SCP-283-JP-EX 根底にある物

アイテム番号: SCP-283-JP-EX

オブジェクトクラス: Safe Explained

特別収容プロトコル: SCP-283-JP-EXを収容する必要はありません。当該オブジェクトらは現在、サイト-8181内の通常物品用小型ロッカーにて保管されています。 SCP-283-JP-EXは参考資料としてO5評議会に提出されます。声明文が受理された場合、SCP-283-JP-EXの研究チームは、O5評議会の判断によって新たに特別収容プロトコルを策定します。

説明: SCP-283-JP-EXは特定の文章が書かれた、異常性を持たない一般的なコピー用紙の文書群です。19██年にサイト-81██にて発見され、以降、財団内の様々なサイトにて発見されていました。当初、この文書群は視認した対象に心拍数及びストレス、並びに心的な不安の増加を助長する認識災害が存在していると推測されていました。

しかし、SCP-283-JP-EXの異常性に非常に大きい個人差が見られる事、またサイト-81██に勤務していた京極博士が当該オブジェクトを作成した事実を認めた事から、SCP-XXX-JP-EXは異常性を持たないと判断され、20██年にオブジェクトクラスがExplainedに再分類されました。

下記の文章は最初に発見、及び京極博士によって作成されたとされるSCP-XXX-JP-EXの一部抜粋となります。仮にこれを読んで上記のような状態に陥った場合は、財団の心理カウンセラーによる評価を受けた後、速やかに指示に従ってください。

例えば、貴方の後ろ。常に奴はそこにいる。
貴方が目を瞑ってシャンプーをしている時、奴は後ろで貴方を見ている。
貴方が安心してトイレにいる時、奴は水底から貴方を覗いている。
貴方が夢中になってインターネットをしている時、奴は一緒に画面を覗きこんでいる。
貴方がこの文章を読んでいる時、奴はこの文章の意味を理解する。
ここにいるぞ、ここにいるぞ、と奴は貴方の肩を抱くだろう。

以下はSCP-XXX-JP-EXが要因となって発生したと推測されていたインシデント記録、並びに付随する実験記録の抜粋です。

実験記録SCP-XXX-JP-EX

実験記録XXX-JP-EX-4 - 日付19██/█/██

対象: D-87310
実施方法: D-87310にSCP-XXX-JP-EX1枚を音読させる。
結果: 体調面、精神面共に変化なし。
分析: 他の実験を鑑みても、Dクラスに対してSCP-XXX-JP-EXを曝露させた場合、効果が薄いようです。職員に対する曝露実験を行う事を進言します。 - 京極博士

実験記録XXX-JP-EX-5 - 日付19██/█/██

対象: ██研究員
実施方法: ██研究員にSCP-XXX-JP-EX1枚を音読させる。
結果: SCP-XXX-JP-EXを音読中、██研究員の顔色が悪くなっている様子が記録される。読み終えた後、多少のストレスと心的不安を訴えた。
分析: やはりDクラスよりも職員に対して異常性は大きく働くようです。引き続き、職員への曝露実験 を行う事を進言します。 - 京極博士

インシデント記録XXX-JP-EX-1 - 日付19██/█/██

対象: ██研究員
概要: SCP-XXX-JP-EXによる曝露実験を行った当日、██研究員がサイト-81██内の個人浴場にて錯乱している所を、職員が発見、保護しました。██研究員は異常性を持った霊的実体の存在を確認したと報告しましたが、K-515型撮影機1を用いて浴場内を撮影した所、レベルⅠ霊的実体しか観測されなかったため、SCP-XXX-JP-EXが要因の██研究員の誤認という結果で処理を行いました。なお、██研究員にはAクラス記憶処理が行われました。

実験記録XXX-JP-EX-11 - 日付20██/█/██

対象: D-87344
実施方法: D-87344にSCP-XXX-JP-EX12枚を音読させる。
結果: SCP-XXX-JP-EXを音読中、D-87344は頭を両腕で抱えるようにして蹲り音読を中断した。その後、極度の緊張状態とストレスが見られたため、Aクラス記憶処理を行った。
分析: 今回はDクラスにおいても異常性が見られました。D-87344は前日にSCP-███-JPの実験を行っていた事も大きな要因の一つであると推測できます。 - 京極博士

インシデント記録XXX-JP-EX-2 - 日付20█/█/██

対象: D-87344、D-87377
概要: SCP-XXX-JP-EXによる曝露実験を行った翌日、D-87344がD-87377を食事中にフォークで刺殺するという事件が発生しました。D-87344は、日頃からD-87377に対してストレス溜まっていた、と証言し、容疑を認めています。しかしながら他のDクラス職員へのインタビューにおいてはD-87344がD-87377を嫌っている様子が見られなかった、との意見が見受けられる事から、記憶処理を施したにも関わらず、SCP-XXX-JP-EXが要因となった可能性が高いと推測されています。

補遺1: インタビューSCP-XXX-JP-EX

回答者: 京極博士
質問者: 水木博士
日付: 20██/██/█

捕捉: 以下のインタビューは京極博士がSCP-XXX-JP-EXの作成を認めた翌日に行われたインタビューとなります。

水木博士: ではインタビューを開始します。よろしいですね、京極博士。
京極博士: ああ、構わない。何故、俺がSCP-XXX-JP-EXを制作したかについて、だろう?
水木博士: その通りです。理由は何でしょう。
京極博士: そんな事決まっているだろう。警告だ。
水木博士: 警告、ですか。
京極博士: 水木、この財団に来て何年になる。そして俺らは何を見てきた。
水木博士: 20年ほどになりますね。そして私たちは様々な異常物品の収容を行ってきました。
京極博士: そこだよ水木。俺らは異常物品の収容が仕事なんだ。そしてそこには、必ず恐怖というものが存在するべきだ。
水木博士: 恐怖、ですか。私は貴方が何を言っているのか理解できません。
京極博士: 俺の作った文章を読んだあの研究員を見たか。風呂場で錯乱して、異常存在を確認したと言った。素晴らしい、あれこそが俺らのあるべき姿なんだよ水木。
水木博士: どういう事でしょう。
京極博士: どこにでもいるんだ。俺らが収容しなければならない存在という物は。だが見ろ。あの研究員は必死に霊的実体の存在を訴えたのにも関わらず、財団は目立った異常性、危険性が見られないからと、レベルⅠだからと放置した。そう、人々が恐れる存在を、放置したんだ。
水木博士: [3秒間ほどの沈黙]我々の理念は、異常な物品、存在、現象の確保と収容と保護です。異常が無ければ、放置するべきでしょう。
京極博士: そこが間違っている。俺らにとって霊的存在が通常だったとしても、世間一般にとってそれは異常な物品なんだよ。今まで俺らは俺らの目線でしか、異常を判断してこなかった。それを警告するために、SCP-XXX-JP-EXを俺は制作したんだ。
水木博士: つまり、世間一般から見た異常に対しても、同じように処理するべきだと?
京極博士: その通りだよ。そして、その逆も然りだ。俺が作った文章なんて、所詮はホラー小説の真似ごとみたいなものだ。それでもこんな風に、異常物品として財団は収容してしまった。そうだろう?
水木博士: しかし実際にインシデントが起きている事は事実です。
京極博士: そうじゃないんだよ水木。インシデントなんて二の次だ。実際、Dクラスの殺人事件だってあれは偶然だった。けど財団はそれを、SCP-XXX-JP-EXが要因であると判断した。でも考えればわかるだろ。今まで優しかった奴が裏では私怨を燃やしている、そんなの当たり前に存在する事だ。
水木博士: とにかく。SCP-XXX-JP-EXは貴方の悪ふざけのために作られたと、そういう事ですね。
京極博士: 悪ふざけ、ああそうだな。そういう事にしておいた方が、財団としてはいいんだろうさ。ただ忘れるなよ、恐怖から逃げ隠れていた時代を遡る事も、時には必要だって事を。
水木博士: インタビューを終了します。

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