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SCP-XXXX-JP - ング・オ ・ポッ
↑本投稿時には、メタタイトルは構文を用いてこのように表示する
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
SCP-XXXX-JP-A事象-16にて記録されたSCP-XXXX-JP実体
オブジェクトクラス: Keter Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██に設置されたクラス4の防霊(エクトプルーフ/Ectoproof)収容室に収容されます。SCP-XXXX-JP-A事象を伴う実験には、セキュリティクリアランス3以上の職員3名の承認を必要とします。
説明: SCP-XXXX-JPは多数の人間が参加している何らかのイベントの会場に於いてランダムに発生する異常現象です。現在は当現象は特定のクラスФ1霊体の関与による副次的なものであるとの知見から該当のクラスФ1霊体側をSCP-XXXX-JPとし、付随する異常現象はSCP-XXXX-JP-A事象として再分類されました。現在SCP-XXXX-JPとして分類されている霊的実体はImaginanimalの一種と推測されるSCP-977-JPに類似したクラスФ1霊体であり、全長175cmのジャクソンカメレオン(Chamaeleo jacksonii)の形態をとります。
SCP-XXXX-JP-A事象の内容は事例毎に大きく異なりますが、いずれに於いても以下の要素が共通点として挙げられます。尚当該事象内に於いて確認される反ミーム性質については桐町博士によって、カメレオンのImaginanimalとして有する "保護色" のイメージに起因するものであるとの推察がなされています。
- 事象への暴露者や目撃者は一様に、SCP-XXXX-JP-A事象の開始と同時に知覚される甲高い音響を報告する。事象開始時点で発生現場にて何らかの録音機器が動作していた場合、本音響のみは反ミーム性を伴わずに記録可能であり、凡そ1397Hzの帯域にメイン周波数を有する高音である。
- 上記の音響は2〜9秒間継続した後に終了し、直後からSCP-XXXX-JP-A事象が停止するまでの間に渡り、不明な音源による反ミーム性を伴った音響が記録される。当該音響の有する反ミーム性は録音データにも同様に継承され、聴取者はその内容を知覚できない。1
また上記の2点以外に引き起こされる異常現象は統一性の無い事例が多く、主立った実例として以下の様なものが記録されています。
事例番号 | SCP-XXXX-JP-A事象発生日時 | 同事象発生現場 | 確認された異常現象 |
---|---|---|---|
SCP-XXXX-JP-A事象-1 | 2011/10/03 | ████ビル カンファレンスホール2 | 会見中の役員を含む全暴露者が肯定的感情を伴う熱狂状態に陥った。 |
SCP-XXXX-JP-A事象-3 | 2012/02/21 | ライブハウス██████3 | 会場内の重力に異常が発生。物体にかかる重力の向きが3〜4秒間をかけて鉛直方向から45°傾いた状態となり、その後同程度の時間をかけて正常な向きへと戻る変化が繰り返し発生した。 |
SCP-XXXX-JP-A事象-11 | 2016/08/14 | ██ホテル██ ███ホール | 現場への突入を試みた機動部隊が、会場への侵入を試み続けたにも関わらず不明な力によってスリップする形での後退を強制され、事象の終了まで突入が阻害され続けた。 |
SCP-XXXX-JP-A事象-14 | 2017/12/06 | ███パーク4 | ジェットコースターにて発生した非異常性の事故直後にSCP-XXXX-JP-A事象が発生し、事故による死傷者が影響下に置かれた。影響下の死者は蘇生し、負傷者と共に自身の肉体的損壊を無視して活動を再開した後 "何らかの動き" を事象終了まで継続的に行った。この動きには事象中に発生する音響と同様の反ミーム性を確認。事象終了後に暴露した死傷者は異常性の影響から脱したが、この際の "動き" による肉体の追加損傷は確認されなかった。 |
またSCP-XXXX-JP-A事象発生から終了までの経過時間は事例ごとに様々であり、過去の事例では最短で4分20秒、最長で2時間21分16秒が記録されています。
補遺1: SCP-XXXX-JP-A事象-14以降の事例において、当該事象の発生に伴って、現在SCP-XXXX-JPとして分類されている実体の存在が継続して確認されるようになりました。
以下はSCP-XXXX-JP-A事象-14目撃者へのインタビュー記録の抜粋です。
インタビュー記録XXXX-JP-21 - 日付2017/12/09
対象: 安藤 ██氏
インタビュアー: 桐町博士
<抜粋開始>
桐町博士: つまり安藤さんは事故の瞬間は目撃しておらず、騒ぎを聞きつけて後から現場に向かったと。……例の音、 甲高い音響の事ですが、その時には既に聞こえていた訳ですか。
安藤氏: ……えーと、はい、そうですね聞こえてました。[6秒間沈黙]友人達はあれに乗ってて、客車……?客車、客車ですねあれが落ちてたんです。私は乗ってなくてそれで、それで……。
桐町博士: 大丈夫です。落ち着いて、自分を責めないで。
安藤氏: [12秒間の過呼吸の後、27秒間深呼吸を試みる]
桐町博士: ……大丈夫でしょうか?……続けられますか?もし難しいようでしたら……
安藤氏: [桐町博士の発言を遮って]はい、ええ、……はい、大丈夫です。続けます。あの時は、まだ、皆怪我をしてそれでも生きてるみたいに見えました。何か、です、そうです、皆何かをしてたんです。
桐町博士: 何か、ですか。
安藤氏: はい。……ごめんなさい、それが何なのかどうしても分からないんです保護色?みたいになって……。でも、あの現場には何か白い、白いものがありました。
桐町博士: 白い……?その白いものの、より詳しい特徴は分かりますか?
安藤氏: はい、具体的な大きさは思い出せないんですけど、トカゲか何か、爬虫類です。その、体の断片が浮かんでいるみたいな見た目だったと思います。皆、その白い断片に、こう率いられているみたいな感じでした。
桐町博士: なるほど……。負傷者達はその白い断片から、何かの影響を受けていたのですか?
安藤氏: 多分、……はい、そうだと思います。それとすみません、最初の甲高い、音なんですが……。
桐町博士: ……あの音が、何でしょうか……?
安藤氏: あれは音じゃなくて、声だと思うんです。喉の奥で、ホーゥって、獣か、鳥か何かの……動物か何かの甲高い叫び声みたいに聞こえました。
<抜粋終了>
財団は、上記のインタビューによって初めてSCP-XXXX-JP実体の存在を感知しました。
補遺2: 上記の経緯によって確認され始めたSCP-XXXX-JP実体は当初の内は爬虫類の皮膚の断片が浮かび動いているように観測されるのみであったものの、その後事例を重ねるたびに白色の皮膚組織として観測される面積が拡大しており、2021/09/29現在の時点では明確に胴体や脚部などの形状が観察される状態です。またその他の特筆点として現在、SCP-XXXX-JP-A事象開始時の音響についての暴露者による形容は30〜35%が「鳥獣の咆哮のような」との表現を用い、その他70〜65%の暴露者はこれを「人間男性の高い叫び声」と表現します。この当該音響が人間男性による発声であるとの見解は、現在財団内の本オブジェクト担当研究班内部にも広く浸透しつつあります。
付与予定タグ: scp jp euclid 音楽 音波 強制力 自我 死体 重力 蘇生 知性 動物 爬虫類 反ミーム imaginanimal
ファイルページ: Imaginanimalジャクソンカメレオン
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:5662538-22-tyi6
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Imaginanimalジャクソンカメレオン
著作権者: Benjamint444, Topito67, Enginepithecus
公開年: 2022
補足:
この画像は以下の画像をもとにしてEnginepithecusが作成したものです。
ソース: https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Jackson%27s_Chameleon444.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0タイトル: File:Jackson's Chameleon444.jpg
著作権者: Benjamint444
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Terra_Live_Music.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0タイトル: File:Terra Live Music.jpg
著作権者: Topito67
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5662538 (14 Sep 2019 13:02)
定例会にて頂いた批評内容を反映し、全体の内容に大規模な編集を加えました。
引き続き宜しくお願い致します。
初批評なので、余り参考にならないかもしれませんが。
動物の名前から想像される人物に関する概念を持ったImaginanimalというのは新しい着眼点で良いと思います。
個人的な感想なのですが、このオブジェクトが引き起こす異常現象もマイケル・ジャクソンの楽曲に関連する物なのでしょうか。私が詳しくないだけかもしれませんが、その辺がわかりやすくなるとより良いと思いました。
その点"色素が破壊されてしまった"の部分にリンクが貼っているのは改稿前に比べてより良くなったと思います。
総合的には、私はUVします。執筆応援しております。
ご批評、有難うございます……!コンセプトの着眼点を肯定する言葉を頂けて、ホッと胸をなでおろしております。
こちらに関しましては、それぞれ
肯定的感情を伴う熱狂状態
→普遍的な「音楽ライブ」の特徴
重力が消失
→ゼロ・グラビティ
不明な力によってスリップ、後退
→ムーンウォーク
死傷者が影響下に置かれた。
→スリラー
となっております。……この部分、表のところにはその後のネタバレになってしまうが故にリンクを貼るなどできないのですが、マイケルオチを明かした後でこれらのリンクを挿入しようとすると、上手い書き方ありそう……でしょうか……?
自分では今パッと思いつかず悩んでおります。
※またその他の言及としまして、ディスカッション外でのご指摘を受けて画像をより見た目が自然に見えるものに変更しました。
5/14の定例会にて頂いた批評内容を反映し、更なる改稿とメタタイトル改題を実施しました。
引き続きになりますが、宜しくお願い致します。
拝読しました。
内容としてはSCP-905-JPとの差別化が必要になるような記事だと思いますが、序盤の伏線と折り畳み後の二重オチでやろうとしていることは出来ているように感じます。ですが、
katataさんの指摘にあった通り異常現象記録の内容からの予測が難しいことと、Imaginanimalであることを活かし切れていないような感じがします。
まず、異常現象記録なんですが、Enginepithecusさんが想定されている内容を思い浮かべるのは正直難しいかなと印象です。と、言いますと、あらかじめ折り畳み以降の内容を知っていてもネタバラシ読まないと正直わかんないくらいなんで、この部分に至るまでの情報が全くない状態で読むと本当に無作為な現象に見えます。そもそも「ゼロ・グラビティ≠重力が無くなること」ですし、「スリップ、後退」と書かれているとそれぞれが別々に発生しているように読めます。前者は「直立姿勢のまま前方に倒れる。しかし、地面に着く前に静止する」、後者は「前身動作を行うとそのままの姿勢で後退していく」と表現するとわかりやすくなります。……ですが、こう書いてしまうとネタバラシの前に何なのかすぐにわかってしまうでしょう。ですので、Enginepithecusさんが書かれている表現と僕が書いたモロネタバレ表現の真ん中くらい、後で見返してこれこういうことだったんだと思える形を目指したいですね。ゼロ・グラビティはSmooth Criminal、ムーンウォークはBillie Jean、そして最後はThrillerとそれぞれ元ネタになる曲もありますし、もうひとエッセンスくらいずつヒントになる要素を加えるとネタに深みが増しそうです。ただ、ちょっと冗長になる気もするので調整お願いします。あと、定例会でSansyo-do-Zansyoさんが指摘していましたが、何らかの共通の要素があるともっと説得力を作れそうです。現状の記録だと、最後だけ唯一屋外ですので、屋内にした方がもうちょっと統一感出るかなあとぼんやり思います。Thriller自体地面から何か這い出る描写が目立つ曲ですし、せめて地上でなんかやってもらわないと結び付きにくいかなと。
次にImaginanimal要素についてです。現状ですと、カメレオンの動物的特徴を使っているような内容と名前のもじりから要素を出している感じですね。そこについてはちゃんと面白い要素な気がします。ただ、他のImaginanimal実体群と比較すると、「結局こいつがどうしたいか」が薄いのでキャラクターとしての個性が薄い印象でした。改めてImaginanimalに関係するオブジェクトを見ると大体どいつも意思があります。このオブジェクトにもこのマイケル現象を起こす理由があってもいいんじゃないかなと思います。現状ですと、はた迷惑なオブジェクトとして存在しているので、折り畳み部分でしょーもない理由でも書いといて愛着湧かせてから、二段オチで結局迷惑だなこいつと印象を戻すのがいいのかなと。ただ、ここで指摘した内容に関しては塩梅が難しく、現状でも展開の構築ができているため、あくまで参考程度でお願いします。
全体を通して、展開構築とやりたいことはしっかり見えている記事ですので、あとは細かい部分を詰めて二段オチをより際立たせる形にしてしまいましょう。僕からは以上です。
ご批評有難うございます。
改善すべきポイントは大きな括りで捉えますと
・異常現象記録の内容を分かりやすくする
・Imaginanimal自身のキャラクター性を押し出した描写を加える
の2点との形で認識すれば宜しいでしょうか。
上記2点についての改稿案を練って参ります。
(とりあえずゼロ・グラヴィティに関しては「重力の向きが鉛直方向から45°傾いて戻る変化が繰り返し発生した」等とするのが良いか……?等と考えております。)
先日の
Hasuma_Sさんからの批評内容を反映しての、以下の3点の改稿を実施しました。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
拝読しました。面白くなってきていると思います。
個人的には序盤で「ジャクソンカメレオン」であることを明かしてしまっているのが非常にもったいないと思います。これのために、記録を読んですぐこれがマイケルジャクソン関連であることが分かってしまいました。
それよりも、少しずつ状況証拠を提示することで、①「カメレオン」のimaginanimalが関連していることを明かし、② その後間髪入れずにこれが「ジャクソンカメレオン」であることを明かすという形式にした方が、事例報告を伏線として扱えるので面白さが増すと思います。具体的には、「+ 事案記録XXXX-JP (2022/03/19)」の直前に「カメレオン」であることを明かす感じでしょうか。つまり、謎の現象の要因は「カメレオン」であったというオチの直後に、しかもそれがマイケルジャクソンカメレオンだったという二段オチが続くイメージです。
個人的には、現状のスリラーオチは蛇足になっていると感じました。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
有難うございます。
こちらに関しましては前々から何度かの批評を受けての変更を行っている部分であり悩むところですね……。本日の定例会にて、こちらのポイントを重点的にお聞きしてみようと思います。
こちら、私としてはむしろこれを無くした場合にパンチが弱くなる恐れを感じでいます。こちらも上記と同様、本日の定例会にてお尋ねするポイントとしてお聞きしてみる形をとってみます。
また順番が前後しますが、
こちらのお言葉を頂けた事はとても嬉しく思います。重ねて有難うございます……!