予測超人 - SCP-JPサンドボックスⅢ

予測超人

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - メタタイトル
著者: あなたのアカウント名 does not match any existing user name
作成年: 20XX

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

説明: SCP-XXX-JPは微弱な過去改変能を有する二人の人型実体です。SCP-XXX-JP-1は20代の女性に見え、SCP-XXX-JP-2は30代の男性に見えます。
SCP-XXX-JPは先述した異常性の他に極めて高い演算能力を持ち、現在までのあらゆる事象を演算のみで把握しています。また、過去改変の効果そのものは小さくとも、的確な改変を行うことでバタフライエフェクトを発生させ、結果として通常の現実改変者と同等の影響を及ぼすことが可能です。

補遺:

発見記録

SCP-XXX-JPは世界各地で断続的かつ微弱な過去改変跡が観測されたことから発見されました。過去改変の影響上、監視カメラによる撮影などが不可能な中、偶然別件の調査を行っていた山中研究員が両者を視認しました。
財団がSCP-XXX-JP収容を立案した際、財団内部にも過去改変跡が観測され、その全てが"SCP-XXX-JPの収容を妨害するもの"と"それを帳消しにするもの"の組でした。
以下のような例が挙げられます。

収容室が完成した瞬間、SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JP-1を抱擁して出現しました。

インタビュー記録

対象: SCP-XXX-JP-2

インタビュアー: 中村研究員

付記:

<録音開始>

中村研究員: もしもし、SCP-XXX-JP-2？走りながらでいいので質問にお答えいただけませんか？

SCP-XXX-JP-2: 聞きたいこと全部分かってるから念写でもしていいかな？

中村研究員: 一応音声に残させていただきますので。

SCP-XXX-JP-2: ああ仕方ないな。どうぞ。

中村研究員: まずここに来る前はどうしていました？

SCP-XXX-JP-2: 逃げっぱなしさ。自分の生まれた場所、歩いた時間、それを全部書き換えるんだ。それで彼女から逃げられたことは一度もないけどね。

中村研究員: 彼女も同じことを？

SCP-XXX-JP-2: 僕らは互いに何考えているかも分かるからね。ちょっと油断したらすぐ追いつかれる。

SCP-XXX-JP-1: でもダーリンは何考えてるのか分からないのよね。私を騙せるし、いつまでも私に靡かないし。

SCP-XXX-JP-2: ああ失礼、続けて。

中村研究員: どうしてお二人はここに来たのですか？

SCP-XXX-JP-2: 疲れて危なくなってきたからね。あなた達に助けてもらわないとヤバかったから本当に感謝してるよ。周りにこれ以上迷惑をかけるわけにもいかないしね。

中村研究員: 彼女がここに来る理由にはならないのでは？

SCP-XXX-JP-2: 彼女もここなら僕を捕まえやすくなる。だからいいはずだと思っていたんだけど嫌だったみたいでね、君たちをしょっちゅう消そうとしていた。復元が全部成功してよかった。

中村研究員: 我々としても危ないところでした。

SCP-XXX-JP-2: それでまあ、最後は眠った彼女をここまで運んだことにしてフィニッシュさ。

中村研究員: スムーズな回答ありがとうございます。記録させていただきます。

SCP-XXX-JP-2: まだ聞きたいことあるね？お互いの心や頭を変えない理由だけど、僕は彼女を一応友達と思ってるからで、彼女は100%の僕を欲しがってるからだ。恐いね。

<録音終了>