このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-2678
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2678へのアクセスポイントは本棚に偽装した状態で再封鎖されています。予定されていた探索はすべてキャンセルされました。
説明: SCP-2678は、イタリアのシエナにあるシエナ大聖堂の地下に位置する、以前は鉄格子封鎖されていたドアからカトリック教徒のみにアクセスできる異次元空間です。 ドアの横にある金属のプラカードには、”SCP財団 怪奇部門”と書かれています。戸口に入ると、自立型の出口の周りに建てられた小さな防水シートの分営地内に移転します。キャンプ内部には以下のような物があります。:
- SCP-2678全体から採取された血液と骨のサンプルがストックされた生物医学研究所の冷蔵庫。
- 蝋菅式、磁気テープ式等、多岐に亘る録音機器。
- 財団の資格情報を要求するコンピューター端末。 全てのアクセスの試みはクリアランス不足のための拒絶という結果をもたらしました。
- Sul Golgotaというタイトルの合唱プレリュードの楽譜。
- 思春期前の男性の不完全な骨格(舌骨、寛骨、前腕の両方が欠損している)。鋼鉄製のテーブルの上に置かれ、シートで覆われていた。死因は不明。
分営地は、イタリアゴシック建築様式の建物で構成された324.6km²の都市の郊外にあり、赤橙色の空間内に浮かぶ大聖堂、宮殿、教会だけで構成されています。 最初の発見以来、人間の血で構成された永久的な暴風雨が街を覆い、探索の努力を遅らせ、建物を赤く染めています。 建築物を構成する材料は一見すると大理石であるように観察されますが、化学分析の結果、それらは7歳から12歳の男児から採集された骨組織であることが判明しています。
SCP-2678内に人間やその他の生命は観察されていません。 それにもかかわらず、すべてのSCP-2678内を探索した人物は、建物の迷路内のどこかからかすかに響く不調和な高音の旋律を聞いたと報告しています。 SCP-2678内の音声記録装置は誤動作し、非常に大きな音量で落下する血の音のみを拾いました。
旋律をたどった探索者は、シエナ大聖堂の正確なレプリカ(ただし前述の環境変化に従う)に到達します。大聖堂内部には、一つのパイプオルガンを除いて何も置かれていません。パイプオルガンは、最も長い数本のパイプが半分に切断されており、対応するペダルボードが引き抜かれています。1
鍵盤を押すと、男性の少年の声(約7歳から12歳の範囲)による音の模倣が得られ、各鍵盤には一意的に対応する声があります。通常のパイプオルガンと同様に、鍵盤を押している間、音を持続させることができますが、鍵盤を長時間押し続けると、パニックが増大していくかのような声の変調が見られます。
オルガンが音を演奏している間、血の雨は未知の原理で水に変化します。オルガンを演奏する時間に関係なく、建物は赤く染まっています。
探索者と研究チームのメンバーを長期間テストしたところ、いくつかの行動の変化が明らかになりました。これは、SCP-2678で演奏するオルガンの音楽を聞くことに関連していると考えられています。これらには以下が含まれます:
- 合唱曲への好意の増大
- 構造化された宗教への信仰の増大
- 権力への信仰の増大
- 社会的または経済的地位の低い人々に対する疑心の増大
- 財団の他の職員によって犯された犯罪を報告することに消極的になる
これらの症状が時間によって衰えることはないと考えられています。
補遺: 付属の風箱が見つからなかったため、サスティンの上限を調査するためにオルガンのテストが2019/12/20に行われました。
最長の音は23分に及び、その時点でC7の鍵盤は破損し、機能しなくなりました。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5644698 (04 Sep 2019 22:03)
タグ:聴覚 生物学 都市 異次元 精神影響 音楽 宗教 safe scp
原語版:SCP-2678
これは「地下に位置する」とかの方がいいと思います。
これちょっと簡略化して「カトリック教徒」とかにしちゃってもいいと思います。「だけが」も「のみが」に直した方が良いでしょう。
これは「拾いました」の方が自然になると思います。
ちょっと不自然な感じがありました。言い換えが思いつきません。すみません。
気になった点を挙げます。
▷に続く訳例は、自分なりの訳ではありますが、そちらの好む文体に沿ったものとは限りません。必要に応じて改変をお願いいたします。
単に「封鎖された」でなく、「"鉄格子で"封鎖された」とした方が正確だと思います。なお、「barred from (任意の土地)」等の用法であれば訳出する必要は無いと考えます。
軽く検索した限り、「蝋菅」が一般的な訳語であるという印象です。
▷蝋菅式、磁気テープ式等、多岐に亘る録音機器。
「拒絶をもたらした」という表現に違和感を覚えました。
▷アクセス試行は全て、不十分なクリアランスを理由に拒絶されている。
covered by a sheet on a steel tableは原文通り後に回しましょう。
▷思春期前の男性の不完全な骨格(舌骨、寛骨、前腕の両方が欠損している)。鋼鉄製のテーブルの上に置かれ、シートで覆われていた。死因は不明。
楽譜、赤橙色、旋律、等としても良いように思います。全体的に、逐語的なカタカナ語が不必要に多いように感じます。
[2310追記]
floatingが抜けています。
▷空間内に浮かぶ~
navigationは探索行為全般を指します。「航海」は文脈上不適です。
「市」というと行政区画を連想します。「都市内」等でも良いのではないでしょうか。
主語が最初に提示されておらず、また主語が不必要にばらけている印象です。
▷建築物を構成する材料は一見すると大理石であるように観察されますが、化学分析の結果、それらは7歳から12歳の男児から採集された骨組織であることが判明しています。
「正確なレプリカではあるが、環境変化によって赤く染まっている」という文意かと。括弧の場所が気になります。
▷シエナ大聖堂の正確なレプリカ(ただし前述の環境変化に従う)に到達します。
シエナ"大聖堂"と"カテドラル"が対応していることが訳文から分かりません。「カテドラル」→「大聖堂」とすることを勧めます。
longest pipeではなくlongest pipesなので、それと分かるようにしたいです。
「単一のパイプオルガンを除きます。」の場所が悪いです。
▷内部には、一つのパイプオルガンを除いて何も置かれていません。パイプオルガンは、最も長い数本のパイプが半分に切断されており、対応するペダルボードが引き抜かれています。
increasinglyが抜けているように見えます。
▷パニックが増大していくかのような声の変調が見られます。
「手段」よりかは「原理」あたりではないでしょうか。
日本語として、前述の「赤く染まっています」から言い換える意味が薄いです。(一般論として、英文は和文よりも言い換えを好みます。)
appreciationは多義語です。「感謝」だけでなく「好むこと」「高く評価すること」も含みます。ざっくりと、「合唱曲への好意の増大」で取るのが良いと思います。
好みのレベルかもしれませんが、「疑惑」→「疑心」とした方が日本語として通りが良いように思います。
windboxは広義のふいごの一種かもしれませんが、「風箱」とした方が無難なように思います。
時制が取れていないように思います。
▷最長の音は23分に及び、その時点でC7の鍵盤は破損し、機能しなくなりました。
原文がSul Golgotaに修正されました
お二人とも指摘ありがとうございます。
直させていただきます。