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 世界が終わるとき、お前にできることなどない。吊るされたマンモスの化石の力強さと冷たさは、凍える俺にそう言っていた。

 突然の氷河期は残酷で、白く塗り替えられた世界を美しく思う頃には人が死んでいた。凍傷で紫色の死体には、非現実的な銀世界とかけ離れた現実的な恐怖があって。幻想的に凍っていく世界は、しかし確かに幻想ではないのだと思い知った。


 だからと言って、できることはなかったのだけれど。


 今俺がいる博物館は、かつて避難所とされていた場所だ。といっても、シェルターのような設備があるわけではないし、限りある燃料を考えればこの広さはむしろ邪魔でしかない。集会所としては便利かもしれないが──少なくとも今は、俺一人の気配しかない。

 資源は有限で、人類は無数にいて、時間は無限に続く。無限の時間を進んで行くために、無数の人間が削られていくのは当然の帰結だった。一部の人間だけがシェルターに閉じこもり、

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  1. portal:5526847 ( 09 Aug 2019 13:25 )
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