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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの各個体は、サイト-8141の標準人型生物収容室に収容されています。SCP-XXX-JP同士を接触させる事は実験以外を除いて禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは発見時43体、現在31体存在する人型実体です。外見とDNAは春山██氏のものと一致していますがどの個体も20██年4月17日以前の記憶を有していません。又、20██年4月17日以前の記憶を有している春山██氏と一致した人物が存在していない事から春山██氏は現在行方不明です。
SCP-XXX-JPは沢山の同じ顔の人が同じ顔の人を襲って食べているという警察への通報により春山██氏の自宅にて発見されました。その事からSCP-XXX-JPの元の数は51体以上であったと推測されています。又、春山██氏の自宅からは壊れない剣を含む4点のanomalousアイテムを押収しました。
SCP-XXX-JPの全個体は現在、収容に対して協力的です。しかしSCP-XXX-JPの各個体を接触させた場合どのような状況であっても捕食しようと行動します。そしてSCP-XXX-JPが捕食を終了した前後においてその個体に実施した財団の標準的な体力測定と知能検査おいて、結果の値が明確に上昇します。この上昇率は僅かなものであり、現在SCP-XXX-JPの各個体の体力測定と知能検査の結果は通常の範囲内です。
実験記録SCP-XXX-JP-1 - 日付20██/05/14
対象: SCP-XXX-JP-2
付記1 SCP-XXX-JP-2が他のSCP-XXX-JPを捕食した回数は0である。
実施方法: SCP-XXX-JP-2にSCP-XXX-JP-9を1体食べさせた後、財団の標準的な体力測定と知能検査を実施する。
付記2 SCP-XXX-JP-9が他のSCP-XXX-JPを捕食した回数は0である。
結果:体力測定と知能検査の結果の値が共に明確に上昇した 。
分析: SCP-XXX-JPが捕食をする理由は自身の身体能力を強化する事だと考えられる。SCP-XXX-JPの異常性が発生する条件が捕食する時なのか捕食される時なのか詳しく調べる必要がある。
実験記録SCP-XXX-JP-2 - 日付20██/05/16
対象: D-XXX1
付記1: 事前インタビューにおいてD-XXX1は人肉食に否定的である。
実施方法: D-XXX1にSCP-XXX-JP-16を1体食べさせた後、財団の標準的な体力測定と知能検査を実施する。
付記2: SCP-XXX-JP-16が他のSCP-XXX-JPを捕食した回数は0である。
結果: 体力測定と知能検査の結果の値に変化は無かった。D-XXX1はSCP-XXX-JPを食べる際抵抗をしており、後のインタビューにおいてSCP-XXX-JP-16を食べた事に対して不快感があったと報告した。
分析: SCP-XXX-JPには自身を捕食させようとする、捕食した対象を強化する異常性は有していないらしい。
実験記録SCP-XXX-JP-3 - 日付20██/05/17
対象: SCP-XXX-JP-27
付記: SCP-XXX-JP-27が他のSCP-XXX-JPを捕食した回数は0である。
実施方法: SCP-XXX-JP-27にD-XXX2を食べさせた後、体力測定と知能検査を実施する。
結果: 体力測定と知能検査の結果の値が共に明確に上昇した。しかし上昇率はSCP-XXX-JPを捕食した場合と比べ半分以下であった。後のインタビューにおいてD-XXX2を食べた事に対して違和感はあったものの不快感は無かったと報告した。
分析: SCP-XXX-JPがSCP-XXX-JP以外の人間を捕食した場合も異常性が発生するらしい。だが一番効率が良いのはSCP-XXX-JP同士で捕食する事だ。その事が積極的に捕食する事に関係するのだろうか。
補遺1: ██研究員がSCP-XXX-JPの各個体に対してコミュニケーションの一環としてポーカーを行っていた際SCP-XXX-JP-3が通常とは逸脱した勝率を出していました。その為追加実験を実施しました。
実験記録SCP-XXX-JP-4 - 日付20██/07/09
対象: SCP-XXX-JP-3,7,18
付記: SCP-XXX-JP-3,7,18が他のSCP-XXX-JPを捕食した回数はそれぞれ19,7,0である。
実施方法: SCP-XXX-JP-3,7,18に対してコインが表を出すように指示しコイントスを1000回実施する。又、その時のヒューム値の変動を計測する。
結果:
実験対象 捕食回数 コインが表だった回数 コインが表だった割合 実験前のヒューム値 実験時のヒューム値 ヒュームの変動値 SCP-XXX-JP-3 19 623 62.3% 1.005 1.080 +0.075 SCP-XXX-JP-7 7 550 55.0% 0.996 1.024 +0.028 SCP-XXX-JP-18 0 502 50.2% 0.994 0.992 -0.002 分析: 捕食によってヒュームの変動値も上昇するらしい。ヒューム値が捕食回数との比例の関係で上昇した場合、捕食を100回前後する事でコイントスの場合100%思い通りに操れる事になる。
事件記録SCP-XXX-JP: 20██年7月11日にSCP-XXX-JP-3がサイト8141から収容違反しました。その後SCP-XXX-JP-27は出動した機動部隊により再収容されましたが、機動部隊の到着時SCP-XXX-JP-27はその場にいたDクラス職員を3人捕食した後3秒程に渡って発光していました。
補遺: 20██年7月13日に春山██氏の自宅に1枚の手紙とUSBメモリ(以下SCP-XXX-JP-aと呼称)が1個出現しました。以下が手紙の内容です。
現在確認されている不具合について
【20██/7/13 15:50追記】
7月13日(水)13:50頃、下記の不具合を修正いたしました。
また、不具合によりデータが消滅した方に、「バックアップデータ」を補てんいたしました。「拡大現実RPGリアルワールド」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
4月17日4:00より開催中のリアルラックアップミッションに関しまして、クリア報酬の「我が運の分身」を素材にして強化合成する時にプレイヤーが合成素材として設定されるという事象を多数ご報告いただいております。
本件につきましては現在調査、確認をおこなっております。
情報が確認でき次第、改めてお知らせいたします。
お客様にはご迷惑をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。©WorldGameConnect
手紙によって存在が確認された「©WorldGameConnect」の詳細は不明であり、調査が進められています。
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- portal:5527658 (27 Sep 2019 14:44)
現行のオチが汎用性のあるもので、メタタイトルの問いに対しての答えとしてあまり説得力の無いもののように思います。
このオチで行くなら全体的にゲーム要素を強める、それ以外のオチにするならこのアノマリーだからこそのものか、あえてオチをぼかして気味の悪いものにするというのがいいかと思います。
読みました。
冒頭の不穏さ、途中の急展開、ラストのオチと話の筋が通っており面白いと思います。
また的確な実験を行っており、財団の仕事としてもリアリティがあり良いと思います。
いくつかの面をブラッシュアップすればとても良くなると思います。
以下、質問と指摘となります。
質問①
オチとして現実世界で運営されるソシャゲだと理解させる構成になっていると思いますが、
このミッションとは「自分と同じキャラクターを倒す」というものだったのでしょうか?
オチの内容(ゲームだったんだよ!)と起きている事象(自キャラを倒す)が少しちぐはぐな印象を与えます。
指摘①
体力、知力の上昇という言葉にリアリティがありません。
体力、知力が具体的になんの値を指すか定義されていない言葉だからだと思います。
財団の標準的な体力測定において、結果の値が明確に上昇する、等の記載の方が良いかもしれません。
知力も同様にしても良いと思います。
指摘②
コミュニケーションの一環としてのコイントスに違和感があります。(コミュニケーションに役立つか?)
各個体の娯楽時間中に研究員と行ったトランプゲームにおいて異常に高い勝率を示した、のような事例の方がリアリティがあるように思います。
指摘③
実験としてコイントスを行うのは運の上昇具合が解りやすくて良いと思いますが、表を出したら運が良い、とは一概に言えないと思います。例えば、研究員がコインを投げ、その結果を当てるというゲームを行えば、当たる確率がどんどん上がっていくことから運の上昇が言いやすくなると思います。
指摘④
財団職員は「運の上昇」という言葉は使わないと思います。(体力、知力と同じく定義されていない言葉なので)
提案なのですが、捕食数が多くなればなるほどヒューム値が明確に上昇していく(現実改変を財団で扱う際に出てくる用語で、簡単に言えば現実改変を行える能力の強さを表します)のは如何でしょうか。
その他の細かい指摘
・元となった人物のDNAはどうやって取得したのでしょうか。(発見時には居なくなっていたとある為)
・また、DNA的に同じなのに元となった人物がいなくなったとどのようにして解るのでしょうか。
誤字脱字、文体の違和感などはまだありますが、差し当たって上記の指摘を確認頂ければと思います。
批評ありがとうございます。
質問1:こちらの作品のオチとしては「ミッションの報酬としてSCP-XXX-JPが出現したが、不具合によって本来ならば安全の為プレイヤーを強化してからプレイヤーがSCP-XXX-JPを食べて運を上げるはずだったものの、そのアイテムが届かなかった為プレイヤーが食べられてしまった」というものでした。その為、最後の手紙を一部追加しました。そしてその事を分かりやすくするためにイベントダンジョンが出現する補遺3を追加する予定です。
指摘1:「その個体に実施した財団の標準的な体力測定と知能検査おいて、結果の値が明確に上昇します」という風に変更しました。
指摘2:「コミュニケーションの一環としてポーカーを行っていた際SCP-XXX-JP-3が通常とは逸脱した勝率を出していました。」と変更しました。
細かい指摘:春山██氏の行方不明につきましては「20██年4月17日以前の記憶を有している春山██氏と一致した人物が存在していない事から春山██氏は現在行方不明です。」と変更しました。
他の指摘も現在思考中です。
反映確認しました。
・ヒューム値の考え方はすこし違う気がします。周囲の現実強度より強いヒュームを持つ場合に現実改変が可能になる、といった数値だったような気がします。
・東弊重工の登場が唐突かつ安易です。話の中心部分を担わないGOIの登場は話の中心をボカしてしまいます。
・やはり話のキモは「ミッションの報酬としてSCP-XXX-JPが出現したが、不具合によって本来ならば安全の為プレイヤーを強化してからプレイヤーがSCP-XXX-JPを食べて運を上げるはずだったものの、そのアイテムが届かなかった為プレイヤーが食べられてしまった」
というオチをどうわざとらしくなく読者に自然に気付かせるか、だと思います。
メモオチにするよりは状況証拠でそれらを示した方が自然かもしれません。
補遺1のヒューム値について訂正しました。
補遺2について初心者応援イベントとして変更しました。
全体的に筋の通っていてオブジェクトであると思いました。
ただ、オチに関してはまだ再考の余地が残るとは思います。
現状では互いにカニバリズムを繰り替えす同一個体という不穏さに対して、ソーシャルゲームの現実侵襲というオチが上手く刺さっていないように思えます。
詫びプレゼントである「能力上昇の虹丸薬」をもっと唐突でない別のものにすることで不穏さを引き立てることが出来そうです。
例えば、
・アイテム名「思い出の写真」
春山氏の母の写真
これを見たSCP-XXX-JPは以前の記憶を取り戻し、自分がオリジナルであると信じ込むようになるが、取り戻したと主張する記憶はかなりちぐはぐである
とか……
ご参考までに。
追記:実験1と実験2、どちらもイレギュラーなパターンについて実験していますね?
まず正当な、「SCP-XXX-JPをSCP-XXX-JPが食べる」パターンについての実験を乗せた方が良いと思います。
もちろん、説明に書かれていることを繰り返すことになりますが、分かりやすさを優先するためならあった方が良いと思います。
批評ありがとうございます。
ソーシャルゲームとの繋がりの部分ををデータの消滅とバックアップデータに変更しました。
又、SCP-XXX-JPをSCP-XXX-JPが食べる実験を追加しました。