「どうして?」と問う声に

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散らかった部屋に、外から鍵をかける。

もうこれ以上、散らかることのないように。


財団が全人類に喧嘩を売ってからしばらくが経った。"しばらく"なんて曖昧な表現にしてるのは時間の流れが財団に歪められちまったからだ。体内時計も狂いっぱなしってもんだ。
その"しばらく"──1週間か、それとも1年か──その間の世界の荒廃っぷりは目もあてらんねぇ程だった。
道路の真ん中を巨大な扇風機が闊歩し、雨雲からヒトだった(と思われる)肉塊が降り注ぎ、挙句の果て月は爆発四散し、破片は地上に降り注いだ。まるで昔見たインフルの時の夢のような光景は、確かに現実で、それでいて間違いなくその夢より悪い状況だった。

職員も皆トチ狂っていた。
研究の対象はアノマリーの収容方法からヒトの殺戮方法に移り変わった。
フロント企業は絶え間なく死を産み続けた。
託児所は幼児の屠殺施設に姿を変えた。
とにかく、全ては腐り果てていた。信用できるものは何も無くなった──"自分"を含んで。俺の常識さえ改変されている可能性も十二分にある。

俺は幸運だったのか、それとも不幸だったのかも分からない。
なんの偶然か、全てを変えたメッセージが送信されたその時、俺はソイツを見れない程に痛めつけられていた。クソッタレな声明の事も覚えちゃいない──大方記憶処理でも受けたんだろう。世界の変貌を知ったのは財団の医療施設にて。その頃にはどいつもこいつも"如何にして人間を殲滅するか"について熱く議論してた。アノマリーをぶち込んでいた檻はその殆どが解放されていた。悪名高きクソトカゲのそれでさえもだ。状況を理解しろって方が無理って話だ。まぁとにかく俺は生き延びた。クソッタレな改変から。

で、どうにかしてそいつらになあなあと合わせてやりながら、俺は世界を"元に戻す"事を企んでいた。が、ここまでボロボロにぶち壊されてちゃ無理ってもんだ。如何にして肉塊と化した大地を元の緑に戻せって言うんだ?
だが、俺は諦めずに手段を模索し続けた。GOCの構成員らと情報を交換したり、上級研究員の死体からクリアランスを拝借したり……そして俺は遂に、東洋のちっぽけな島国を救えるかもしれない方法に辿り着いた!コイツを起動すればあら不思議、ジャパンの存在は始めから"無かったことになる"。そこにある全てはそのまま放置されて。つまりそれは日本以外のあらゆる忌まわしいアノマリー共の侵攻から日本を隔絶できるってことだ。また逆も然り、日本のアノマリーの拡散も防げる──コッチは副次的な効果に過ぎないが。本部のオブジェクトだけで世界を滅ぼすには十分すぎる。

そして俺の目の前に、プロトコルD・I・Gを開始する、即ち日本を切り捨てる為のボタンがある。

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  1. portal:5634252 ( 30 Aug 2019 11:45 )
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