尋ね人

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オブジェクトクラス:Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容方法は現時点で確立されておらず、警察などから出現の情報が入り次第待機している機動部隊い-16"お人好し"が現場の収拾に当たります。
SCP-XXXX-JPの出現に伴い、現地に出動した機動部隊は、現地に派遣された後、以下の活動を実施します。
・周囲の状況及び異常存在の確認。
・出現の際にSCP-XXXX-JPの影響を受けた民間人の全てにクラスB記憶処理と適切な処理を行い解放する。
・各地で拡散された情報は、その全てを消去する。
・出現したSCP-XXXX-JP-bの種類に応じ、内部の掃討・整理・場合に応じて破壊を行う。
詳細な活動手順については出動後に提示される文書を閲覧して下さい。
また、SCP-XXXX-JPを案内した一般人には、必要に応じてインタビューを行い、解放して下さい。

説明:SCP-XXXX-JPは老年のアジア人の見た目をした人型実体です。外見や性別、装着している服などは出現の度に変化しますが、身長は一般的な70代アジア人男女の身長の範疇にとどまっています。
SCP-XXXX-JPは日本国内の道路上に無作為に出現し、道路上を歩き回り人を探すような行動を取ります。その後に一番初めに発見した人間(以下SCP-XXXX-JP-aと記載)に対して所定の施設への案内を依頼します。その際、尋ねられる施設の種類は完全にランダムです。また、これまでの調査の結果、二体以上のSCP-XXXX-JPが同時に出現することは不可能だと推測されています。
SCP-XXXX-JPがSCP-XXXX-JP-aに案内を依頼し、断られた場合SCP-XXXX-JPはその場で消失します。
依頼が承諾された場合、SCP-XXXX-JP-aは、案内を依頼された施設が実在しない物であっても、その位置を瞬時に理解し、その場所へSCP-XXXX-JPを案内しようとします。この際の移動距離の値はおおよそ約600m~700mの間に収束しています。
案内が終了し、SCP-XXXX-JP-aが所定の位置に到着した際、道路脇に指示された施設(以下SCP-XXXX-JP-bと記載)が出現します。その地点に存在していた既存の建築物や生物は消失します。消失した建築物及び生物は現在までその全てが発見されていません。また、これらの一連のイベントが発生しても、SCP-XXXX-JP-aは自身の目の前に施設が突如出現したこと、またその施設の存在に違和感を持ちません。施設が出現した後、SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-aに感謝の言葉を述べて消失します。
SCP-XXXX-JP-bは一般的なその施設としての役割を果たすことが可能です。SCP-XXXX-JP-b内部の人型存在は自身がSCP-XXXX-JPの影響により出現した存在であると把握していない上、自身が今まで一般的な人間と同じように生活してきたことを主張します。
今までに確認されてきたSCP-XXXX-JPによる被害件数は██件に及びます。

補遺1:
以下は事案XXXX-JP-04にて財団の調査に応じた██氏へのインタビュー記録です。

対象: ██氏 (事案XXXX-JP-04にて情報提供に応じた人物。)
インタビュアー:エージェント・小野寺

付記: ██氏の名前はプライバシーの観点から隠されています。個人情報の閲覧にはランク3以上の職員の許可が必要です。

<録音開始, [20██/07/02 15.31.15]>

インタビュアー: こんにちは、██さん。エージェントの小野寺です。本日はインタビューにご協力頂きありがとうございます。

██氏: はい。

インタビュアー: 早速ですが質問を始めさせて頂きます。当時、██氏はどこで何をしている最中だったのですか?

██氏:そう、ですね… [数秒の思案の後] 特に変なことをしていたわけでもないです。いい天気だから、今日はお外で洗濯物が干せるなと思って、ベランダに出ていたところだったと思います。

インタビュアー:なるほど。██クリニックはその時点では存在していませんでしたか?

██氏:ええ、そうですね。

インタビュアー:具体的に出現の経緯や関係のありそうな事柄を教えて頂けませんか?

██氏:教えられる範囲であれば…すみません、記憶があやふやなところが多くてですね、正確に全て伝えられるかはわかりませんが。

インタビュアー:いえ、それでもありがたいです。

██氏:えっと、洗濯物を干そうと思って、通りに向かうベランダに出たところまで話しましたよね。いい天気だったんで、外を歩いている人も多くて。その人たちを眺めていたら、道案内だったのかわかりませんが、お年寄りと若い男性の二人が話しながら歩いてきました。多分向かいの八百屋が目的地だったのか、その地点で立ち止まると、もうそこにはいつの間にか八百屋は無くなっていて、代わりにあのクリニックが建っていたんです。お婆さんは軽く会釈をすると、もうその場から消え去っていました。周りの人もパニックのような状態でした。

インタビュアー:なるほど、ありがとうございます。他に何か言いたい事はありますか?

██氏:いえ。ただ、気がかりな事といえば、彼らの息子のことですね。おそらくあの時間帯は学校に行っていたので。笑顔の眩しい、かわいい子供だったのに、帰った時には家も家族も無くなっていて、本当にかわいそうな思いをしたでしょう。

<録音終了, [20██/07/02 15.39.54]>

終了報告書: ██氏にはインタビューの後にクラスC記憶処理を行いました。

補遺2:
20██年██月██日に、██県██村██にてSCP-XXXX-JPの影響で発生したと思われる未確認のサイト-██が確認されました。その後、他サイトからのSCP-XXXX-JP-b-██への連絡により、部隊を内部に送り込むことに成功したため、潜入調査を行いました。それにより、SCP-XXXX-JP-b-██内部に少なくとも████名の職員と、██種の未確認の収容済みの異常存在が確認されました。一時はSCP-XXXX-JP-██内部の人型実体の殲滅と異常存在の収容が議論されていましたが、SCP-XXXX-JP-b-██内部の人型実体が財団に友好的な点、交戦時の被害と異常存在の扱いを鑑みて、現在は最終的に財団の新たなサイトの一部として取り込むため友好関係を築く方針に切り替えました。周囲の市民には広範囲にBクラスの記憶処理を行いました。
また、再びこのような事案が起こった際や、更に危険なSCP-XXXX-JP-bの出現時の対処の為に、SCP-XXXX-JP専門の特殊部隊の配属を申請し、承認されました。

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  1. portal:5531906 (04 Nov 2019 14:45)
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