出典: SCP-6725
著者:DrApricus
作成日(EN): 2022/08/19
備考: Rev.7(2022/08/20)まで反映。
SCP-6725 - Mind-Blowing Wall Art
SCP-6725 - 精神爆発系壁画アート
Tags: artifact cognitohazard euclid scp stone visual
タグ: 人工 認識災害 euclid scp 岩石 視覚
備考: 訳が不安な部分は緑色で表示しています。
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blueskytunnelvision.jpg
ライセンス: CC BY-SA 2.0
タイトル: Tunnel Vision
著作権者: QuesterMark
公開年: 2008年
アイテム番号: SCP-6725
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-6725はサイト-19の窓のない収容ロッカーに保管されています。職員のロッカーへの進入は禁止されています。

SCP-6725
説明: SCP-6725はサウスカロライナ州コロンビアに存在した建造物の、トンネルの壁画が描かれた北側の壁面を構成していたコンクリートの瓦礫の集合です。SCP-6725は24/11/13に発生した、SCP-6725を視認したあらゆる人物が即座にSCP-6725への突進を試み始めるという一連の事象の後にその指定を与えられました。この事象はグリニッジ標準時09:14に開始し、11:29頃に工作員による鎮静化がなされるまで継続しました。
事象はSCP-6725の向かいに設置されていたCCTVカメラによって捕捉されていました。加えて、多数の報道機関及び民間人がインシデントの映像を撮影しました。編纂された事象の大まかなタイムラインが以下で参照可能です。
時刻 | 進行 |
---|---|
09:14 | 壁面が前兆なく異常特性を獲得する。付近の歩行者がSCP-6725に衝突しようとし始める。目撃者はSCP-6725に向かって走り出し、他の曝露者の上に折り重なる。SCP-6725の近隣の建造物を退出し、SCP-6725に向かって走る人々も確認できる。 |
09:21 | 感謝祭を祝うパレードの観衆や参加者が居場所を離れ、壁に向かって走り出している。曝露者の数はおよそ60~70人を数え、人の山が形成され始めている。財団エージェントが進行中のインシデントについての警告を受け取り、機動部隊ガンマ-40の2部隊が事態の調査のために派遣される。 |
09:34 | 曝露者の山 ― その殆どが意識を失っている ― が高さおよそ5 mに達する。道路を走ってきたトラックが加速し、山に突っ込む。この衝突により、300人ほどの曝露者のうち50人以上が死亡する。別の数台の車両も山に突進し、うち1台は山を駆け上って移動できない状態に陥る。 |
09:48 | 600人ほどの曝露者の山は今や建物よりも高く積み上がっており、その屋上を覆い始めている。2台の自動車 ― いずれも山の深部に位置する ― が衝突し、火の手が上がる。正確な原因は不明だが、片方の自動車のガソリンタンクが爆発したものと推測される。数分以内に火災は山の大部分を飲み込む。 |
09:55 | ニューヨーク州発ジョージア州行の航空便がサウスカロライナ州エルジン上空を通過する。報道機関はこの時点で事件現場に到着している。火災は建物全体を飲み込んでおり、現地の消防署には直前の10分間で83件を超える通報が行われている。 |
10:08 | ガンマ-40部隊が現場に到着し、第1隊が外側を向いた状態でSCP-6725を取り巻く半円を形作る。第2隊は無標示のヘリコプターでエリアを周回する。壁への突進を試みている人物らは機動部隊に気付いていないようであり、部隊の側をそのまま徒歩や車両で通り過ぎている。機動部隊との連絡は、射殺の許可が工作員に下りた後に途絶する。CCTVは機動部隊がライフルを投げ捨て、炎の中に飛び込んでいく様子を捉えている。 |
10:21 | 偵察チームがアノマリーは視覚ベースの災害であると推測し、機動部隊が視覚を遮断した状態で活動可能なように該当地点の地図グリッドを作成中である。視覚遮断状態での戦闘や作戦行動に特化した機動部隊である機動部隊-タウ-19の1隊が召集される。 |
10:34 | タウ-19が現場に到着したことにより、町内に続く、もしくは町内を通過する主要な道路が工事中と表示されるように町内のデジタル地図が更新される。前述した航空機が市の空域に進入する。SCP-6725に繋がっている建造物はアノマリーの曝露者に完全に取り囲まれており、火災が周囲の建造物に広がり始めている。 |
10:41 | 航空便を運行する航空会社が、便が予定航路を外れたことを認める。便は即座にSCP-6725に向かって急降下を開始し、建造物に墜落して甚大な損傷を引き起こす。これによりアノマリーは事実上瓦礫にまで破砕される。炎の中の人物がSCP-6725の破片を拾い上げて頭部を破片に叩き付けている様子が視認できることから、これにもかかわらず異常影響が残存していることが確認できる。機体の墜落は市内の多数の人物によって撮影される。民間人のSCP-6725に対するこれ以上の干渉を防ぐため、エリアの周囲に航空機によって壁を建設することが決定される。 |
10:52 | 応援部隊2隊が到着し、SCP-6725と周囲の建造物群を取り囲むように一連の壁を投下したことにより、ガンマ-40の第2隊が撤収する。タウ-19は仮設の壁を損傷させようと試みる人物に対する致死的武力の行使を許可されている。さらに、応援部隊は消火剤による火災の消火を開始している。 |
11:17 | 群衆整理担当のエージェントらがニュースキャスターや目撃者の現状の評価に配備される一方で、デジタル情報抹消担当のエージェントらはインシデント情報のインターネットからの消去を開始する。市に対する大規模記憶処理が承認される。 |
11:29 | 残るSCP-6725曝露者が無力化される。視覚を遮断した工作員によりSCP-6725の残骸が収集されたため、群衆整理担当のエージェントが撤収する。報告によればタウ-19工作員は、火災によって死亡せず、瓦礫に頭部を打ち付け続けていた人物らからSCP-6725の破片を奪取しなければならなかったとされる。1時間後、クラスA記憶処理薬からなるガス弾が複数回にわたって市の上空で投下される。 |
SCP-6725の残骸に対する解析により、瓦礫のもつ異常性はインシデント中を通して持続しており、終息後も残存していたことが判明しています。SCP-6725の破片のいずれかに対する直接の視認は、ミーム的効果を発生させるトリガーであり続けています。
インシデントのおよそ2ヶ月後、現地当局はSCP-6725の小片を視認したことにより膝立ちの状態で頭部を歩道に強打し続けているところを発見された男性を取り押さえました。結果として破片は男性の額の創傷に埋まった状態となっており、男性は興奮状態で頭部を任意の表面に強打しようとするようになっていました。
SCP-6725の性質に関する情報の不足により、SCP-6725はオブジェクト分類Euclidを維持し続けています。幅0.15 cmの破片ですら異常性を発揮することが示されているため、SCP-6725が存在していた街路の集中的な清掃が定期的に行われています。
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任意A任意B任意C- portal:5477413 (10 Jul 2019 10:56)
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