下書き「大規模な空間ヒューム値の上昇を通した現実改変を主因とする異常疾患の撲滅のための認可計画」

このページの批評は終了しました。

クレジット

タイトル: 大規模な空間ヒューム値の上昇を通した現実改変を主因とする異常疾患の撲滅のための認可計画
著者: ©︎mitsuki1729
作成年: 2020

大規模な空間ヒューム値の上昇を通した現実改変を主因とする異常疾患の撲滅のための認可計画

問題
スクラントン現実錨は高価(効果範囲2m³のスクラントン現実錨一つあたりおよそ1000万円)な上に動作原理が倫理的に問題視され始めています。しかし、ベールの崩壊によって現実改変者は次第に増えており、早急な対策が求められます。そのため、新型スクラントン現実錨となる機器の制作が求められています。
先も一部触れましたが、昨今の異常な病気の増加は社会問題となり始めています。異常疾患への最先端の医療施設であったサイト-81Q5は異常疾患によって現実異常の温床となってしまいました。
サイト-81Q5は多くの情報を私たちにもたらしました。その中でも現実子は生物の体内に蓄積すること。現実子は一部が親から子に送られること。現実子の蓄積度合いは自身が知っている異常の数と世界全体の現実子濃度に依存すること。[1]しかしそれをもたらしたサイト-81Q5はもう病院として機能することはないでしょう。この新規の異常疾患への対応策が存在しない状況に2043年のドーバー周辺でのレディオダント病¹の流行を発端とするヨーロッパ北部連続異常疾患発現及びアムステルダムでの中規模神格実体の発現事象(通称ヨーロッパ北部異常疾患流行事件)が拍車を掛け、この状況を重く見たWpHOから技術力を買われこの計画を依頼されました。
解決法
私たちメキシコ湾体制は世界的な人間の体内ヒューム値上昇が異常疾患の増加の原因であると突き止めました[2]。その事実から、この問題を解決するためには全世界的なヒューム値の意図的な上昇が最も有力であると考えられます。資金的問題の解決のためにジョワユーズ現実子固定機が用いられます。
ジョワユーズ現実子固定機はエバーハート共鳴機²によるEve量子の生成・捕獲機構と捕獲されたEve量子と恒常タキオン流の相互作用[3]による現実安定化機構によって構成されます。
1m×1m×0.5mのジョワユーズ現実子固定機で周囲約10mの現実性を2.0Hm³に固定することができます。ただし、副作用として2.0Hmを越える物体が効果範囲に入るとEve量子が現実性を吸い取り、最終的対象の内部ヒューム値を2.0Hmまで下げてしまいます。
事業例
ジョワユーズ現実子固定機はまずアメリカ、イタリア、日本、フランス、ロシア、中国及びヒューム値の変動が特に激しいポーランドに配備されます。ここまでをジョワユーズ現実子固定機配備開始から1年以内に行います。その後周辺国に配置され、最終的には北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、オーストラリア大陸及びポリネシア全域に配置されます。ここまでを配備開始から3年以内に行います。原則的にそれ以外の場所⁴への配備は行われませんし、行われてはいけません。
また、ジョワユーズ現実子固定機の販売事業も行われる予定です。主な顧客は連邦調査局異常事件課や世界オカルト連合になると考えられます。周囲を高現実性空間にすることで高位現実改変者を終了しやすくする目的が主になると考えています。
費用
この計画の実行のため、8億ドルと40ヶ月を必要とします。
資金と期間は以下のように使用されます:
^{(すべての価格は米ドルです。)}

• ジョワユーズ現実子固定機の開発　2億5000万ドル(13ヶ月)
  • 材料費 7500万ドル
  • 人件費 3000万ドル
  • 設備費 1億4500万ドル
• ジョワユーズ現実子固定機の配置　5億5000万ドル⁵(36ヶ月)
  • 人件費 5000万ドル
  • 材料費 5億ドル
• ジョワユーズ現実子固定機のメンテナンス 300万ドル/年

既知の問題
このネットワークが持続的に維持できるかの問題がありますが、この問題はジョワユーズ現実子固定機の機能維持が困難になったことをKant-NETsによって感知し、交換することでこの問題は解消することができます。
また、この計画による世界への''副作用''については世界全体のヒューム値の上昇のみであり、通常の人間が2Hmほどの高ヒューム空間に晒されることによる影響は今のところ見られていないためおそらく問題ないと思われます。

参考文献

1. サイト81Q5中間報告書(ja.scp-wiki.net/site-81q5-interim-report-13)より

2. WPhO世界異常人口統計(http://world-para-health-organization.com/World-para-demographics)より

3. Isanagi.S(2036)”恒常タキオン流による時空整流作用について”;信濃クロニクルパラジャーナル2036年4月号; 25〜48ページより

脚注

1. 体内から中度のEve放射を発する症状を持つ感染病。この放射に一定以上曝露した者も同じ症状を持つようになる。この放射線への曝露は有害であり、最悪の場合死に至る。

2. エバーハート共鳴機を含むEve発生装置は現代の悪魔工学の根幹を成す機器の１つであり、当社がシェアNo.1を誇っています。

3. デフォルトでの値であり、調整が可能です。

4. 主に海洋上などです。

5. 一つあたりおよそ1万ドルになる予定です。

---

• • _
  批評コメント批評コメント

  
  コメント投稿フォームへ

  注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。

  G and B Channel 09 Mar 2020 08:38

  これはどの団体のフォーマットですか？どのような視点で述べられているのか分からず、全体を読んでも評価しにくいです。

  異常的病

  何か中国語のような感じです。もう少し日本語らしくできないでしょうか?
  異常疾患や財団指定難病という語がSCP-2041-JPに登場します。

  異常的病の根本的解決のための認可計画
  問題

  改行の間を一行開けると読みやすいです。

  近頃の異常な病気の増加は社会問題となり始めています。異常的病への最先端の医療施設であったサイト81Q5は異常的病によって異常の温床となってしまいました。私たちはこの状況を打破するためにこの計画を進言します。

  • 「近頃」という語は正式な書類に記すには砕けた表現だと思います。「昨今」などいかがでしょうか。

  解決法:

  コロンがこれだけついています。

  事業例
  事業例と言えるものは実際にはひとつだけです。これは公共事業です。これは成し遂げられる必要があります。

  • 具体例を挙げると良いと思います。計画を細かくイメージできれば、この書類を提出される上司も、読者も計画遂行の必要性に理解を示すでしょう。
  • 日本語として違和感を覚えます。

  最後の編集 09 Mar 2020 11:21 by G and B Channel さらに表示

  mitsuki1729 13 Mar 2020 09:33

  大きく改稿しました。

  mitsuki1729 26 Mar 2020 10:10

  grand request for the radical solution of abnormal diseases
  に投稿する予定となりました

  konumatakaki 29 Apr 2020 08:26

  拝読いたしました。
  指摘点が文章全体に及ぶので折り畳みにて書かせていただきます

  + 全体的に

  まず、このプロメテウス・ラボフォーマットは予算申請のためにあります。今回の場合予算はWPhO(World Parahealth Organizationの略称なのでPは大文字、hは小文字です)から出ることが確定していたのでしょうか？それともまだこれが書かれた時点では打診段階だったのでしょうか。いつの段階に作成されたのかが全体的にあいまいな印象を受けます。バックストーリーをすべて記す必要はありませんが、ある程度前後の関係を固めておくと文章に深みを出せる場合があります。

  全体的にあれもこれもと詰め込みメインのテーマがぼやけているように感じました。また、補遺のオチも弱いように感じます。これをオチにするためには意外性を増すよりもプロジェクト全体をより巨大に、大型化し一種の喜劇(作中世界には大悲劇でしょうが)にしてしまう方がいいように思います。正直なところなくても一向にかまわないと私は考えます。

  それとなぜ脚注を隠しているのでしょうか？特に意味を感じられませんでした。参考までに[[footnoteblock title="脚注"]]という構文を使えばFootnotesの文字を変えることができます。

  また、脚注と参考文献を分けてもいいかもしれません。こちらを参考にするといいでしょう。

  + 問題

  異常疾患の根本的解決のための認可計画

  タイトルとして、根本的解決の方法の方を重点的に書くべきでしょう。「大規模な空間ヒューム値の上昇を通した現実改変を主因とした異常疾患の撲滅のための認可計画」など最初からネタをどんと出すぐらいでも構わないと思います。(一般的に、この手の報告書では最初から中核となる情報を出すべきです)

  スクラントン現実錨は高価な上に

  何と比較して高価なのでしょう？個人や国が購入するのが困難な価格なのか、それとも競合他社の製品？たぶん前者なのでしょうがはっきりと書くべきです。この報告書を読み予算と人員の支出を決定する上層部は決してこの分野の専門家ばかりではありません。

  ベールの崩壊によって現実改変者は次第に増えており

  出典を明示すべきです。WPhOの報告書、アメリカ疾病予防管理センターのレポート、大手科学雑誌の論文などを用いることができるでしょう。

  新型スクラントン現実錨となる機器

  何が新型なのでしょうか？より低コストなのか、広範囲に影響を及ぼせるのか、エネルギー効率がいいのか、それとも全体的に多くの性能が向上しているのか。目標があいまいです。きちんと書くべきでしょう。

  最初の一文においては現状のスクラントン現実錨の問題点を挙げていますが、これは今回のメインテーマではありませんよね？(もしそうなら、認可計画書のタイトルを変えるべきです)できるかぎりメインの説明に直接関係のない部分は脚注による説明に置き換え、場合によっては削除を決断するべきです。

  この節の構成を一度きちんと練り直す必要があるかと考えます。ここに一例をあげておきます。

  問題
  異常疾患による経済的損失は無視できないレベルにあります
  ↓
  1. 対処可能な現状唯一の手段であるスクラントン現実錨は倫理・技術上の諸問題を抱えています
  2. 最大の研究機関にして収容施設であったサイト-81Q5の崩壊により、患者を一か所に集約する戦略は破綻しました
  3. さらにヨーロッパ北部異常疾患流行事件が追い打ちをかけています。
  ↓
  より大規模、広範囲に対し効果を持つ対策が早急に必要となっています

  + 解決法

  私たちは世界的な人間の体内ヒューム値上昇が異常疾患を増やしていると突き止めました。

  1. 「私たち」とは何者か？
     この文章を書いているチームなのか、プロメテウス・ラボなのか、メキシコ湾体制の加盟組織なのか、はたまた人類全体に対して用いているのでしょうか？「ここ10年間の財団及びGOCによる継続的な調査によって」「ヨシダ博士率いるチームが昨年」など具体的に書くべきです。
  2. 「増やしている」の言い換え
     あまりこのような文章に対し適切な表現であるとは言えないと思います。「増加の原因である」など言い換えるべきでしょう。
  3. 突き止めたのなら出典を

  解決法が解決法になっておらず

  解決法
  全世界的なヒューム値の意図的な上昇が有力な解決策です
  ↓
  これにはジョワユーズ現実子固定機が用いられます
  この計画はWPhOの協力のもと行われるものです。

  + 事業例

  + 費用

  かなり高額

  何と比較してでしょうか

  1年当たりの異常疾患への対応にかかる5000万ドル

  非常に低いように感じます。ここのデータでは日本国内のみで年間3.3兆円がの経済的損失が疾病により生まれるとしています。これを全世界に拡大したうえで異常疾患分の成分を割り出すと数兆円、すなわち数百億ドルスケールになるでしょう。桁が3つ違いますね。

  mitsuki1729 29 Apr 2020 11:05

  批評してくださりありがとうございます。参考にして(多分)3日ほどで改稿いたします。

  mitsuki1729 19 May 2020 06:29

  改稿完了しました。

  あれもこれもと詰め込みメインのテーマがぼやけている

  こちらの部分についてはメインテーマが「全世界のヒューム値上げたら第二世代以降による影響阻止出来るんじゃね？」という発想で、他の部分はこれを現実的な金額で実現させるためのもの(SRAのままでこの計画を実行しようとすると1垓円ほどかかります)なので見送らせていただきました。

  yzkrt 21 May 2020 09:07

  サンドボックス3オペレーターです。
  下書きは既に投稿されているようなので、この下書きのステータスを「批評終了」にしました。もし投稿済み記事の改稿案である場合、お手数ですが、ジャンルタグ「既存記事改稿」を設定した上でステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。

  批評コメントTopへ

  - hide block

ERROR

The mitsuki1729's portal does not exist.

エラー:	mitsuki1729のportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。

利用ガイド

1. portal:5644698 (04 Sep 2019 22:03)