SCP-XXX-JP「母なるダンボール箱」下書き

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初期発見時のSCP-XXX-JP。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181の収容ロッカーに、除湿剤と共に収容されます。実験にはセキュリティクリアランス3の職員3名の許可が必要です。SCP-XXX-JP-1に変化した人物は終了または機動部隊す-9("鋼鉄の狐")へ転属させて下さい。

説明: SCP-XXX-JPは異常性のないダンボール箱を加工して作られたと思われる仮面です。SCP-XXX-JPの前部にはカッターや油性サインペンによる加工痕が見られます。また、全体的に擦れや鋭いものを突き刺したような傷が見られます。

SCP-XXX-JPを装着した人物は全3段階の精神異常に暴露します。

  • ステージ1:対象はダンボールに対する異常な執着心を覚え、自身の近辺に常にダンボール製品を保持しようとします。この状態から凡そ2週間~1ヶ月程で対象はステージ2へ移行します。この状態であれば異常性の除去に記憶処理が有効です。
  • ステージ2:対象は衣服や住居、寝具などをダンボールで作成するようになり、場合によってはダンボールを摂食します。この状態から凡そ3日~1週間で対象はステージ3に移行します。ステージ2に移行した時点で記憶処理は有効ではありません。
  • ステージ3:対象は自身の全身を収納出来るサイズのダンボール箱に入り、内部で一日の殆どを過ごします。1この際、対象からダンボール箱を取り除こうとする試みは対象の激しい抵抗により成功していません。

対象はステージ3に到達してから半日~3日程経過すると、ダンボール箱の内部で仮死状態に陥ります。その後対象は全身の体細胞を通常の2倍~███倍のペースで破壊し、受精卵の段階まで遡ります。その後受精卵は、周囲からの栄養の補給などが無いにも関わらず、通常の数百倍の速度で成長2します。成長の過程において、対象の全身のタンパク質がダンボールに変化します。対象はこの状態で成長、その後ダンボールを突き破る形で誕生します(SCP-XXX-JP-1)。SCP-XXX-JP-1は顔面がSCP-XXX-JPに酷似した組織に置き換えられており、食事をすることが出来ないにも関わらず、問題なく生存しています。また、SCP-XXX-JPは変化前の対象の記憶をほぼ受け継いでいますが、SCP-XXX-JP暴露後の記憶を一切持ち合わせていません。特筆すべき点として、SCP-XXX-JP-1は自身の生みの親をダンボールであると認識しており、両親及びSCP-XXX-JP-1に変化していない肉親のことを認識しません。

実験記録:20██/03/██

対象: D-6681

目的: SCP-XXX-JPの異常性に暴露した人物へのインタビュー。

実施方法: D-6681にSCP-XXX-JPを装着させる。

結果: 被験者は問題なくSCP-XXX-JPの異常性に暴露した。

以下に被験者へのインタビュー記録を示すものとする。
インタビュー記録:20██/03/██

対象: D-6681

インタビュアー: 木村博士

付記: ダンボールが手元にないことに被験者が混乱を示した為、被験者にはダンボールを与えてある。

<録音開始,>

木村博士: それではインタビューを…[咳払いをする]…失礼、インタビューを始めさせてもらうよ。

D-6681: あぁ…[ダンボール箱を広げ、中にくるまっている]

木村博士: あー…まず、あの仮面…SCP-XXX-JPを被った時、君はどう思ったのかね?何か認識の変化とかそう言った類の感覚はあったかい?

D-6681: …変化も何も。やっぱダンボールは最高だな、博士。

木村博士: …そうかい。じゃあ次に…[紙をめくる]…何故そこまでダンボールを過信するのかね?

D-6681: 過信?そりゃ言い方がおかしいぜ、ダンボールにできないことは無い。なんだって作れるんだ、ダンボールならな。だからこれは、過信と言うよりは…あー、信頼だな。

木村博士: いや、だからその、あー、君はなぜそこまでダンボールを信頼しているんだい?

D-6681: なんでも何も、ダンボールは万能だからな。…逆にアンタの方こそなんでそこまでダンボールの事を貶すんだ?ダンボールに恨みでもあるのかよ博士?

木村博士: 埒が明かん。…録音を終了する。

<録音終了>

20日後、被験者の症状がステージ2に移行した為、再度インタビューを行った。
インタビュー記録:20██/04/██

対象: D-6681

インタビュアー: 木村博士

付記: 対象はダンボールで作成された衣服を着用している。

<録音開始,>

木村博士: インタビューを始めさせてもらうよ、D-6681。

D-6681: おう。

木村博士: じゃあまず、最初に聞きたいのは…その服の着心地はどうかね?

D-6681: ちょっと硬いが、最高だな。すごく暖かい。

木村博士: そうかい。では次。…君、この間ダンボール食べたよね?

D-6681: あぁ。何か問題でも?

木村博士: いや、その…あー、腹でも壊さなかったか?

D-6681: 壊すわけないだろ?むしろ消化が良くなったぐらいだぜ。3博士も1回どうだ?

木村博士: 遠慮しておくよ…

D-6681: そんなこと言わずにさ、ほれ、食ってみろって。[被験者が博士にダンボールを摂食させようとする]

木村博士: いらん!やめてくれ、録音終了だ!

<録音終了>

5日後、被験者の症状がステージ3に移行した為、再度インタビューを行った。
インタビュー記録:20██/04/██

対象: D-6681

インタビュアー: 木村博士

付記: 被験者はダンボール箱の中に入ったままインタビューを受けている。

<録音開始,>

木村博士: D-6681、聞こえるかい?

D-6681: …聞こえてるぞ。

木村博士: それじゃあインタビューを始めようか。

D-6681: あぁ。

木村博士: …最初の質問だ。そうしてずっとダンボールの中にいて腹は減らないのかい?

D-6681: 減ってはいるが、不思議と食べる気が起きないんだ。辛くもない。むしろずっとこのままでいたいと思えるね。

木村博士: では次だ。そのダンボールの中でどんなことを感じる?

D-6681: …なんだろうな、安心感みたいなものだ。

木村博士: 安心感?…胎内回帰願望4に近いものか?

D-6681: …そうかもしれんな。なんか、人としてこうあるべきみたいな確証を持った安心感と…あと、あるべき場所にあるみたいな感覚を感じるよ。ダンボールは安らぎをくれる。

木村博士: なるほど。

D-6681: …なんか、このまま行けば、この苦しい現実から逃れて、生まれ直せる気もするんだ。もっとこう、あるべき姿で。…ぐあっ、助けてくれ、体が…いきなりバラバラに…!!痛い、助けてくれ!

木村博士: おい、ちょっと待て、それは…

[D-6681の生命活動が活発になり、細胞破壊のペースが上昇したことが確認できる]

D-6681: [悲鳴]

木村博士: おい!誰か医療班を呼べ!

<録音終了>

当インタビューから6日後、ダンボール箱を突き破る形でSCP-XXX-JP-1が誕生した。対象はD-6681の、SCP-XXX-JP暴露前の記憶をほぼ完全に受け継いでいた。対象は検査及び実験の後、終了された。以下に対象へのインタビュー記録を示すものとする。
インタビュー記録:20██/04/██

対象: D-6681

インタビュアー: 木村博士

<録音開始,>

木村博士: じゃあインタビューを始めるよ…いや、随分と変わったね君…

D-6681: ああ。凄く活き活きしてるぜ。…っていうか、俺アンタと会ったことあったっけか?

木村博士: …それもそうだな、済まない。ところで、その姿になってから君の素行が良くなったと聞いているんだが、やはり嬉しいのかい?

D-6681: 全身をダンボールに覆われる…ってか、全身がダンボールになったんだ、喜ばずしてなんとするって話だぜ、博士。

木村博士: そうかい。では質問だ。君はその姿になってから食べ物を摂取していないが、腹は減らないのか?

D-6681: 不思議と減らねぇな。このまま何時間でも活動できそうだぜ。体が軽いんだ、コレが!

木村博士: ふむ。では次、不便はないか?

D-6681: 湿度が高い部屋にいるとちょいと辛いな。ま、そんなもんだ。

木村博士: なるほどな。…じゃあ次だ。君は自分がD-6681であることは認識しているんだね?

D-6681: あったりめぇだろ?

木村博士: だが記憶が一部飛んでると聞いているぞ。

D-6681: あぁ…1ヶ月前ぐらいからの記憶がすっぽり抜けてんだ。

木村博士: ふむ。では突然、その姿になった、と?

D-6681: ま、そんな所だな。目が覚めた時は驚いたぜ!体がダンボールになってるんだからな。それにしてもダンボールは素晴らしいな!

[以下は重要度の低い会話のため割愛]

<録音終了>

補遺: SCP-XXX-JPは機動部隊す-9("鋼鉄の狐")の██隊員の、ダンボールに対する異常な執着心を不審に思った同部隊員により発見されました。当時██隊員は任務時もダンボールを使用しており、咎められても使用を中止する気配を見せませんでした。その後██隊員がSCP-XXX-JP-1に変化したことでSCP-XXX-JPの調査が開始され、収容されました。██隊員はSCP-XXX-JPの出処について「息子が拾ってきた」と証言しています。██隊員の現在の外見は潜入任務時のカモフラージュに有用であるとして、現在も同部隊に在籍しています。また、現在同部隊は実験的にSCP-XXX-JP-1のみで構成されています。


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