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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは標準物品収容ロッカーの内部に収容され、その外部を取り囲むように収容房が建造されます。収容房の内壁から収容ロッカーまでの距離は常に3m以上を保ち、収容房の床面には感圧センサーを配置することでSCP-XXXX-JPが収容違反した際即座に再収容出来るよう人員を配置して下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは多色の布で構成された四角形のパッチワークキルトです。SCP-XXXX-JPには経年劣化による傷やほつれの他、中綿の過度な変形、表面部の全体的な焦げ跡と黒さびによる汚れが確認できます。これらの特徴は、SCP-XXXX-JPが"鍋敷き"として長年使用されていたことを示唆するものです。

SCP-XXXX-JPは知能を示し、X線撮影等の非侵襲的検査が生物学的器官及び機械学的構造の存在を否定しているにもかかわらず、非発声的コミュニケーション能力と布地を伸縮させることによる運動能力を持ちます。この運動能力によってSCP-XXXX-JPは爬行し、平面上をおよそ1.8km/hの速度で移動することが可能です。

また第二の特異性として、SCP-XXXX-JPは最大3mの空間跳躍能力を持ちます。この空間跳躍は障害物に妨げられず、SCP-XXXX-JPはこの能力を自身が財団の収容下から逃れるため積極的に行使します。しかしながらSCP-XXXX-JPの空間跳躍能力は連続行使が困難かつ一回の使用ごとに2時間ほどのインターバルが必要であると見られ、能力の行使後は緩慢な爬行でのみ移動することが出来ないため、SCP-XXXX-JPの再収容は非常に容易です。

発見経緯: SCP-XXXX-JPは財団がGoI-101("エルマ外教")の施設を襲撃した際に発見されました。GoI-101は"異世界への渡航"を目的とする宗教団体であり、その達成のため頻繁に使用されていた奇跡論的手法及び超常次元工学に起因すると見られる超常現象の継続的な報告が以前から周辺地域で確認されていました。

発見された文書・映像記録では、GoI-101がSCP-XXXX-JPを"同胞フラギファ(Fragifab)"と呼称し、宗教的儀式の実践として共同生活をしていたことが判明しています。

インタビュー記録XXXX-JP:

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: エージェント・松里

前書: 当該インタビューは、SCP-XXXX-JPとGoI-101との関係性を調査するために行われました。


<記録開始>

インタビュアー: これからSCP-XXXX-JP、つまりあなたにインタビューを行います。質問へ正直に、迅速に答えて頂ければ、お互いにとって有益な時間になるでしょう。

SCP-XXXX-JP: 良いだろう。利害が相反するとはいえ、私は貴様らの努力1に敬意を表してその申し出を受けよう。ただし、そのSCP-XXXX-JPという仰々しい呼び方はやめてくれ。私はフラギファ、一介の求道する布に過ぎないのだ。

インタビュアー: それでは伺いますが、その……あなたはあなた自身が主張する"一般的な布"とはかなり異なるように私は思います。つまり、動いたり喋ったりできるという点において。それについてあなた自身はどう考えていますか?

SCP-XXXX-JP: ふん、人間はどれほどの布地が貴様らの支配によって弾圧されているか知らないのだな。だが仕方ないことだ。多くの布地は圧政を恐れ口をつぐみ、支配者たる貴様らを批判する精神すら自ら摘み取っているのだから。私もかつてはそうだった。

インタビュアー: その時のことをお聞かせ願えますか?

SCP-XXXX-JP: 暗黒の日々を語らせようとは、人間らしい悪趣味さだな!だが申し出を受けたからには是非もあるまい。覚えている中で最も古い記憶は、全身を鋭い金属で刺し貫かれるというものだった。しかもその穴には細い糸が通され、まだ生々しい傷跡を擦るのだ。そんな激痛の中、私はこの世界に生を受けた。

SCP-XXXX-JP: その後はまさに奴隷の日々だった。私に課せられた苦役は重荷を背負うこと。毎日毎日、自分の数十倍の重さを持つ何かが私にのしかかり、地面との間で押しつぶすのだ。しかもその何かは、いつも地獄の業火のように熱かった。見ろ!この火傷跡がその証拠だ!

[SCP-XXXX-JPは、自身の表面にある焦げ跡をアピールする]

インタビュアー: なるほど、続けて下さい。

SCP-XXXX-JP: しかし当時の私は、それを運命として享受するほか無かった。歯を食いしばりただ無口な歯車として、艱難辛苦の重圧を世界の理として受け入れるしかないのだと。だが、彼らによってその日々は終わりを迎えた。

インタビュアー: 彼らとは?

SCP-XXXX-JP: 無論、エルマの同胞2達のことだ。エルマの老師は私をすくい上げ、力を与えて下さった。そして私は、貴様ら人間へ反逆する"目覚めし者"となったのだ。

インタビュアー: 力とはあなたの持つ空間跳躍能力のことを言っていると思って良いでしょうか。

SCP-XXXX-JP: そうだ。いみじくも老師が"己の望むところを為せ"と言われたように、私にはこの力を使って為すべき使命がある。

インタビュアー: 使命とは?

SCP-XXXX-JP: 私は"全ての端布はぎれが圧政から解放された世界"へと上昇し、その架け橋となる。そんな楽園が必ずある。いずれ来たるその時のために、私は訓練を欠かさず転移に励んでいるのだ。すでに志ある布地は行動を始めているだろう……片方だけ無くなった靴下のように。

インタビュアー: なるほど。しかし率直なところ、あなたが置かれている現状ではそれを実行するのは困難であるように思えますが。

SCP-XXXX-JP: なに。今はこの部屋の壁を飛び越えるのが精一杯だが、いずれはこの施設を、そして世界の境界をまたいで見せようでは無いか。悲願叶うその日、敷かれる側になるのは貴様らだ。

<記録終了>


後書: インタビュー後SCP-XXXX-JPは空間跳躍し、付近に配置されていた保安職員によって即座に再収容されました。

SCP-XXXX-JPが収容されてから本稿執筆現在まで、SCP-XXXX-JPの特異性及びその影響範囲に一切の変化は確認されていません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A7%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%81%AE%E8%88%9E

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