SCP下書き 『楔の先の楽園、あるいは雪辱の先の栄光』

アイテム番号: SCP-2XXX-JP Level 2/2XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter Safe Classified

rating: 0+x
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オーストラリア空軍機が撮影したSCP-2XXX-JP-A-1と見られる飛行物体


特別収容プロコトル

SCP-2XXX-JP実体群はアリススプリングス協定に基づき、オーストラリア連邦ノーザンテリトリー州の[編集済]郡に設置された監視サイト-6101に収容されます。SCP-2XXX-JPが規定の個体数を超えた場合、規定数以下の数に収まるように終了処分を行ってください。現在、SCP-2XXX-JPの交配による増加を防止するためSCP-2XXX-JP各個体は隔離室にて収容されます。

SCP-2XXX-JPの脱走を防止するため監視サイト-6101には駐屯部隊υ-9(“レッドデータブックの管理人”)を常時駐留させ、周囲2㎞四方を対戦車地雷と鉄条網、監視塔から構成される警戒線によって封鎖してください。

説明

SCP-2XXX-JPはエミュー(学名:Dromaius novaehollandiae・以後SCP-2XXX-JP-Aと呼称)・コアラ(学名:Phascolarctos cinereus・以後SCP-2XXX-JP-Bと呼称)の二種類の異常性を持つ生物から構成される実体群の総称です。SCP-2XXX-JP実体群の異常性は各型ごとにおよそ三つに分類できることが確認されていますが、SCP-2XXX-JPが有性生殖を行った場合、突然変異による全く新しい異常性が発現することも確認されています。以下はSCP-2XXX-JP実体群の各型についての概要を記した表です。

識別番号 通称 概要
SCP-2XXX-JP-A-1 飛行型 翼の骨格が変化し、飛行が可能になった個体。また、消化器官にも異常性が存在し、排泄物に爆発性を有することが確認されている他、唾液腺も変化しており凝固した状態の唾を生成可能なことが確認された。
SCP-2XXX-JP-A-2 装甲型 分泌した汗などの排泄物を体表にて硬化させた個体。動きは鈍重ではあるが高い耐久性を示し、小口径銃弾や小型の刃物などの殺傷武器にもある程度の抵抗を示している。摂食性が変化しており、鉱物などを摂食できるように消化管などが変化している。
SCP-2XXX-JP-A-3 統制型 個体群の統率者として知能の著しい向上が見られる個体。SCP-2XXX-JP-A-1及び2に比べると確認されている数は少数であるものの、翼によるハンドサインや鳴き声によってほぼ完全に個体群を統率することが可能であり、危険度は最も高いと推測される。

追記:上記の全ての個体に生殖器官異常が存在し、本来不可能である単性生殖が可能であることが確認されている。

SCP-2XXX-JPは少なくとも199█年にはオーストラリア連邦ノーザンテリトリー州に存在する███国立公園内のGoI-610A("絶えゆくものの楯")1が所有する研究施設内で飼育されていたことが判明しています。

SCP-2XXX-JPはインシデント・ワルキューレによって財団に認知され、オーストラリア国内に収容されている他のオブジェクトも含めた極めて重大な収容違反を引き起こしましたが、財団・世界オカルト連合・オーストラリア政府・GoI-610Aの四者によって一時的に鎮圧された後に締結されたアリススプリングス協定によって財団の収容下に入りました。


補遺-2XXX-JP-1 > インシデント・ワルキューレ

インシデント・ワルキューレは2003年11月1日~12月7日に掛けてオーストラリア連邦全土で発生した、GoI-610Aを始めとする要注意団体によって引き起こされたSCP-2XXX-JP実体群による国内騒乱に与えられた通称です。これは上記のアリススプリングス協定締結団体内での名称であり、一般には"第二次エミュー戦争"として認知されていることを留意してください。

インシデント・ワルキューレの発端となったSCP-2XXX-JP実体群によるオーストラリア中央部および東部での動乱は既に鎮圧されましたが、それに伴い発生したオーストラリア支部所管オブジェクト群の収容違反は現在対処中です。担当者は財団機動部隊及び世界オカルト連合排撃班、オーストラリア国防軍との連携の上で可及的速やかな事態の鎮静化に当たって下さい。


補遺-2XXX-JP-2 > GoI-610A概要

要注意団体報告
財団記録部門作成


GoI-610A ("絶えゆくものの楯")

活動状況: 活動中

脅威レベル:

概要: GoI-610Aはオーストラリアを中心に活動する、絶滅危惧種の保護及び絶滅種の復活を目的とする異常環境保護団体です。現在確認されているGoI-610A構成員の中には過去にウィルソンズ・ワイルドライフ・ソリューションに所属していた形跡が認められており、両団体には少なからず関係があるとみられています。

GoI-610Aの思想は反人間至上主義及び急進派環境主義に基づいており、目的のためなら武力を用いた行動を辞さない姿勢を取ることで知られています。設立以降確認されているだけで██件の人為的超常災害及びテロ行為を各国で引き起こしており、本拠地があると考えられているオーストラリア政府およびその同盟国からは『特定過激派環境保護団体』として反政府テロ組織指定を受けていました。

GoI-610A構成員は生体技術者や生物学者、環境学者などからなり、その殆どが異常性を付与する技術や局地的な天候を改変する事が出来る異常性を持ち、その技術及び改変能力を使用して各地の自然開発運動に対する妨害活動や異常性を持った動物の作成を行っています。


補遺-2XXX-JP-3 > 初動

インシデント・ワルキューレは2003年11月1日の午前11時前後に開始されたと推測されています。以下はインシデント・ワルキューレ開始直後に記録されたGoI-610A研究施設から4㎞地点に存在するオーストラリア国防軍国立公園監視所とノーザンテリトリー州司令部との音声記録です。

通信が途絶する寸前に送られてきた映像記録から北部準州司令部は███国立公園監視隊の報告に一定の信憑性があると判断しキャンベラにある参謀本部に上申しました。

ノーザンテリトリー州司令部からの報告後、一般市民や周辺の軍部隊から異常性を有した生物群の大規模な東進が開始されているという通報及び報告が相次いだため、オーストラリア国防軍参謀本部は直ちにノーザンテリトリー州及びサウスウェールズ州駐留部隊に治安出動命令を発令すると共に財団及び世界オカルト連合と会談を行いました。

三者会談後、財団オーストラリア支部及びGOCは正式にオーストラリア政府の支援を決定。11月2日未明には財団・GOC・国防軍による非公式の三者合同対策司令部が設置され、財団エージェント及びGOC排撃班要員が国防軍に派遣されて対異常存在戦闘の指導に当たりました。

その間も国防軍による異常生物群に対する防衛戦は継続されていましたが、異常生物群の極めて強力な補給線及び劣悪なインフラストラクチャーを危惧した合同対策司令部は戦線を主要都市が集中する東部沿岸と中央の砂漠地帯を隔絶するグレートディバイディング山脈まで下げ持久戦闘を実施、戦略兵器の集中投入で敵攻勢を擱座する作戦計画を作成。11月4日までに防衛線の構築を完成し、7日まで民間人の避難誘導を実施しました。


補遺-2XXX-JP-3 > 対応体制の構築

防衛線の構築後の11月8日にオーストラリア国防軍参謀本部は東部沿岸部に駐留する全部隊の無期限の防衛出動及びオーストラリア全土の戒厳令を議会及び政府に要求しましたが、議会はこの要求を緊急議会にて反対多数で否決。これに対し、国防軍はオーストラリア総督及びイギリス政府の承認の下オーストラリア特殊空挺連隊4及びコマンド連隊を動員して議会及び政府機関を攻撃しこれを占拠。シドニー及びメルボルンでも同様に国防軍部隊によって市街が占拠され、イギリス女王の承認下でウィンストン陸軍大将を首班とする臨時軍政府が成立し、全土の戒厳令及び全部隊の防衛出動命令を発動しました。財団及び世界オカルト連合は戦闘には直接関与しませんでしたが、機動部隊Ι-10("ポリ公")が計画立案及び外交工作に関与しています。

クーデター後、国防軍異常存在対策集団に対して国防軍全部隊の指揮権が移譲され、財団及び世界オカルト連合との間で正式に三者合同司令部が発足。司令部最高司令官には異常存在対策集団司令官のマーク中将が就任し、異常生物群の特徴特定及び対策兵器の国防軍への配備が実施されました。財団はO5評議会の認可の下対象の異常生物群を暫定的にSCP-2XXX-JP実体群と命名。国防軍から提供された情報及び機動部隊σ-11などの偵察報告などから各型の分類を実施し暫定的な対策プロコトルを設定しました。

クーデター後、イギリス政府はイギリス連邦軍及び軍事顧問団の派遣を申し出ました。ウィンストン軍事政権はこれを一時受諾しましたが、軍部内の介入反対派や財団の反対によって方針を転換し、軍部隊の派兵を辞退した上で軍需物資の援助のみという条件で妥協しました。


補遺-2XXX-JP-4 > 攻勢準備


補遺-2XXX-JP-5 > GoI-610Aとの交渉

11月11日未明、三者合同対策司令部に対しGoI-610Aから交渉を求める連絡が入りました。財団及びGOCは上位機関に判断をゆだねた上でこれに応じ、一時的に休戦協定を締結しました。


補遺-2XXX-JP-6 > 反攻作戦

GoI-610との協定締結及び第二戦線の構築によってSCP-2XXX-JP実体群の後方補給線の破壊準備が完了したと判断した財団は11月11日10時段階で世界オカルト連合及びオーストラリア国防軍に反攻作戦を提案しました。これが受理され、対SCP-2XXX-JP実体群反攻作戦『"コスモスの楯"作戦』が発動されました。本作戦は4フェイズによって構成されます。

・フェイズ1: グレートディバイディング防衛線北部での局所攻勢による敵攻勢線の寸断
・フェイズ2: 臨時合同部隊θ-23による後方攪乱及びGoI-610A研究施設の破壊もしくは奪還
・フェイズ3: 中南部戦区部隊による寸断した攻勢線の突破及びSCP-2XXX-JP実体群の各個包囲及び撃滅
・フェイズ4: SCP-2XXX-JP実体群の追撃

主作戦目標であるGoI-610A研究施設の奪取もしくは破壊のために財団機動部隊ψ-4("マスターキー")及び機動部隊Ν-6("スローンクラッシャーズ")、世界オカルト連合排撃班8990("Wolfpack")及びGoI-610A戦闘部隊から構成される臨時合同部隊θ-23("ファイナル・アンサー")が編成されました。施設内に展開していると考えられるカオス・インサージェンシー主力部隊及び脱走オブジェクト群との交戦を想定し、同部隊には奇跡論的携行兵器が配備され、先遣隊として国防軍から空挺操作兵6中隊が提供されました。

我々が犠牲になる事で人類が前へ進めるのなら、我々は喜んで未来への片道切符となろう
臨時合同部隊θ-23部隊長の残したメモより

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