人間に非ず(仮題) - SCP-JPサンドボックスⅢ

人間に非ず(仮題)

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アイテム番号: SCP-2587-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2587-JPが出現した場合、

説明: SCP-2587-JPは不定期に出現する財団職員の死体です。出現プロセスを観測することには成功しておらず、出現時の体勢、外傷、死因などには規則性は見られません。DNA鑑定の結果は、対応する職員のものに完全に一致します。
出現したSCP-2587-JPに対応する職員は、出現から必ず6ヶ月以内に財団を辞職します。しかしながら、出現の前後で振る舞いなどは変化せず、辞職の理由も不自然なものとなります。

メッセージが届いています。

from: 三丸子博士
件名： 異議申し立て
私はSCP-2587-JPの存在を疑っております。のべ15人の同僚の殉職を見届けて来ましたが、それら全てがSCP-2587-JPとして扱われております。

クリアランス4

アイテム番号: SCP-2587-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-2587-JPは各サイトの地下5mに配備されます。メンテナンスの必要はなく、いかなる人物もSCP-2587-JPに接近することは許可されておりません。適切なクリアランスを持たない人物によってSCP-2587-JPが発見された場合、当該人物にBクラス記憶処理を行って下さい。

説明: SCP-2587-JP-1は並行宇宙の財団職員を移転させる装置です。不明な動力源によって稼働しており、動作を停止させる試みは失敗に終わっています。出現させる財団職員は、並行宇宙で終了することが確定したものに限られています。
SCP-2587-JPによって出現した財団職員は、出現から1時間以内に何らかの手段で殺害されます。この事象を発生させることで、本来発生するはずだった基底宇宙の財団職員の終了の回避が可能なことが判明しております。
2008年まで、財団職員の殉職率は5.█%だったのに対し、SCP-2587-JPを導入することで殉職率は0.03%に低下しました。この殉職率の急激な低下を説明するために、低クリアランス職員にはカバーストーリー「死体出現現象」が配布されています。

メッセージが届いています。

クリアランス5

アイテム番号: SCP-2587-JP-EX

オブジェクトクラス: Explained

特別収容プロトコル: SCP-2587-JP-EXは専用施設にて生産され続ける必要があります。財団職員が死亡した場合、当該人物に対応したSCP-2587-JP-EXを配備し、死亡事案を偽装して下さい。

説明: SCP-2587-JP-EXは財団職員を模したアンドロイドです。制作、運用に使用されている技術は完全に非異常性のものであり、現代科学で十分に再現が可能です。
SCP-2587-JP-EXは、財団職員の同僚が殉職することによるストレスの軽減を目的に、2008年より運用されています。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

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