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警告:ファイルを閲覧する前に必ず閲覧して下さい
当ファイルにはKeterクラス認識災害が含まれている可能性があります。曝露防止の為、以下の文言を繰り返してください。
かたしはや えかせせくりに くめるさけ てえひあしえひ われえひにけり
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SCP-XXX-JP実体群の出現候補地の1つ。画像右に見える看板が偽装SRA。 |
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Neutralized Keter
特別収容プロトコル: 現在プロトコル・ヨリミツに基づき、当ファイルへのアクセスはカバーストーリーにより制限されています。ファイル閲覧後、自動でデジタル記憶処理エージェントが作動し、閲覧者に記憶処理を施します。現在機動部隊し-4("自棄酒")がSCP-XXX-JP実体群の出現候補地に、道祖神や看板に偽装したSRAの配置及び候補地の寸断を行っています。SCP-XXX-JPに関する全ての情報にはカバーストーリー「泥酔状態による幻覚」が適用されます。
説明: SCP-XXX-JPは不定期にクラスA霊的実体群が現れる現象です。SCP-XXX-JP実体群が現れる場所の条件は以下の通りです。
1、ヒューム値が平常(1.0hm)より0.2以上下回ること
2、1km以上の長さのある街道であること
3、深夜12時以降であること
これらの条件が揃った場合、SCP-XXX-JP実体群は候補箇所の█~███箇所にほぼ同時に出現します。SCP-XXX-JP実体群は出現した後、街道を練り歩き、100~2500m程移動すると消失します。その5~40分後、SCP-XXX-JP実体群は別の候補地に出現します。このルーティンは夜明けまで続きます。また、SCP-XXX-JP実体群の出現を予測することはできていません。
SCP-XXX-JP実体群は一種の認識災害ベクターであり、1その特性は人間がSCP-XXX-JP実体群を視認すると発動します。SCP-XXX-JP実体群を視認した人物は血中アルコール濃度が上昇したような感覚を受けます。その後対象は「SCP-XXX-JP実体群について行かないといけない」という強迫観念を受け、行列に加わります。この時対象は周囲からの静止を受けません。その後、対象を含むSCP-XXX-JP実体群は消失します。この時点でGPS反応は消失しますが、対象の生体反応は継続します。その後SCP-XXX-JP実体群が出現するまでに、対象の生体反応は停止し、対象は完全にSCP-XXX-JP実体群に取り込まれると考えられています。
出現するSCP-XXX-JP実体群には大きくわけて3種類が存在します。ナンバー | 容姿 |
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SCP-XXX-JP-1 | 所謂「鬼」のような姿。 |
SCP-XXX-JP-2 | 様々なモノが擬人化されたような姿をしている。現在までに███種類が確認されている。 |
SCP-XXX-JP-3 | 上記に含まれない様々な妖怪、物の怪の類。 |
SCP-XXX-JP実体群の中に対象の姿は確認できない為、対象はSCP-XXX-JP-1~3のいずれかに変化すると考えられています。
SCP-XXX-JPの存在は江戸時代中期から認知されていたとされ、押収された蒐集院の資料にSCP-XXX-JPと思しき記述があります。しかし、明治時代以降から19██年まではSCP-XXX-JPの発生が起きておらず、その為SCP-XXX-JPはNeutralized指定されていました。しかし19██年、SCP-XXX-JPと類似した現象が断続的に発生するようになった為、当オブジェクトのオブジェクトクラスはKeterに再指定されました。19██年までSCP-XXX-JPが発生しなかった理由は不明です。2
以下はSCP-XXX-JP実体群を追跡した場合の調査記録です。
補遺1:SCP-XXX-JP関連文書1
19██/██/██、SCP-XXX-JP実体群の出現と同時に、1枚の紙が出現しました。以下にその内容を添付します。
お元気ですか。と、言っても、「彼ら」のせいで元気とは言えないでしょうが。
実を言うと、「彼ら」は私たちの仲間なのです。忘却し、酩酊し、停滞することを確かに選んだ、私たちの大切な仲間なのです。彼らを大人しくするあの歌は、もうあなたが私たちの仲間だよ、という意味を持ってるんです。だから、彼らはあの歌を読んだ人を襲いません。
ちょっとイタズラ好きで、この街が出来るまではちょくちょく人里で行進して遊んでいた、と聞きます。でも、今では私たちと呑み交わしています。
そんな彼らがなぜあんなことをするのか、不思議に思っているでしょう。
彼らは忘れられるのがこわいのです。自分達は忘れたけど、その自分達を忘れられるのがこわいのです。だから、むかしのように練り歩いて、皆さんに思い出してもらおうとしているのです。私たちは全てを忘れました、でも彼らはそれがどうしてもこわいのです。
彼らにも大切な人はいました。友達が、恋人が、親が、仲間が。確かにいたのです。でも、その人たちは彼らを忘れてしまいました。だから、ちょっとだけ、彼らはあなた達を恨んでいるのです。彼らはあなた達を忘れさせてしまおうとします。でも、それは仲間が欲しいから。どうか悪く思わないであげてくださいね。
だけれども、確かに彼らはいけないことをしています。だから、ちょっと酷な話ですけど、どうか彼らを忘れてあげてくれないでしょうか。彼らは少しでも覚えられている、その未練が彼らをあの行列に駆り立てるのです。完全に忘れられれば、彼らもきっと諦めてくれるでしょう。覚えてはいけません。彼らの一切合切を忘れてください。覚えていたら彼らは歩きつづけます。だから、どうか、忘れてやってください。よろしくお願いします。酩酊街より 愛をこめて
補遺2:プロトコル・ヨリミツ
関連文書1を受けて、SCP-XXX-JPの無力化が審議されました。満場一致で無力化が決定され、プロトコル・ヨリミツの実施が決定されました。プロトコル・ヨリミツの概要は以下の通りです。
・報告書をロックし、閲覧を防止する
・SCP-XXX-JPはフィクションであるというカバーストーリーの配布
・SCP-XXX-JP出現候補地のヒューム値調整及び寸断を行い、出現を防ぐ
現在プロトコル・ヨリミツは実行中です。
補遺3:SCP-XXX-JP関連文書2
20██/02/██、財団サイト-8181に1枚の書状が郵送されました。以下は回収された文書の内容です。
平成██年█月██日
SCP財団の皆様へ有限会社 如月工務店
業務妨害に関する抗議状
こんにちは、皆様。今回SCP財団様が弊社の業務妨害を行っていると耳に挟み、
略式ながら書状にて抗議させていただきます。
皆様もご存知の通り、我々は人とは違う世界にて生きてきました。
その為我々の存在は非常に薄いものとなっています。
我々は誰かに信じられることでその存在をつなぎ止めてきました。
我々は忘れられてはいけないのです。
その為弊社は皆様のお役に立ち、その地位を確かなものとしてきました。今回皆様が妨害している百鬼夜行行列も、我々のキャンペーンのひとつとして行っています。
どうか、我々を忘れないでください。
記憶に残らなければ、我々は消えてしまうでしょう。
その為、百鬼夜行行列に対しての妨害行為を、可及的速やかに
停止していただきたいと思う所存です。
皆様のより一層の発展を心よりお祈り致しております。
謹白
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デジタル記憶処理エージェント作動

作動成功
- portal:5634252 ( 30 Aug 2019 11:45 )

何か、噂とか流させたら、、どうかな、?(如月工務店)