ある生物の体内からの脱出

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - (記事のメタタイトル)
著者: ©(あなたのWikidotID) does not match any existing user name
作成年: 記事作成年

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:

説明: SCP-JPはどこどこに位置する建造物です。外見は2階建ての住宅で、異常な点は存在しません。出入口の扉は2つありますが、正門に位置するもののみ外側から開閉可能です。
任意の人数の人間(以下対象と呼称)がSCP-JPの正門扉を開け、侵入して扉を閉じると、その扉の開閉は不可能となります。対象が内部から裏口扉を開けることでのみ、再度外に出ることが可能です。
複数の対象の証言や得られた記録より、SCP-JPの内装及び構造、対象が裏口を開けるために要する手順が毎度異なることが判明しています。

脱出ゲーム

_探査ログ-JP-01 - 日付 19██/██/██_

探索者 D-

備考: ライト、録音機、録画機、通信機、食料を所持させている。

[再生開始]

D: はい、それでは探索初めて行きますね。ドアを開けました。入りました。閉めました。

D: 暗い通路に出ましたね。照らしても何もなさそうですし、次の部屋に行きます。

D: あれ、ドアが開かない。ひょっとして閉じ込められました？早くない？

D: 違うな、ドアの上部に白いライトが見えます。ちょっとずつ光るライトが増えています。これの様子を見てみますか。

[解錠音]

D: やっと出られた、ああ焦った。

D: 明るい部屋に出ました。棚がいくつか、観葉植物、貼り紙、何かしらの小さな装置、机と椅子、通路が複数見受けられます。順次調べて行きます。

D: 貼り紙に書いてる模様や数字と、棚や装置についている錠などに共通点が見出されます。これらを手がかりに錠を開けられるかを試します。

[発言なし]

D: どちらも開くことに成功しました。思ってたのと違って、部屋の隅にもそれらしい手がかりがありました。貼り紙はなんだったんだ。

D: 棚の中からはノートを発見、装置はよく分からないですが起動したみたいです。

D: 他の部屋に行ってみます。

[中略]

D: 食料を持ってたら大きめの哺乳類に狙われたので、全部渡しました。そしたら寝たので、首にかかっていた鍵を取れました。なんてことさせるんだ。

[中略]

D: どうやらこの装置をこれで操縦して、録音機と録画機を運んで向こうの様子を見ないと先には進めないようです。そうでなければこんなに綺麗にはめられるわけない。許可をお願いします。

[許可が出る]

D: ではやってみます。間違ってないと思うんだけどなあ。

[中略]

D: 大変なことになりました。先には進めましたが、録音機と録画機は返してもらえなさそうです。さらに通信機も犠牲にしないといけなさそうです。

D: 電線が二本あるのですが、これらを接続したら出られそうです。ただ癪なことに、持ち運べる導体がこの空間に一個もないんです。物品がことごとく壊せないし。だからこの通信機しかなさそうです。バラす方法はありますので、許可を願います。

[協議の後、許可が出る。]

D: 分かりました。では行きますよ。

[再生終了]

備考: 通信が切断された直後に裏口扉が開き、Dが出てきた。

探索を繰り返すことで、SCP-JP内に持ち込んだ衣服を除く物品は、内部の設備によって消費されることが判明しました。以下はそのリストです。

物品	設備	消費方法
メモ帳2冊		噛み合わせて摩擦力を発生させ、重量物を持ち上げるのに使用。
鉛筆
スパナ	モーター	軸に取り付け、送風機として使用。
乾電池	充電器	充電させ、破裂を発生させるのに使用。