SCP-XXX-JP ツイッタージャムコンのやつ
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Aに関する情報サイトを巡回し、SCP-XXX-JPと関連の疑いがある記述を削除してください。SCP-XXX-JPの持つ自己収容性により、SCP-XXX-JP-Aの警備は必要最低限で問題ありません。

説明: SCP-XXX-JPは群馬県桐生市に存在する定食店「蕎麦処 みなみ」(SCP-XXX-JP-Aと指定)で発生する異常現象です。SCP-XXX-JPは、日没後にSCP-XXX-JP-A内に存在する客1が1人であるとき、その客が店内で「月見そば」または「月見うどん」を注文し、摂食した際(摂食した人物を対象者と指定)に発生します。

SCP-XXX-JPの発生中、SCP-XXX-JP-Aは微弱な反ミーム性を帯びます。そのため、SCP-XXX-JPの発生中にSCP-XXX-JP-A内部に侵入することが困難になります。クラスW記憶補強剤を服用することによりSCP-XXX-JPを認識することが可能です。この方法によってSCP-XXX-JPの発生中にSCP-XXX-JP-A内部に侵入した場合、SCP-XXX-JPは終了します。

SCP-XXX-JPが発生すると、対象者はSCP-XXX-JP-A内に「黒い靄のようなもの」(SCP-XXX-JP-Bと指定)を視認します。SCP-XXX-JP-Bと物理的な接触を行うのは不可能2ですが、SCP-XXX-JP-Bは不明なプロセスにより発話することが可能であり、それによりSCP-XXX-JP-Bと対話を行うことが可能です。しかし、SCP-XXX-JP-Bの撮影およびSCP-XXX-JP-Bの発した音声の録音には成功していません。

SCP-XXX-JPは、前述した方法に加え、22:30を経過するか、対象者がSCP-XXX-JP-Aを出た場合に終了します。SCP-XXX-JPの終了後、SCP-XXX-JP-Bは消失し、SCP-XXX-JP-Aの反ミーム的特性も消滅します。対象者はSCP-XXX-JPについての記憶を保持しますが、それによりSCP-XXX-JP-Aに対する評価は変化しません。

SCP-XXX-JPは、「息子の新井██3が学校から帰ってこない」という通報により発見されました。通報後、同日21:54にSCP-XXX-JP-Aから出てきたところを保護されましたが、複数人からSCP-XXX-JP-Aに入店していたという証言があったにもかかわらずSCP-XXX-JP-Aの捜索が行われなかった点をフィールドエージェントが不審に思い、財団によって調査されました。

調査の結果、SCP-XXX-JPの性質が明らかになりました。新井██氏に関しては、通報当時冬であり帰宅時には日没となっていたこと、SCP-XXX-JP-Aの店主と仲が良く、時折帰宅時にSCP-XXX-JP-Aに立ち寄り買い食いをしていたことが明らかとなり、本件は偶発的な出来事であり、精神影響を及ぼしている可能性は極めて低いと考えられています。

新井██氏が所持していたSCP-XXX-JP-Bを描いた鉛筆画は回収され、新井██氏には記憶処理を施し解放しました。一連の出来事に関しては、カバーストーリー「警官の職務怠慢」を流布しました。また、新井██氏が所持していた鉛筆画はミーム災害を引き起こす可能性が懸念されていましたが、研究の結果、鉛筆画は非異常性であると結論付けられました。

補遺: SCP-XXX-JPについて情報を得るため、店主の協力を得て貸し切り状態にした上で、エージェント・谷橋がSCP-XXX-JPを発生させました。なお、以前の調査によりSCP-XXX-JPが反ミーム的性質を有している可能性が示唆されたため、エージェント・谷橋はSCP-XXX-JPを発生させる直前にクラスW記憶補強剤を服用しています。以下はエージェント・谷橋がSCP-XXX-JP-Bにインタビュー形式で会話した際の記録です。

対象: SCP-XXX-JP-B
インタビュアー: エージェント・谷橋
付記: 録音、撮影が不可能であるとの報告を受けたため、以下のインタビュー内容は速記による書き起こしです。

<記録開始>

SCP-XXX-JP-B: ちょっといいかい。

エージェント・谷橋: いいですよ。私もあなたに質問したいことがいくつかあります。

SCP-XXX-JP-B: おお、そうか。じゃあお前さんが先に聞いてくれ。たぶん、俺の話したいこととお前さんの聞きたいことは大体同じだからな。

エージェント・谷橋: ありがとうございます。ではまず最初に、あなたが何者なのかお聞かせください。

SCP-XXX-JP-B: 人間でいうところの怪異だ。有名な妖怪の類じゃないから名前はないけどな。夜道に紛れて人を襲う、どこの伝承にも出てくる妖だよ。夜に対する恐怖といってもいいかもしれないな。

エージェント・谷橋: なるほど。なぜこのような現象を起こすのですか?

SCP-XXX-JP-B: 俺らみたいな輩は、人間から記憶されてないと弱っちまうんだよ。誰からも覚えてもらえなくなったら最後、ふっと消えちまう。今も結構ギリギリなんだけどな。

エージェント・谷橋: しかしそれなら、外部で存在をアピールすればよいのではないですか?このような回りくどい方法をとる必要はないように思いますが。

SCP-XXX-JP-B: だいぶ前はそれでもよかったんだが、最近はGOCとかいうのがいるだろ。

エージェント・谷橋: 世界オカルト連合のことですか?

SCP-XXX-JP-B: それそれ。あまり騒ぎになるとやばいんだよ。今もそういうやつらから身を守るためにいろいろやってるんだよ、記憶を曖昧にしたり、あまり怖がらせないようにしたり。

エージェント・谷橋: 一つ気になったことがあるのですが、先ほど夜に対する恐怖といいましたよね。夜に対する恐怖は多くの人が持っているはずです。力が弱まっている、というのはどういうことですか?

SCP-XXX-JP-B: 確かに、明かりが増えた今でも夜が怖いやつはいるだろう、でもそれは夜そのものに対する恐怖じゃないんだよ。

エージェント・谷橋: 続けてください。

SCP-XXX-JP-B: 暗闇から「夜の暗がりから変質者が襲ってきたらどうしよう」とか、この辺だと「イノシシなんかが襲ってきたらどうしよう」っていう恐怖が引き起こされても、「夜の暗がりから影が襲ってくるかもしれない」とは考えないだろう?夜が怖いと言ってるやつらが恐怖を向ける対象に、俺はもはや含まれてないんだよ。

エージェント・谷橋: ですが、それなら尚のこと、恐怖を緩和するというのは矛盾しているのでは?

SCP-XXX-JP-B: いや、矛盾してない。俺みたいな名前もない怪異がこれまで生き残ってこれたのは、偏に俺を綴った作品が数多く残されたからだ。

エージェント・谷橋: 作品、ですか。

SCP-XXX-JP-B: ああ。俳句、落語、怪談。俺みたいな単純な怪異は、単純ゆえに受け入れられてきた。今もそうだ。こんなになりながらも、作品を残して、何とか存在できてる。

エージェント・谷橋: しかし、この方法ではあなたが言っていた怪異の役割を果たせないのでは?

SCP-XXX-JP-B: 役割をないがしろにして、消滅を免れることができるなら喜んで役割を放棄する。俺にとって役割なんてのはその程度のものだ。消滅を免れるためならなんだってする。今はこの方法でうまくいってるが、うまくいかなくなったらやり方を変える。少なくとも俺はそう考えてるよ。

エージェント・谷橋: なるほど、わかりました。質問したいことは以上です。

SCP-XXX-JP-B: おう、俺も言いたいことは全部言い切った。愚痴に付き合わせて悪いな、どうせ覚えてないとはいえ。

エージェント・谷橋: いえ、大丈夫です。さようなら。

[SCP-XXX-JP-Bが消失し、SCP-XXX-JPが終了した。]

補遺2:



予定タグ: scp-jp euclid 記憶影響 自我 知性 反ミーム 非実体 不定形 四辻喜劇(?)

sb3infoのincludeに|tag=引数を設定すると、予定しているタグを表示できます。


ページ情報

執筆者: SuamaX
文字数: 4088
リビジョン数: 23
批評コメント: 0

最終更新: 24 Apr 2020 09:56
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