このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8181のSafeクラス物品収容ロッカーに厳重に施錠された状態で収容されます。
SCP-XXXX-JPを用いた実験はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可のもと行われます。
説明: SCP-XXXX-JPは外見は一般的な紙製のスプーンです。しかし、異常な耐久性を有しており、あらゆる衝撃や化学物質の影響下にあっても破損することはありません。
SCP-XXXX-JPがプラスチック容器に入った食品(以下、対象と呼称)に触れると、対象に物理的な要素や特徴が加えられます。そのある要素や特徴は、SCP-XXXX-JPを保持している人物(以下、SCP-XXXX-JP-Aと呼称)の発した言葉が元になります。(実験記録、事件-XXXX-JPの付記を参照。)対象が容器に入っていない場合や、容器がプラスチック製ではない場合はこの異常性は確認されません。また、SCP-XXXX-JPがどのようにして対象を食品と定義しているのかも不明です。
SCP-XXXX-JPは香川県██市の給食センター内で発見されました。発見当初の収容理由は「異常な耐久性を有している」というものであったため、当オブジェクトはAnomalousアイテムに分類される予定でした。しかし、その後の実験で前述の異常性が見つかったため、Safeクラスオブジェクトに指定されました。
以下は実験記録の抜粋になります。
実験記録-XXXX-JP-5 - 日付-20██/07/23
対象: ████社のカップヨーグルト
SCP-XXXX-JP-A: D-9227
SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉: すごく美味しいヨーグルトが食べたい
結果: 対象の糖度の上昇と酸味成分の僅かな増加が確認された。
実験記録-XXXX-JP-7 - 日付-20██/07/24
対象: 鉄製の容器からプラスチック容器に移し替えたフルーツゼリー
SCP-XXXX-JP-A: D-9230
SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉: ゼリーの質量を小さくしてほしい
結果: 対象の質量が180gから100gまで減少。対象が最初別の容器に入っていてもプラスチック容器に移し替えれば問題ないようだ。
実験記録-XXXX-JP-9 - 日付-20██/07/27
対象: プラスチック容器に入った清涼飲料水
SCP-XXXX-JP-A: D-9231
SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉: ジュースをゼリー状にしてほしい
結果: 何も起こらなかった。対象がジュース等の液体では食品と定義されないようだ。
実験記録-XXXX-JP-10 - 日付-20██/07/28
対象: ███████社のカッププリン
SCP-XXXX-JP-A: D-9232
SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉: 限界までプリンを硬くしてほしい
結果: 対象の硬度がビッカース硬さ1で714HVまで上昇。この値は正長石の硬さに相当する。
実験記録-XXXX-JP-12 - 日付-20██/07/28
対象: ████社の冷凍鶏唐揚げ
SCP-XXXX-JP-A: D-9233
SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉: 光る唐揚げが見たい
結果: 対象が770lmの明るさで発光。
実験記録-XXXX-JP-13 - 日付-20██/08/01
対象: プラスチックカップに入った小麦粉
SCP-XXXX-JP-A: D-9234
SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉: はじけろ、小麦粉!
結果: 対象が半径5mの範囲に激しく飛散。担当職員の██博士やD-9234にも対象が付着した。
いやあ、本当に面白いねえこのオブジェクトは。是非持って帰りたいよ。-██博士
補遺: 20██/08/02、実験-XXXX-JP-17中に事件-XXXX-JPが発生しました。以下はその音声及び映像記録、そして付記になります。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5555484 (03 Aug 2019 09:41)
初執筆になります。文章がおかしい部分や間違っているところが多々あると思うので、是非ご批評をよろしくお願いします。
画像はこちらからお借りしました。
https://design.sagafan.jp/e517085.html
>厳重に施錠された状態で保管されています。
保管ではなく収容のほうがいいかもしれません
>化学物質を与えても破損しません。
与えるではなくほかの表現のほうがいいかもしれません
>基になっています。
元になります としたほうがいいかもしれません
>実験記録
実験内容-1: 内容文
[一行空ける]
実験方法: 内容文
[一行空ける]
結果-1: 内容文
こうした方が見やすいです。
>SCP-XXXX-JP-Aが発した言葉:
「」はいらないかもしれません
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
特別収容プロトコルについて
特別収容プロトコル(Special Containment Procedures)は、報告書を読んだ人物がオブジェクトを収容するために従う手順なので語尾に違和感を感じます。具体的に「収容ロッカーに厳重に施錠された状態で収容されています。」ではなく「収容ロッカーに厳重に施錠された状態で収容されます。」とするなど断定的な解説の方が適切だと思います。
説明について
「しかし異常な耐久性を有しており、あらゆる衝撃や有害な化学物質で破損を試みても破損しません。」
接続詞「しかし」の後には読点を打つべきです。また、「破損」という単語が1文の中に2回登場するのは稚拙な印象があります。「あらゆる衝撃や化学物質の影響下にあってもSCP-XXXX-JPが破損することはありません」など、1文の中で2回同じ言葉を使うことは避けた方が適切です。
「対象にある物理的な要素や特徴が加えられます。そのある要素や特徴は、」
『ある物理的』という表現はもったいつけるようなやや簡潔さに欠ける印象があるように感じます。「対象に物理的な要素や特徴が加えられます。その要素や特徴は」と削除しても意味が通じると思うので何かしら意図がない限り使用しない方が端的な表現になります。(この項目はもしかしたら個人的な印象かもしれません…)
事件記録について
言葉の綾を突いたコミカルさが面白く、また、ちょっとした注意不足が命を奪う結果となったSCPオブジェクトならではの恐ろしさを孕んだよい事例だと感じました。けれど、説明にてこのオブジェクトが物理的な特徴を与えるのはプラスチック容器に入った食品に限定されると解説しているのに対して、ドアノブなどにもオブジェクトの影響が発生してい点にやや違和感を覚えます(██博士とD-9234は肉なので食品とも言えなくはないですが…) 。読者に深い考察を楽しんでもらう意図のある報告書というよりも、財団の管理体制がいかに油断ならないかを明確に伝える内容だと感じたので、そのような場合は事件の付記にてきちんと種明かしをして報告書のオチを明確にした方がいいように感じます。
また、この程度の事件で実験が保留されるとは考えにくいと感じます。それは『発話の際は必ず「AをBする」という文章のみで行う。』、『実験室にはDクラス職員のみ入室が認められる。』などの対応策が容易に想像し得るためです。財団が実験を保留にするというかとは有効な対応策が発見されていなかったり、膨大な被害が想定される場合など相応の理由が求められるはずです。
全体的な感想
タイトルの言葉遊びから最後まで一貫してコミカルで理解しやすいオブジェクトになっていると感じました。ただ、ゾッとするにはややパンチ不足だと思います。シンプルな異常性なので実験記録や補遺を駆使することでより面白みが増すと感じます。
最後に
今回、私とって初めての批評の投稿になります。読みにくい点や意図を正確に汲み取れていなかったり、不適切な批評内容が含まれてしまっているかもしれません。その点はご容赦ください。また、私自身のより深い理解のためにお気付きになったことがありましたらご指摘いただけると幸いです。
丁寧なご批評ありがとうございます。
本当に様々な点で参考になりました。事件記録とオチについては、もう一度文章を練り直していこうと思います。
主に実験記録を大幅に改稿し、事件記録や付記も少し訂正を加えました。