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「おや、平治さんじゃないですか」
川獺丸従業員がケモナード・平治研究員を呼び止めた。
「ちょっといいですか、あなたに頼みたい事があるんです。」
「私に…?どんな事ですか?」
平治はねこを飼っている。それがばれない様に平治は自室に人を入れたくなかった。
「あの…先日望博士に言われたのですが、服を着てみてと……」
「ただ私は毛皮のおかげで服を着る必要がないんです、それで平治さんに選んでもらおうと思って。」
平治は服のセンスはそれほどないが、まあ可愛い服はいくらでもあるだろうと推測し、了承した。
「いいですよ、今からでも行きましょうか。」
そうして平治と川獺丸従業員はサイト-81██近くにあるショッピングモールに来た。
川獺丸はばれない様に平治の上着の中に入っている。
平治はペットショップに立ち寄り、カワウソ用のペットウェアがないか探した。
なかった。
だがダックスフンド用のドッグウェアがよさそうだと平治は思った。
「川獺丸さん、これとかどうです?ちょっと入ってみてください。」
川獺丸はドッグウェアにするりと身を通す。
「うーん、着心地はいいですね。他のも見てみましょうよ」
平治は驚いた、最近のペットショップは色んな服が売ってある。
川獺丸に様々な服を着せた。
燕尾服のような服を着せた時はなぜか誇らしげにしていたし、学生服のデザインの時は「眼鏡はないか」としきりに言ってきた。
何より可愛かったのはメイド服だ。
「川獺丸さん、これ似合いますよ。とっても可愛いです。」
川獺丸はどことなく恥ずかしそうに、だが楽しそうにしている。
「でもこれ、女の子の服ですよ、私が着るのはちょっと…」
「いいんですよ、自分に正直になって。」
そう言った平治の顔は底知れぬ欲望に満ちていたという。
あれよあれよという間に着せ替えされる川獺丸、しまいにはゴスロリを自ら着た。
「あの…平治さん、私、可愛いですか?」
「ミ゜ッ」
平治は川獺丸の愛くるしさのあまり、悶え苦しんでいる。
「全部買おうか。」
平治は胸を押さえながら、買い物かごに入った大量のペットウェアを持って会計へ向かった。
ショッピングモールから帰り、通行人の数が少なくなった頃、川獺丸は平治に囁いた。
「今日はありがとうございます、この服、一生大切にしますね。」
平治の脳内は真っ白だった。
あの日から川獺丸はおしゃれをするようになり、日によって服を着替えている。
そして平治もまた、よく川獺丸のいる購買部へと意味もなく行く事が多くなった。
サイト-81██内の職員たちは微笑ましく思っているらしい。
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- portal:5484903 (08 Jul 2019 11:17)
個人的には話の起伏が欠けているかと思ったので二人?の関係の機微な変化や何かしらの事件を盛り込む方がいいかとは思います。
しかし今まであまりこのようなtaleは無かったため多くの他の方がどのような評価をするかは全く見当がつきません。なのでなるべく多くの方から意見を貰ったあとに色々判断していただくのがいいかと思います。
これは必ずそうした方がいいというものでなありませんが、話の内容的にすべてイラスト、場合によっては漫画形式にしてしまうのが向いているかもしれません。
批評ありがとうございます、自分でも書いていて話の起伏がないなとは思ったので、改稿しようと思います。
ルーキーコンテスト運営委員会です。
Kemonobitoさんは現在、taleカテゴリに以下の2つの下書きをエントリーされています。
同一カテゴリーにエントリー可能なのは同時に一作までです。どちらかの下書きについてはコンテストタグを外してください。
もし2つの下書きのどちらをコンテスト作品にするか迷っているのであれば、ひとまず「コンテスト」ジャンルを外して両方とも批評に出し、批評を受けてどちらを取るか決まったらコンテストジャンルをつける、というやり方をすると良いと思います。
但し、下書きエントリーはコンテストジャンルをつけた時点で行われるため、その時点から1つ以上の批評を新たに受けなければならないことに注意してください。
Tech Mod of SCP-JP
ご指摘ありがとうございます。申し訳ありません、ルールを誤っていました。直します、本当に申し訳ありません。
サンドボックス3オペレーターです。
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