評価: 0+x
blank.png

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは人型オブジェクト標準収容プロトコルが適応されます。

未発見のSCP-XXXX-JP-A影響者が発見された場合は、その人物の財団フロント企業への転職が検討されます。

説明: SCP-XXXX-JPは自身の調理した食物(以下SCP-XXXX-JP-A)に異常性を付与することのできる男性です。SCP-XXXX-JP-Aを摂食した人物は、自身が今までの人生の中で精神的に追い詰められたと感じた複数の出来事を想起します。完食後、想起した出来事を除くエピソード記憶を忘却します。結果、摂食者のエピソード記憶は影響によって想起された記憶とSCP-XXXX-JP-Aを摂食した記憶のみとなります。

オブジェクトは収容以前に自身の経営する料理店で料理人をしており、SCP-XXXX-JPの担当した料理を注文した1█人に影響が確認されています。SCP-XXXX-JPの収容直前に、該当料理店で食事をした人物の物忘れが急に悪化したという事例が多数確認されたことが財団の目を引き、収容に至りました。

追跡調査では影響者の内7人が人間関係上のトラブルを起こしており、1人がその影響で自殺に至っています。

補遺: 収容直後に、SCP-XXXX-JPに対するインタビューが行われました。以下はその音声記録の書き起こしです。

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: 佐藤 守


«ログ開始»

インタビュアー: まず、あなたはこの事件を意図的に起こしたものだと私たちは把握しています。事件を起こした理由についてお答えください。

対象: 承認欲求だよ、単に。例えば悩んでいるやつ、今にも死にそうなやつに奢ってやるとかでも言って食わしてやると泣いて喜ぶんだよ。人生で最高の料理だ〜ってな感じでな。

対象: 最初は善意で何人か食わしてやったんだが、だんだんと感謝されるのが気持ちよくなって、って感じだ。よくあるパターンじゃないか?

インタビュー: ありがとうございます。では、

対象: 自分で言うのもあれだが、自分の料理が一番美味いと思っているからな。
 
インタビュアー: ありがとうございます。次にあなたの異常性、つまり記憶を想起させてからそれ以外の思い出を消すという能力は、どのように獲得したものなのかお答えください。

対象: ……それはよく分からねぇ。ただ……

[対象は目に見える程度に体を大きく揺すり始める]

対象: ……ただ、アイツの料理店がテレビに出てたのを見た時からだな。██ ██ってやつの店を聞いたことはねぇか?俺、あいつと同じ料理店で働いてたんだよ。なのによ、同じところで働いて同期でよ、なのにあいつばっかりチヤホヤされて、それがムカついて独立してある程度客も入ってきて、これでやっとアイツに勝てたと思って、でもアイツも店出して、クソタレって厨房で酒飲んでた時に。

対象: うちのビルの上で自殺しようとしてんのよ知らん奴が。そいつに飯食らわしてやったら泣いて喜んでやんの。それで思ったね、あっちは人気だろうけどこっちの料理の方が人を幸せにできるんだって。実際その日から全然反応も違ったからな。やっと真に勝てる日が来たんだって思ったよ。

対象: でもよ、あのムカつく野郎がこんなこと言ってきたんだよ。テレビでやってた██って人の店の方が美味かったねって。しかもそういう奴、一人じゃないんだよ。その後に自分の能力の正体も知っちゃったんだよ、それでもやるしかなかったんだよ。

対象: それでもアイツに勝てなかったんだよ。なぁ。こんな能力までもらってさ、料理続けてさ、先に店開いてさ、スープ食った時からいつかアイツを倒すって何度も思ってさ。なんで勝てないの?

対象: 俺の方がいい料理人になれると思ったんだけどな。

[その後対象は机に伏せ、泣き始める。会話不能と判断され、インタビューの終了が宣言される]

«ログ終了»


後記: 言及のあった██ ██氏の料理店に訪れたことのある人物への実験は、該当するDクラス職員が存在していないため保留となっています。模範的かつ記憶処理予定のDクラス職員を██ ██氏の料理店で食事をさせた上での実験を現在申請中です。

sb3infoのincludeに|tag=引数を設定すると、予定しているタグを表示できます。


ページ情報

執筆者: Zatto13
文字数: 2786
リビジョン数: 4
批評コメント: 0

最終更新: 05 Feb 2022 15:08
最終コメント: 批評コメントはありません

記事のタイトル: 生きろ

付与する予定だったタグ: scp-jp euclid 移動不可 建造物 精神影響 認識災害 場所

主要な異常性: 入った人間に「今までの人生の内、最も精神的に追い詰められた10の出来事」を再体験させる謎の建造物です。再体験の最中、付近に存在する階段を上る事で次の出来事に移行します。再体験後、対象は屋上に出現しますが、そこから飛び降りるか階段を下りて扉から出てくるか、自身の意思で決める事になります。飛び降りた対象の精神状態は以前より悪化しますが、そうでない対象の精神状態は顕著に安定しています。なお、飛び降りても死ぬ事は無く、不自然な程の軽傷しか負いません。

記事の簡単な要約、オチ: このSCPによって精神に安定が齎された人間には、自殺願望の増大が見られる事が判明します。対象へのインタビューを行ったところ、共通して「自身の過去に蓋をして、無理矢理封じ込めて生きている」感覚に苛まれているという旨の証言が得られます。なお自殺を図った対象が死亡した例は無く、全員が「奇跡的に」軽傷で済んでおり、未知の異常性の影響下にある可能性が示唆される…というオチです。

その他アピールポイントなど: 「過去のトラウマ?だいじょーぶ元気出して!自分の過去と向き合ってみて!トラウマなんて大した事ないんだから!それでもダメだったら知らん!死ぬのは許さないよ」みたいな。オブジェクトに精神影響を齎された人々の哀愁と異常性の胸糞悪い感じを両立させたかったのですが、なかなか上手くいかず頓挫。

ERROR

The Zatto13's portal does not exist.


エラー: Zatto13のportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:5653117 ( 12 Sep 2019 08:13 )
layoutsupporter.png
特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License