(物理的に)自分で撃つ (旧タイトル:爪弾、内容に大幅な変更を加えました)

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 全てのSCP-XXXX-JPはサイト-8181の低脅威度物品保管庫に入れられ収容されています。実験等の利用はセキュリティクリアランスレベル4以上の職員の許可を得た上で行ってください。その際にSCP-XXXX-JP使用者に対して、観察及び健康状態に関するアンケートが別途に行われます。

説明: SCP-XXXX-JPは一般にミサンガとされる装飾品です。現在までに13の実例が発見、その内11個が収容されています。検査の結果その構成物質は既知の合成化合物である事が判明しており、外見から非異常性のミサンガとの区別は困難です。またその形質が破損した場合、後述する異常性を消失します。

SCP-XXXX-JPの異常性は着用者が手首等に装着して当該オブジェクトを利用する意思を持ち、その装着部よりも腕先になる部位に対して日本語語義的に「弾く」行為を行った際に発現します。

部位を「弾く」行為をした場合、着用者の「弾いた」箇所は未知の原理によって関節部から切断されます。その部位の質量によって多少の誤差はありますが、切断された部位はおよそ時速1000~4000kmで引き伸ばした方向に射出されます。その直後発射された部位は全て未知の構成のタンパク質及び合金の混合物に変性・均一な楔状に変形し、明らかに元になった部位と比べて体積及び質量が増大し高い殺傷性を持ちます。この物体はSCP-XXXX-JP-Aに指定されており、運動エネルギーによる自己破断に対して非常に強い耐性を持ちますが、全体が他の有機物に長時間接触した場合に人体を構成するタンパク質、リンとカルシウムの酸化物に分解されます。

SCP-XXXX-JP-Aが発射された直後に着用者の脂肪・カルシウム等が僅かに消費されます。それと同時に欠損した部位が瞬時に生成される為、SCP-XXXX-JP-Aの発射時に部位の切断面から体組織・体液が流出する事はありません。また生成された部位は非異常性でしたが明らかに消費された物質の質量よりも大きく、またそれらが非異常性の外因によって存在していない場合においても完全な再生が発生する事が確認されています。(実験記録を確認してください)

当然の事ながら、SCP-XXXX-JP-Aの発射及び指の生成は、着用者に反動による衝撃と苦痛をもたらします。

SCP-XXXX-JP-Aの発射が継続して行われると、着用者に様々な問題が発生します。以下はそれらのリストからの抜粋です。

  • 体内のビタミンが欠乏する事によるささくれ
  • ばね指
  • 自己免疫疾患
  • 骨粗しょう症
  • 造血不全
  • 骨化症あるいは造骨障害
  • 多指症
  • 生成される指の壊死。但しこれは着用者に長期に渡って喫煙・飲酒をしている場合にのみ確認されている。
  • 生成される指の奇形化。その例として指の大きさが不自然に生成される、明らかに人間の指ではない触腕様の組織が形成される。

また短期間にSCP-XXXX-JP-Aの過度な発射が行われた場合、急速な血液・骨・筋肉・臓器・神経の分解が進行し、多くの場合着用者が死亡する事が報告されています。

収容経緯: SCP-XXXX-JPは██県██市における██祭での殺傷事件及び同地区での児童無差別銃撃事件にて殺傷方法・実行犯が警察の捜査で判明しなかった事から財団が興味を持ち、調査した結果その存在が確認されました。それぞれの関係者にはレベルA記憶処理が施され、犠牲者に関する情報は全て抹消されています。

前者のケースは██祭に出店していた屋台での景品としてSCP-XXXX-JPが頒布されており、当該オブジェクトの異常性を理解した人物によるものであるされています。当該人物とオブジェクトを同地区の自治体が運営する業者に卸した人物の特定には至っていません。またこの事案では11名の負傷者と2名の死者が確認されています。

後者は前者の事案当日の20██/██/██頃から翌日未明の間、██祭の開催地点から約██km離れたキャンプ場で発生しました。当該事案では██小学校第█学年█組の同学級に所属する担任教師を含む██名全員の死亡が確認されました。当時同学級は学校主催の学級単位の合宿中であり、同地区内の██山にてキャンプを行なっていました。また同合宿では生徒の電子機器等の使用が禁止されており、外部への連絡手段が担任教師の所持していた携帯電話のみであった事から、犠牲となった児童の父兄が捜索するまで事案が発覚しなかったと考えられています。

当該事案においてキャンプ内の遺体全てに、SCP-XXXX-JP-Aによるものと考えられる銃創様の裂傷・火傷が複数の致命部に見受けられました。また合宿が行われていた地点から約300m離れた森林内にて、同学級の██ ██氏の遺体が非常に衰弱した状態かつ利き腕の右腕にSCP-XXXX-JPを装着した姿で発見されました。剖検の結果同氏の死因は口蓋部からSCP-XXXX-JP-Aが脳内を貫通した事であると判明しています。

██ ██氏はその後の調査で発見された文書から学級内のグループからいじめの対象とされており、その事を教師や家族等にも説明したが相手にされていなかった事が判明しています。その他の物的証拠からも同氏がSCP-XXXX-JPを用いて当該事案を実行したものと考えられています。しかし少なくとも██回に及ぶSCP-XXXX-JPの使用が、射撃の経験が皆無であったと見做されている同氏のみで可能であったのかが疑問視されている事に留意してください。

追記: 以下は“有村組”のフロント企業と取引を行なっていたと見られる組織の拠点跡地から回収された、SCP-XXXX-JPに関連すると見られる文書群です。

付与予定タグ: scp jp euclid 装飾品 外部エントロピー 壊された虚構 相貌失認 有村組


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  1. portal:5466261 (17 Jan 2020 07:00)
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