流星の如く: 第一章
「ワクチンがなくなる?」
目の前にいるアネネ人、"ボウス"から衝撃的な事実が告げられた。何でも、あと1年でこのスペースコロニーのワクチンがきれるそうだ。だが、俺は少し疑問に思った。
「じゃあ、なんであんたのところの船を出さないんだ?」
「ああ、そういえば言ってなかったな。」
そういうと、電子端末を投げつけてきた。受け取ると、その画面にはこう書かれていた。
「宇宙海賊?」
まるで、フィクション作品からそのままでてきたかのような単語が飛び出してきたため、思わず素っ頓狂な声を出しながら言った。
「ああ、そうだ。」
「全くあほらしいな。」
- portal:5518554 ( 03 Aug 2019 10:53 )

コメント投稿フォームへ
批評コメントTopへ