ナンバー
3000
3001
3007
3999
3333
全ては想像力によって決まる
想像力が高いほど、望んだものに近い幻想を得られる
図書館の本から結末を推測する
ロケットにワープスフィアを置く
雰囲気勝負
設定ねりねり
脳波を読み取って映像にする
全部が薄いらしいから濃くする
思索次元の特徴
あらゆる世界が無限にある
想像でそれらに飛ぶ
同じ世界は繋がってる←いらない?
世界中に広がってるなら無理がないか?
別の人の脳内から自分を引っ張ってこれ、入れ替われる
普通に想像するだけだと接続が浅く、集中力が必要
1人研究態勢
移動が対応するという事実
幻想世界の冒険編
ワクワクを持ってくる
ワクワクに必要なのは、ワクワクな描写
ワープ手段の確保で終わり
風車が音楽を演奏
地面は柔らかく、歩くのにも疲れない
風車に入ると曲が変わる
パズル
頂上に行くと、曲が泊まる
おじさんが魔法を出してくれるがおじさんが消える
おじさんを再び召喚する
秘密の知識伝達
図書館、荘厳さを出す
古代ギリシャからある
砂漠にサボテンツリーハウス
本は未来的
地下には本にならなかったものたち
メイドさん
太陽の家
プラズマ
研究員による共有実験
死んだやつは世界を作れない→伏線
書いてないから書く必要がある
これいる?
作家に会いに行く
全体探査
会話保管場所
今来ている人間は私ともう一人だけだそうです。SCP-3000-JP全体について研究しているとのことですが、話を聞く価値はありそうです。
近藤さんという方で、現実世界で会話する話が纏まりました。彼は財団で確保しなければならない人物と思われます。
これ以上このSCP-3000-JPで得られる情報はなさそうです、帰還させていただきます。
SCP-3000-JP内に到達する条件を後天的に設定することで、今後の一般人のアクセスを遮断し、収容に繋げることが可能と判明しました。
音声ログ:
壇研究員と近藤氏の会話の録音です。
壇研究員: 初めましてですね。本日は近藤さんの研究をお聞かせ下さい。
近藤: 分かりました。ちょうど私も誰かに考えを聞いてもらいたかったところです。あそこで人に会ったのは初めてでしたので。ガーリックトーストをどうぞ。
壇研究員: ありがとうございます。近藤さんはどのくらいあの世界を使ってらっしゃるのですか?
近藤: もう20年になりますかね。以前はあの図書館以外にもあちこち行ったのですよ。あなたはこれまで何を見てきましたか?
壇研究員: そうですね、教室、体育館、宗教施設、図書館、そして魔法世界ですね。
近藤: おや、そこまで行き着いていましたか。あの世界の持ち主は私だったんですよ。今は手放しましたがね。
壇研究員: そうだったのですか。素敵な世界でしたね。内部の人々も楽しんでいましたよ。まさかあの山脈が全て…近藤: 大丈夫、知っています。そしてお褒め下さり、ありがとうございます。しかし、それで私は喜ばなくなってしまいました。自分で作ったものではないのですから。
壇研究員: と言いますと?
近藤: 確かに、私は昔あの世界を見つけました。もともと私は作家をしていまして、どのような世界が素敵か、人に夢と希望を与えられるかを考え尽くした結果あれに到達しました。
壇研究員: なるほど。
近藤: しかしその際に私がしたことは、世界を組み立てるのではなく、ただいくつもの世界を駆け巡っただけです。あの世界群は私達が作ったり変えたりしているのではないのです。
壇研究員: 違うのですか?
近藤: 残念ながら。あの世界の原型に辿り着くまでは自力で行ったのですが、その周囲には魅力的な差分が無限に散らばっていました。それは私自身の脳では決して生み出すことのできないものだった。あれを自分で作ったとはどうしても言えないのです。
壇研究員: するとどういうことでしょうか?
近藤: 答えは初めから用意されていたということです。私はその中の一つをたまたま掘り当てたに過ぎません。その世界は友人に見せて以来、管理を放棄してしまいましたが、今も人で賑わっているのですね。
壇研究員: あの世界は最高に魅力的でしたが、あなたが作ったものではない、ということですか。
近藤: その通り。以後私は他の世界を見つけることに人生を使いました。新しい物語を見つけるためにではなく、あの世界に存在しない物語を見つけるためにです。何しろ世に出ている物語は、探せばことごとく見つかったので。
近藤: かなりの時間を投じて、あの世界のあちこちを見てきました。物語以外の場所にも訪れたのですが、それはもう様々な景色がありましたよ。で、これがその地図です。
[壇研究員が近藤氏からUSBメモリを受け取る]近藤: あの場所には本当になんでもあって、客に出す料理の作り方から世界を丸ごとひっくり返す機械の作り方まで全てが書いてあるんですよ。でも私はそれを役立てる手段を持たないので、あなた方に渡します。
壇研究員: 後日確認させていただきます。
近藤: 時間をつぎ込んだ結果、あの世界には全ての物語が揃っているらしい、と分かりました。私達が新しく何かを作り上げたとしても、おそらくそれは既にあの世界が持っています。結局、人間が自力で見つけたものは、あの世界だけなのかもしれません。近藤: 私の話はここまでですね。後はご自身の目で見ていただくのが早いと思います。ところで、私のようにこだわりを持たないのであれば、生きていく上であの世界は便利ですよ。例えば、先ほど出したガーリックトーストなどあの中で見つけたレシピです。
壇研究員: ごちそうさまでした。
近藤: 情報を作り出すことはできなくとも、使うことに関しては人間にしかできない、そうでしょう?[記録終了]
この会話の内容が本質そのものなんだけど、上手く記事で伝わってるだろうか
近藤: しかし、この世に創作は果てしなくあるといえど、そのどれもがあの無限の世界に用意されていました。もちろん全ての作品があの世界から掘り出された訳では無いとはいえ、あの世界を使わずに想像力のみで物語を編み上げたとしても、その物語は必ずあの世界に存在します。全ての物語を最初に作るのは人間ではないし、結局のところ人間は何かを生み出すということはできないのです。
D: 興味深い考えですね。あの世界は物語以外のものも作ることができますが、それについてはどう考えていらっしゃいますか?
近藤: 物語でないとしても同じです。世界を作ろうとするときも、世界のルールを変えようとするときも、人間は移動以外のことをしないのです。
D: 私の考察と異なる意見ですね。今後検討させていただきます。
近藤: 近頃はもう少し踏み込んだ内容を研究しています。複数人で同じ世界を共有しているということを前提にしていましたが、それすらもあの世界が見せる嘘なのでは、とね。
まず分かるのは、確かにこのSCP-3000-JPに重なって、無限の世界線が確認されることですね。私が来ておらず、別の人が世界冒険を進めている世界もいくつかあります。
周囲には、なるほど近藤さんのおっしゃった差分が見られます。小さな設定が異なるものが無数にあって、更にそれらにも複数の世界線が。
これを全て見る時間はないので、少し離れますね。
この移動方式は妙な感覚を覚えますね。現実世界に準じた移動とも違う、位置が変わっていないのに次元だけをずれるようだ、と例えましょうか。かと思うと、たまに位置も動くことがあったり。
ターミナルのような場所に来ました。行き先を見る限り、冒険のために作られた世界、という大枠の区分の場所なのでしょうか。周りを少し見てみますね。
予想通りでした。冒険型のゲームや冒険小説と重なる世界がいくつもあります。現実との位置の対応は上手く行っていないものが多いですが、どこかの世界と位置が揃っていたりするのでしょうか。ここを探していけば、まだ世界にない冒険作品も当然見つかるでしょうね。
ここに長く留まることはありません、もう少し大きな場所へ進みます。
あ、これは存在感がとても強く、確認なしになんの世界か分かりますね。これは物語全般に繋がるターミナルだ。
もう既に情報の許容量が怪しいですが、恐らくこれでも見える全てが物語として成立しているだけまだマシなのでしょうね。情報を絞るために、作ってきたヘッドホンをつけさせていただきます。
報告していいのでしょうか、とっても見覚えのある文章群をこのターミナルで見つけました。物語とは違うはずですがね。
いえ、この場所は世界のあらゆる有り様を物語として認識しているようです。現実世界が進む可能性もここに一通り揃っているのかな。
まだいけますので、まだ行きます。
とうとう秩序がなくなりましたね。ここは文字の羅列だけが無限にあります。世界各国の文字が入り乱れる場所、アルファベットしかない場所、カナと漢字が揃っている場所など分けられています。ここは探しても大したものは見つからないでしょう。
ここが最も基礎的な要素の無限集合のようですね、上を目指すことができない。しかし、横を見ることはできます。
色の羅列から始まる世界群がありますね。これは絵や写真に繋がるのかな?
あらゆる種類の粒子が集まる場所、これは化学物質に繋がりそうですね。
数学のターミナルは…見るのやめておきます。ですが、建築とかパズルとか、広範囲に及ぶということは創造がつきます。
そして、近藤さんが言っていた、技術の世界が見当たりました。おそらく私達が使えるものもあることでしょう。
これでおそらく、頂いた地図の確認は終了ですかね。思いつく概念全てがこの場所にある。正直甘く見ていました。人類が何かを生み出せないなんてことはないと。
脳が限界を迎える前に帰ったほうがいいでしょう、今回はここまでとさせていただきます。
なるほど、このSCP-3000-JPには、知的好奇心を動機としないと入れないルールとなっているのですね。今まで意識しませんでしたが、SCP-3000-JPに侵入できる条件はあるのでしょうか。
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任意A任意B任意C- portal:5608384 (19 Oct 2019 02:22)
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