特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPと通常の山葵を見分けるのは極めて困難であり、また、世間一般に相当量が流出していることから直接的な収容は不可能と見られています。
山葵を使用する飲食店等の監視を行い、SCP-XXXX-JP-Aの出現があった場合、機動部隊によって財団施設に保護し、日本生類創研のデータを元に治療を施してください。
説明: SCP-XXXX-JPは、有機物に摂食された際に連鎖的に周囲の有機物を擦り下ろされたSCP-XXXX-JPの塊に変化させる山葵(学名:Eutrema japonicum)です。SCP-XXXX-JPが擦り下ろされずに摂食された場合異常性は発揮されません。
SCP-XXXX-JPによってヒト(学名 : Homo sapiens)の全身が擦り下ろされたSCP-XXXX-JPに変化する所要時間は身長170cm、体重60kgの成人男性の場合24分程度であることが判明しています。
SCP-XXXX-JPの異常性により身体の一部または全てが擦り下ろされたSCP-XXXX-JPの塊となった場合、SCP-XXXX-JP-Aと認定され、サイト-81Q5などの医療施設にて治療が行われますが、効果的な治療方法は発見されていません。
SCP-XXXX-JPを供給している農家は今のところ不明であり、出荷過程で通常の山葵に混入しているという仮説が建てられています。
SCP-XXXX-JP-Aは未知の原因により通常の知能を有しており、また外見を除けば極めて正常であることがSCP-XXXX-JP-AになったDクラスに対する実験で判明しています。
補遺1: 先述の実験記録です。
実験記録001 - 日付2032/09/22
対象: D-1832
実施方法: SCP-XXXX-JPと見られる山葵をD-1832に摂食させる。
結果: 28分後正常にSCP-XXXX-JP-Aに変化。高次脳機能や自律神経による活動は停止しなかった。
分析: 何度か実験を行いましたが、同様の結果になったためSCP-XXXX-JP-Aは外見を除き正常であると思われます。
- portal:5672131 ( 20 Oct 2019 13:26 )

説明不足な点がありましたので、修正しました。
1998ハブに属する予定です。