に居たD-08119は混乱していた様子でした。また、D-08118はSCP-XXXX-JPを読む途中、甲高い不気味な笑い声をあげていました。D-08118はSCP-XXXX-JPを読み終えた数秒後、右足と右手が切断され、倒れました。しかし、D-08119に異常はありませんでした。

分析: D-08118の右足と右手は斧のようなもので切断されていたことが判明しましたが、周囲には鉄や刃物を持ったものは置かれていなかったため、どのような原理で切断されたかについては、現在分かっていません。この実験から、SCP-XXXX-JPの特異性は同じ時間帯に二人以上に影響を及ぼさないことが分かりました。

実験記録003 - 日付2016/12/13

対象: D-08120

実施方法: D-08120にSCP-XXXX-JPを途中まで読ませる

結果: 職員がD-08120に中断するように命じたところ、D-08120は強い拒絶反応を起こし、職員に襲いかかりました。その後、D-08120を取り押さえ、怪我をした職員に応急手当を施しました。

分析: 取り押さえた後、D-08120と会話を試みましたが、狼の雄叫びのような叫び声を何度も繰り返し、度々台詞のようなものを呟いていました。頬には入れ墨のようなもので "Glücklich?"2 と書かれていました。

インタビュー記録 - 日付2016/12/13

対象: D-08120

インタビュアー: 列堂れつどう博士

付記: このインタビューは強化ガラス越しに行っているので、正確に聞き取れていない部分もあります。

<録音開始>

列堂博士: 君は、どうして職員を攻撃したの?

D-08120: 邪█をした。引き摺██んだ。あの平和な世界から。

列堂博士: ……なるほど、それじゃあ君はその平和な世界で何を見ていたの?

D-08120: あの世界に██なんていなかった。赤い██をかぶった少女は花を摘んでいたし、お婆さんはちゃ███ッドにいた。なのに█は……

列堂博士: 分かった、これが最後の質問よ。君は……

[D-08120が狼の雄叫びのような叫び声をあげる]

列堂博士 君は、いつから、頬に入れ墨をいれたの? ほら、"Glücklich?" と書いてある。

D-08120: █せ? █せなんかじゃない。なぜ平█なんだ。つまらない。なぜ██な笑█なんだ。嫌いだ。もう少しで█せると██だったのに……お前ら█せいだ!

[D-08120が狼の雄叫びのような叫び声をあげ、ガラスが割れるような音が聞こえる]

<録音終了>

終了報告書: D-08120は暴走し、強化ガラスを割り列堂博士に襲いかかろうとしたため、職員が麻酔銃を打ち、D-08120を確保しました。

実験記録004 - 日付2016/12/13

対象: D-08120

実施方法: D-08120に注射を用いてクラスB記憶処理を施す

結果: 最初は暴れまわっていましたが、徐々に落ち着いていき、2時間後には精神状態の回復が確認出来ました。また、頬にあった文字も薄れていき、最終的には消えました。

分析: 回復が確認出来てから24時間経ちましたが、D-08120に特に目立った異常は見られませんでした。

 
 
 


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