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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 真野室湖内の疑似餌は全て回収され、真野室湖での釣りは禁止されます。真野室湖には4名の警備員を配置し、釣りを行っている人物がいないか監視してください。また、SCP-XXXX-JPを目撃した人物には記憶処理が施されます。保護されたSCP-XXXX-JPは、標準オオクチバス飼育手順に従い飼育されます。
説明: SCP-XXXX-JPは栃木県日光市湯西川の真野室湖1に存在する異常な魚類です。2020/05/17現在、計9体が保護されています。SCP-XXXX-JPの魚種2はいずれもオオクチバス3(Micropterus salmoides)であることが確認されています。また、SCP-XXXX-JPの生体部分のDNA鑑定を行ったところ、非異常のオオクチバスのDNAとの差異は認められませんでした。
SCP-XXXX-JPは、身体の30~40%が鉛やプラスチック等の無機物に置換されており、皮膚だけでなく筋肉や内臓といった身体内部が置換されている場合もあります。また、置換された部位には人工的な塗料による塗装がされており、色彩は多くの場合高彩度の色となっています。回収されたSCP-XXXX-JPについては、置換された無機物がSCP-XXXX-JPの生命活動に致命的な問題を発生させた例は確認されていませんが、全てのSCP-XXXX-JPの運動能力に負の影響を与えています。例として、遊泳時の上昇下降が不可能である、遊泳方向が偏向している4等が確認されています。また、保護されたSCP-XXXX-JPの成長は全長10cm程度の時点で停止しており、非異常のオオクチバスの成体の全長5と比較して短くなっています。
SCP-XXXX-JPは、他の魚類に接近した後その魚類の目前を横切る、魚類を追い越すように遊泳するといった行動を積極的に起こします。この行動の原因は不明です。しかしながら、この行動により高確率でSCP-XXXX-JPは稚魚の段階で他の魚類に捕食されるものと推測されており、従って現在保護されているSCP-XXXX-JPは、発生したSCP-XXXX-JPの一部であると考えられています。
現在SCP-XXXX-JPの発生原因を調査中です。 発生原因が判明しました。補遺を参照してください。
補遺: 真野室湖の調査の最中、当該湖内部の岩場にて疑似餌6が自律的運動を行っている様子が確認されました。財団による追跡及び追加調査の結果、SCP-XXXX-JPが以下の過程を経て発生していることが判明しました。現在、下記の過程におけるオオクチバスの異常行動自体をSCP-XXXX-JPとし、これにより発生した異常な魚類をSCP-XXXX-JP-A群と再指定を行うべきかの議論がなされています。
- 放棄された疑似餌の存在する地点7付近(以下、地点A)にオオクチバスのオス個体(以下、対象魚類)が接近する。
- 対象魚類が地点Aを周回するように遊泳する。その後、対象魚類は特定の疑似餌に接近し、付近を遊泳する。この遊泳は、その疑似餌に対し何かをアピールしている様であると形容される。
- 対象魚類の遊泳から数十秒後、上記の疑似餌が自律的運動を開始する。この際、疑似餌に取り付けられた針は自然に取り外される。
- 対象魚類は自身の巣の存在する方向に遊泳を開始する。その遊泳速度は緩慢である。疑似餌は対象魚類に追従するように運動する。対象魚類は遊泳の最中、疑似餌の方向を向き旋回を行う、上下運動を行う、身体を左右に動かす、ヒレと口を頻繁に動かす等の動作を行うことがある。それに対し疑似餌は身体を左右に振る等の運動を行う。また、遊泳中の疑似餌は身体を上下に揺らしながら移動を行う場合が多い。
- 対象魚類と地点Aとの距離が開くにつれ、疑似餌は頻繁に運動の速度を弱める。その度に対象魚類は上記と同様の行動を取る。
- 対象魚類は、自身の巣まで遊泳した後後静止し、疑似餌の方向を向く。対象魚類はゆっくりと疑似餌に接近を開始する。その後即座に疑似餌は対象魚類から離れようとするが、対象魚類はそれを阻止するように遊泳する。また同時に、対象魚類は疑似餌への威嚇や求愛行動等の行動をとる。疑似餌は何度か同様の行動を繰り返すが、徐々に動作速度が落ち、最終的にはほぼ静止状態になる。その間、対象魚類は疑似餌に密着するように遊泳し、最終的に疑似餌の上部に密着する。密着時、対象魚類は尾部を小刻みに振動させている。
- 密着から一定時間経過後、疑似餌の後方下部から球状の物体が排出される。その直後、対象魚類は精液を放出する。その後、対象魚類は疑似餌から離れるように遊泳し、以降は通常の魚類と同様の行動を行う。この時点で疑似餌は自律的運動を停止する。
疑似餌から排出された球状物体は、特定の時期になると徐々に透明化し、内部からSCP-XXXX-JPの稚魚が出現します。このことから、球状物体は疑似餌の卵と思しき物体であると推測されます。
なお、当該現象の発生時期は当該魚類の繁殖期と重なります。
付与予定タグ: scp jp keter 魚類 動物 生殖 水棲
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シリーズ-JP所属
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5497195 (17 Jul 2019 00:28)
>空域の航空機通過の制限を掛ける旨を、
航空機通過に制限 としたほうが読みやすい様に思えます
>粘着質
粘着性 としたほうがいいかもしれません
>風船がガス気球と思しき物体に変化しました。
推測される物質 としたほうが報告書ぽくていいように思えます
>感想
たしか、意図的に海の中に使われていない車などをいれて、水体系を豊かにするという試みがあったように思います。
海中に沈められた飛行機もあるようですし、釣り人は「アクアリウム」や「手の込んだ水槽を作るために」、水槽の中に入れる物体(人間を含めて)を吟味していたなどの要素を付け加えてみてはどうでしょうか?
現在のところ、水に沈んでしまうとう異常性のみで物足りない様に感じました。
拝読しました!
批評して頂きありがとうございます。
ありがとうございます。正にそのような感情を出すことを狙っていました。
提案にあるように、生理的嫌悪感を出したり、SCP-XXXX-JPを不完全にするなどしてみようと思います。
ご指摘の部分を修正します。
これは対象魚がルアーの性質を引き継いでいるためです。ルアーを用いた釣りをする際は、釣る魚の目の前にルアーを通し、まるで小魚の様に振舞わせます。それを意識して、下書きにあるような性質にしました。しかしながら、その意味が伝わりづらそうですので、その部分を消すことも考えてみます。
拝読しました。気になった点を述べさせてもらいます。
財団の対応としては不自然に感じました。補遺を受けて改訂されていないということは、補遺で語られる事実が確認される以前から財団は、本オブジェクトの影響は少なく放置しても問題ないと判断したことになります。その根拠が、計9体しか保護されていないし、(確認できた例はそう多くないであろう)自ら捕食されに行く特性からというのはやや短慮かと思います。全海洋調査など事実上不可能ですし、複数の魚種で確認されている、補遺の事実が分かるまでは発生原因も不明となれば、財団なら見えないところで大変なことになっている可能性を考えると思います。
補遺の事実が分かる前だと各個体は結構違った特徴を持っているように思えますし、恐らく捕獲された海域なども違うのでしょうから、同一オブジェクトとして扱っているのは違和感を覚えます。
関係のないプラモデルというワードに何となく引っ掛かる感じを覚えました。
人工的な塗料による塗装、とすると良いと思います。
後半で説明はされていますが複数の魚種であることを考えると、これが大きいのか小さいのかよく分かりません。
他の大型肉食魚に遭遇した際その目前を横切る、追い越すように遊泳するといった行動を積極的に行います。
くらいルアーの血は抗えないという面を前面に出していいと思います。
これだと魚の方が完全に異常存在です。削った方が良いかと思います。
また、対象魚類は疑似餌に対して威嚇し攻撃する、捕食し吐き出す、激しい求愛行動を行う。
くらいやってもいいかなぁと個人的に思いました。ここは完全に個人的に、ですw
球状の物体へ精液を放出する、球状の物体へ放精する、って感じで精液だと言い切ってもいいと思います。
全体的な感想として、ルアーと誘拐という着目は面白いと思いました。ただ、本オブジェクトは魚とルアーのハーフに焦点が当たった記事ですが、本質は「ルアーを誘拐し産卵させられる能力を持つ魚」か「生命を持ち自律し産卵して力尽きるルアー」なのかと思います。ですが、そうなると発生海域・魚種・個体が不定という点がネックになるかと思います。勿論、収容不可能で大変な事態になりかねないという話に持っていくのも有りかとは思いますが。
ここからは提案なのですが、発生場所は他の水系と隔絶している特定の池や湖に限定してはどうでしょうか?魚種も我が国ではマイナスイメージが強く、ルアーとの相性もいいブラックバスが良いかと思います。ブラックバスの繁殖行動は、満月の夜にオスが自分の巣にメスを誘い込むというものなので誘拐とも相性がいいと思います。ルアーと繁殖できるのも特定の1個体とすれば収容は可能になります。要約すると「どっかの湖の、ブラックバス♀には興味のない、ロリコンならぬルアコン変態現実改変能力“魚”」という話ですね。
長くなりましたが以上です。執筆応援しております。
批評して頂きありがとうございます。
確かに現状範囲の広さを扱いかねている部分があるので、提案の様に範囲を限定する方向で検討してみます。
その他の指摘部分は修正させていただきます。
改訂個の記事も拝読しました。
やはりオブジェクト指定されている対象が不自然に感じます。
本オブジェクトの本質は「とある湖の打ち捨てられたルアーを魚が孕ませる」であって、誕生した魚とルアーのハーフは結果でしかないと思います。
例えるなら「○✕という場所で△□すると異常な方法で殺害されるオブジェクト」に対して、『SCP-XXXX-JPは○✕で発生する異常な死体です』と説明しているようなものかと思います。
異常性の根源は湖なのか?湖に住むブラックバスなのか?打ち捨てられたルアーなのか?
その辺を財団ならハッキリさせると思いますし、記事中でもその辺は言及した方がいいかと思います。
再度お読みいただきありがとうございます。
「現在、下記の過程におけるオオクチバスの異常行動自体をSCP-XXXX-JPとし、これにより発生した異常な魚類をSCP-XXXX-JP-A群と再指定を行うべきかの議論がなされています。」という記述を追加しているのですが、まだ言及が足りないでしょうか。オオクチバスの異常行動自体をSCP-XXXX-JPとして説明セクションに書いてしまうと、意外性を出せなくなってしまうのでそれはできません。