歯車筐に篠突く緑雨

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新品名:叢雲花 Lilium pluet eam

ガーデナー:花匠-07-”ヒガンバナ”

目的:工業破壊,都市部緑化,そして筐体計画の妨害。

花卉の特徴:

(1)多年生の直立草本植物であり、高さは2.5〜3.5m。その内3分の2ほどを筒状の花弁が占める。ユリ科に見られるように、筒の先はラッパに似た形に広がっている。

(2)花は特殊な花粉を生成し、叢雲花はこれを以下の順序に従って散布することで降雨を発生させる習性を持つ。

  • 一. 叢雲花がエネルギーフィールドの異常な変化を感知すると、花粉を凝集させ、砲丸状に固める。
  • 二. 生命エネルギーを花弁内に充填し、魔術的推進力によって花粉の砲丸を射出する。
  • 三. 砲丸は高度2,000m以上まで到達し、花粉を散布する。人工降雨法においてはドライアイスやヨウ化銀を散布し、その粒子が雲中の雪片核となることで雨を降らせる可能性を上昇させるが、この花粉はそれと同等以上に働き、ほぼ確実に降雨を発生させる。
  • 四. 発生した雨は、雨滴に叢雲花の花粉を含んだ状態で降り注ぐ。

(3)根は主根型根系であり、通常の働きの他に周囲の生命エネルギーを吸収する。

(4)茎は伸縮性と弾力性を持ち、強靱である。花弁の重量のため、常に仰角に傾いでいる。

(5)葉は肉厚で、平行脈である。叢雲花はこの葉をエネルギーの感覚器としているようである。

効能:

  • 叢雲花で発生させた降雨は、一帯の植物の生命力・繁茂力を著しく高める。
  • 上記の効能は動物には作用せず、降雨は生活用水として活用可能。
  • 砲丸の物理的破壊力は軽微だが、煙幕としての効果を確認済み。

栽培事項:

(1)空気の水分量が一定以下であった場合、降雨の発生確率は大幅に減少する。

(2)叢雲花の花粉散布を降雨に活用する以上、株数を適切に保つために栽培用の叢雲花は人工授粉によって繁殖させる必要がある。

(3)地中の生命エネルギーが衰微していた場合、花粉砲丸が降雨に適切な高度まで到達しない可能性がある。

所見:
古人曰く、人間の偉大さはあらゆる環境に適応し、生存競争を勝ち残ってきたことにあるという。だが本当にそうだろうか?科学技術の発展は常に環境汚染という副作用をもたらし、文明活動は限りある資源を食いつぶすことと表裏一体である。人類はその存続のために、世界に対して余りに大いなる犠牲を払わせ続けてきたのではないだろうか。

土を無くして花は育たぬように、世界があって人がある。世界が滅びるというのなら、あるがままに人類も枕を並べて世を去るべきである。ましてや世界を造り直そうとするなどは、言語道断な驕り高ぶったヒトの妄念。これを為そうとする筐体計画の参画者は押し並べて修正すべき罪人である。

叢雲花の種子は、竹籠異象考古学研究会の発掘調査によってダエーバイト文明の遺跡から発見された。古文書によれば、叢雲花を最初に扱っていたのは古き者どもと呼ばれる種族であり、降雨による散水を目的として生み出された品種だという。ダエーバイト園芸学は叢雲花をさらに品種改良し、花粉砲丸の中に様々な植物の種子を埋め込むことで周辺を緑化するという使い方が考案された。叢雲花の降雨によって生命力を増幅された植物の力はすさまじく、楔のように根を張り、巨岩を砕くこともできたとされる。

叢雲花は我らの意思を示すのに最も適した花卉だ。もしこれを都市部で放てばどうなるだろうか?それも、ミント、クズ、ソマリトウモロコシミドリタンポポヤヨイノイバラといった強力な植物を埋め込んで。あらゆる人工物を破壊し、一面に美しい花々を咲きほこらせるその光景は、筐体計画というまがい物の信仰者たちを修正するのに十分だろう。

財団は複数の異常組織に呼びかけ、研究者や物資などを所有する研究施設に集めつつあることが修正隠密員の報告により判明している。我々は明晩、この研究施設を叢雲花により襲撃し、濁りきった、腐食した、汚れきった機械と計画を浄化する。同志諸君、尽力してくれたまえ。


花卉栽培結果報告

花匠-09-オーク

結果から言えば、襲撃は失敗した。我々が放った種子が降雨によって蒔かれ、研究施設をその葉で、蔓で、根で食い破らんとしたその時、が芽吹こうとしている花卉を焼き払った。

姿を現したのは、我ら"ガーデナー"の仇敵、"壊れた神の教会"であった。奴らはその場で筐体計画への協力を宣言し、財団の反撃に加勢したため、無勢となった我々は戦略的撤退を余儀なくされた。

あのクズ共が信仰に従って神を作るのに協力するのか、それとも別の思惑があるのか、そんなことははどうだっていい!我々は引き続き愚か者どもを打ち負かし、筐体計画の達成を妨害する。病んだ世界を修正できるのは悪趣味な機械ではなく、清浄なる自然の力のみであることを示すのだ。

それを神が阻むなら、我々は神さえも正しい方向に修正する。


タグ goi-format-jp 壊れた神の教会 日本生類創研 修正花卉 夜闇の子ら daevite みどりのだいち 筐体造り クロスリンクキャンペーン

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(T-50)

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病んだ世界を修正できるのは悪趣味な機械ではなく、清浄なる自然の力のみであることを示すのだ。


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