シガニズム運動

このページの批評は終了しました。


rating: 0+x
SCP-XXXX-JP-A.jpg

SCP-XXXX-JP-Aによって発生した反政府デモ

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは後述する外見及び異常性から、未回収の実体が多数存在すると考えられています。SCP-XXXX-JPの回収部隊は中央アジア諸国政府の協力を得た上で、SCP-XXXX-JPの発見・回収作業に従事して下さい。特にカザフスタン共和国の西部地域において、重点的に調査が実施されます。

回収されたSCP-XXXX-JPの全実例群は実験で使用する在庫分を除き、焼却処分しなければいけません。実験用のSCP-XXXX-JPはサイト‐745の低危険度物品収容室の専用ケージに収容されます。収容室の周辺には武装した状態の機動部隊員を常時5名以上配置し、24時間体制で警備して下さい。また、SCP-XXXX-JPの異常性に曝露することを防止するため、サイト-745に所属する全ての職員は事前に財団の身辺調査に合格した人物のみが配属されます。SCP-XXXX-JPに関する実験を行う際はセキュリティクリアランス・レベル3以上の職員2名以上の承認が必要です。

SCP-XXXX‐JP‐Aの存在を確認した場合、直ちに機動部隊を出動させSCP-XXXX-JP-Aを拘束しなければいけません。拘束したSCP-XXXX-JP-Aは尋問後にクラスA記憶処理を実施して解放して下さい。

追記: 監督評議会命令により、サイト-745の人員及び機動部隊の増員が決定しています。ミーム汚染が確認された全てのSCP-XXXX-JP-Aは情報取得以外の目的で拘束する場合を除き、即座に終了しなければいけません。サイト-745の全職員はSCP-XXXX-JP-1の回収及びSCP-XXXX-JP-Aの封じ込めを全力で実施して下さい。財団はいかなる状況下でもSCP-XXXX-JP-Bの主権を承認することはありません。

説明: SCP-XXXX-JPは特定の条件に合致した人物に対してミーム災害を及ぼす文書です。現在までに、███████枚のSCP-XXXX-JPが回収されています。SCP-XXXX-JPは210mm×297mmで構成され、片面にカザフ語の方言が印字されている他は、通常の印刷用紙と同様の外見的特徴を有していることが確認されています。また、SCP-XXXX-JPのサンプル解析結果からは異常性は確認できませんでした。

以下はSCP-XXXX-JPの内容を記録したものです。

祖国が滅亡したあの日から、我々は長きに渡り苦難に喘いできた。
我が同胞達はあらゆる次元に散らばり、過酷な生活と祖国を失った喪失感に打ちのめされた。

しかし、我々は決して祖国復興を諦めはしない。
嘘で塗り固められた世界はいずれ破滅し、我々が復活する時は必ずやってくる。

我々は偉大なる同胞の諸君の働きに期待している!
偉大なる母"Sarah I. Galbraith"万歳!失われし祖国よ万歳!

SCP‐XXXX-JPは出現がこれまでに確認されている地域は、カザフスタン共和国の西部地域を中心とした1中央アジア諸国です。その他の地域ではのところ現在まで確認されていません。一方で、SCP-XXXX-JPが出現する場所に明確な特徴は存在しないことが確認されています。2

SCP-XXXX-JPの異常性は後述する複数の条件に合致する人物が、SCP-XXXX-JPを視認した際に発現します(この人物をSCP-XXXX-JP‐Aと指定)。これまでの調査で判明している条件は以下の通りです。

  • 帰属している国家の政府に対し、非常に強い不信感を抱いていること
  • 両親のどちらかがテュルク系民族に属していること
  • テュルク語族に属する言語を一定程度使用できること

SCP-XXXX-JP‐Aとなった人物は未知の原理により、自身を「シガスタン共和国」という架空の国家に所属する人間として行動するようになるミーム汚染を発症します。このミーム汚染は不可逆的かつ永続的であり、段階的に異なる複数の異常性を発現させます。ミーム汚染の進行具合には個人差があるものの、概ね40日~55日程度で恒久的に続くと考えられている第3段階へと至ることが明らかになっています。また、SCP-XXXX-JP-Aのミーム汚染は記憶処理で概ね除去することが可能です。補遺1を参照して下さい。SCP-XXXX-JP-Aによって発生した全事件のリストはRAISA-情報参照用データベースを参照して下さい。

以下はSCP-XXXX-JP-Aのミーム汚染の症状を記録したものです。

第1段階 ― 自身について「シガ人」という架空の民族意識が生じ始め、それまで居住していた国家に対する帰属意識が徐々に消失します。これはSCP-XXXX-JP-Aの国籍・性別・年齢に左右されません。この段階のSCP-XXXX-JP-Aは周囲との意識の違いに戸惑いを感じ、周囲に対して自身が感じる違和感を主張するに留まり、それ以上の行動は起こそうとしません。これまでの調査で、ミーム汚染発症から10日~15日程度で自身をシガスタン共和国に帰属する「シガ人」と完全に認識するようになり、第2段階へ移行することが確認されています。

第2段階 ― SCP-XXXX-JP-Aは帰属している国家の政府に対して強い不信感を訴える機会が有意に増加し、政治体制の変革に対する関心が高まります。また、地球上にシガスタン共和国が存在しないことについて、著しい憤りや落胆の感情を示し、「シガ人」の民族自決を主張し始めるようになります。SCP-XXXX‐JP‐Aが主張する「シガスタン共和国」に関する主張には、具体的に以下の内容が含まれます。

  • シガスタン共和国の独立を主張する
  • 独立に関連して、カザフスタン共和国の西部4州3及び一部カスピ海の領有権及び領海権を主張する
  • カスピ海を「聖なる海」と呼称し重要視する
  • "Sarah I. Galbraith"という人物に対し、崇拝に近い敬愛感情を示す
  • ノアザミをシガスタン共和国の国花と主張する

上記の特徴がSCP-XXXX-JP-Aに生じ始めてから、30~40日程度で第3段階へ移行することが確認されています。

第3段階 ― この段階に達したSCP-XXXX-JP-Aは完全に「シガスタン共和国」に所属する国民であるかのように振る舞いようになり、政治体制の変革やシガスタン共和国の分離・独立のための活動を開始します。その内容は「シガ人」の民族自決を呼びかけるビラの配布、選挙への立候補といった比較的穏健な活動です。以下はこれまでに確認されているSCP-XXXX-JP-Aの活動及び事件の一部を抜粋したものです。

SCP-XXXX-JP-A-3事案
番号 発生した地域 事案の内容
事案3-1 カザフスタン共和国 マンギスタウ州 SCP-XXXX-JP-Aがアクタウ市の市長選挙に立候補。公約に「シガ人の民族自決実現」「"ウォーツ"市への都市名改称」を掲げていたことが判明している。後にマスコミの取材に対し「将来独立するために、シガスタン共和国の首都として都市整備を進めたい」と発言している。
事案3-2 カザフスタン共和国 アティラウ州 複数人のSCP-XXXX-JP-Aがアティラウ市の街頭でカザフスタン政府の政治腐敗を糾弾するビラを配布する事案が発生。SCP-XXXX-JP‐Aは警察の到着前に逃走した。ビラには「奪われたテンギス油田をシガ人の手に取り戻そう!」と記載されていた。
事例3-3 ウズベキスタン共和国 タシュケント市 大統領の演説中にノアザミを掲げた複数人のSCP-XXXX-JP-Aが政治体制の変革を要求し、演説が一時中断する事件が発生。拘束されたSCP-XXXX-JP-A全員が「建国の母よ万歳!シガスタンよ甦れ!」と叫んでいたことが確認されている。
事例3-4 トルクメニスタン共和国 バルカン州 トルクメンバシ市からアゼルバイジャン共和国へ向かうフェリーの甲板から何者かが投身する事件が発生。その後の捜査の結果、投身した人物の自宅からSCP-XXXX-JPが回収され、残された荷物から「復活した聖なる海にて永遠に眠る」と書かれたメモが発見された。

補遺1: 2030/06/09、中央アジア諸国の各地で新たなSCP-XXXX-JPの発生が確認されました。新たなSCP-XXXX-JPは回収されただけでも██████████枚を記録し、未回収のままとなっているものも多数存在すると考えられています。文書の回収が遅れたため、現地のマスコミやインターネット上への拡散を引き起こし、後述する重大インシデントが発生する原因となりました。以下は文書の詳細を記録したものです。

シガの地で奮闘する同志諸君へ

苦悩に満ちた日々はまもなく終焉を迎えるだろう。
我々の祖国復興の準備が遂に完了したのだ。
本日、偉大なる母の命日をもって、計画は次のステージへ進行する。

今こそ世界の嘘を打ち破り、失われし我らの祖国をこの世界に打ち立てる時だ!
偉大なる母"Sarah I. Galbraith"万歳!シガスタン万歳!

上記文書が出現した後、中央アジア諸国の各地で「シガスタン共和国」の独立を掲げる武装集団が一斉に蜂起しました。財団が武装集団の構成員を拘束して尋問したところ、拘束者は全員が元SCP-XXXX-JP-Aであり、処理されたはずの記憶が完全に復元され、記憶処理前のステージの異常性が復活していたことが判明しました。この事態を受け、上記文書の詳細な調査及び実験を実施した結果、従来確認されていた異常性の他に、閲覧した第3段階のSCP-XXXX-JP-A及び元SCP-XXXX-JP-Aに対する新たなミーム汚染の存在が確認されました。これまでの調査で判明しているSCP-XXXX-JP-Aの新たな異常性は以下の通りです。

medium.jpg

SCP-XXXX-JP-Aが主張する
「シガスタン共和国」の国旗

第4段階 ― これは現在、暫定的な最終段階であると考えられています。SCP-XXXX-JP‐Aは自身についてシガスタン共和国に属する兵士もしくは活動家であると認識するようになり、武力によるシガスタン共和国の分離・独立を志向し始めます。この段階に達したSCP-XXXX-JP-Aは第3段階までの活動とは異なり、より過激な活動に従事することを躊躇いません。その中にはSCP-XXXX-JPを用いた、一般人に対する無差別テロや政府高官の殺害といった非合法な活動も含まれています。2030年12月末時点で、第4段階に達していると考えられているSCP-XXXX-JP-Aの80%以上がカザフスタン共和国の住民です。特筆すべき点として、第4段階に達したSCP-XXXX-JP-Aと何らかのコミュニケーションを交わした場合、第1段階のSCP-XXXX-JP-Aと同様のミーム汚染を発症することが確認されています。また、この段階まで到達したSCP-XXXX-JP-Aの異常性は記憶処理除で除去することが不可能となることが判明しています。



上記の異常性が判明した後、財団はSCP-XXXX-JP-Aの終了を含む特別収容プロトコルの改定を決定しました。現在、財団は事態の対処に向けた方針を協議中です。

補遺2: 以下はSCP-XXXX-JP-Aの収容に関するタイムラインレポートの抜粋です。

2030/06/09

SCP-XXXX-JP-1が中央アジア各地に配布され、SCP-XXXX-JP-Aによる武装蜂起が相次ぐ。O5評議会の緊急会合が実施され、SCP-XXXX-JPの特別収容プロトコルの改定を決定。

2030/07/09

財団の追加プロトコルに基づく措置にも関わらず、SCP-XXXX-JP-Aの増加に歯止めが掛かっていない事実が確認される。

2030/07/31

各地の武装組織が統合し、カザフスタン共和国アクタウ市で「シガスタン共和国軍」の結成を宣言。カザフスタン共和国内に存在するシガ人の「領土」奪還を目指すと表明する。

2030/08/18

「シガスタン共和国軍」がカザフスタン共和国マンギスタウ州全域を制圧。カザフスタン共和国が非常事態宣言を発動する。

2030/08/29

カザフスタン共和国アクトべ州に駐屯していたカザフスタン共和国軍の一部が離反し「シガスタン共和国軍」への合流を宣言。これ以降、カザフスタン共和国の各地で戦闘が激化する。

2030/09/10

カザフスタン共和国西カザフスタン州オラル市で開催されていた州議会の議場に「シガスタン共和国軍」が侵入し、州知事及び州議会議員全員を殺害。州議会を制圧後、「シガスタン共和国の独立及び再興」を要求する決議を独自に採択した。

2030/09/14

「シガスタン共和国軍」が西カザフスタン州全域を制圧。

2030/10/07

「シガスタン共和国軍」がアクトべ州の全域を制圧。

2030/10/27

財団の調査により、カザフスタン共和国人口の推定██%がSCP-XXXX-JP-Aに変化したと報告される。また、「シガスタン共和国軍」の支配地域で、テュルク系の言語を使用できない住民やロシア系住民に対する弾圧の実態が報告される。

2030/11/25

「シガスタン共和国軍」がカザフスタン共和国アティラウ州の全域を制圧。同日、クズロルダ州のバイコヌール近郊でロシア連邦軍及び株式会社ロゴスの軍事部隊と交戦し、アクトべ州方面へ撤退。

2030/12/16

「シガスタン共和国軍」が新国家「シガスタン共和国」の建国を宣言。

補遺3: 2030/12/16、カザフスタンの西部4州及びクズロルダ州の一部地域を占領した「シガスタン共和国軍」は新国家「シガスタン共和国」の建国を宣言しました。「シガスタン共和国」は宣言後、世界中の国々や超常組織及び平行世界に存在する「同胞」に独立の承認を呼びかけたことが確認されています。このことから現在、SCP-XXXX-JPの配布及び一連のインシデントは平行世界に存在する首謀者によるものという意見が支持されています。今後はSCP-XXXX-JP-Bへの対応と共に、平行世界の首謀者を無力化するための方法が議論されることとなります。

また、O5評議会は「シガスタン共和国」の独立を承認しない方針を全会一致で決議し、「シガスタン共和国」をSCP-XXXX-JP-Bとして再定義しました。O5評議会は事態を打開するため、事案2217で共闘した世界オカルト連合及び境界線イニシアチブに新たな共同機関設置を呼び掛けていますが、両者は現在まで呼び掛けに応じていません。

補遺4: 2031/██/██、SCP-XXXX-JP-B内部で平行世界とのポータルを開設しようとする動きが確認されました。これはSCP-XXXX-JP-Bが新たな「援軍」を呼び出す動きと見なされており、SCP-XXXX-JP-Bの首謀者が召喚される可能性があります。現在、SCP-XXXX-JP-Bに対する新たな方針を近日中に決定する予定です。



予想されるタグ:SCP-JP Keter 精神影響 国外収容 軍事 文書 異次元 嘘コン20

ERROR

The kossy's portal does not exist.


エラー: kossyのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

[[div class="content"]]

  1. portal:5670836 ( 14 Oct 2019 12:50 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License