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ユニバース862よりブリグストーへの跳躍を試みる同志アミディズ。真剣な面持ちだ。

基礎概要

跳躍先名称: ブリグストー
└ 広大な自然が広がっており、知的生命体などは存在していないとみられます。人工物はエルマ教徒が持ち込んだものなどを除き、特に存在しません。

所属宇宙: ユニバース410
└ 現状、ブリグストー以外への跳躍がなされていないユニバースであり、本指定は直接ブリグストーを指し示すものになっています。

現地エルマ規模:Ⅰ
└ 現地には知的生命体が存在しないため、エルマ支部が存在しません。

エルマより跳躍に関しての注意点: 有り
└ ブリグストー自体の明白な危険は存在しませんが、跳躍に条件があります。具体的には、強い跳躍の意志と逼迫した排便の危機感が必要になります。





現地紹介

ブリグストーはユニバース410に存在する跳躍地点です。周辺地域の探索が進んでいないため、現状、跳躍の際に発生する地点が指定されています。跳躍地点には唯一の人工物である石橋がかかっており、その特徴からブリグストーと命名されました。1

ブリグストーでは「苦難を負ったものが山を越えることで女神エルマと対面することができる」とされており、一部の宗派では女神エルマに対面するために、あるいは女神エルマに認められるために修行としてブリグストーへ跳躍することがあります。

ブリグストーへの跳躍には専用の転移装置が必要となります。その装置の外見は仮設トイレを模しており、その内部で特定の儀式を行うことで跳躍が可能になります。跳躍装置はウラモ遷教師およびその支援者によって作成されており、規模の大きなエルマ支部を持つユニバースに配備されていることが多々あります。もしあなたがブリグストーへの跳躍を考えている場合、このページから近傍の跳躍装置について検索することができます。いずれの跳躍装置を使用する場合にも、その管理を行うウラモ遷教師の支援者が在駐しており、跳躍にあたり手引きを受けることができます。

ブリグストーへ跳躍する際、装置容積の問題から跳躍者は物品の持ち込みが制限されます。このため、ブリグストーでの長期滞在やその他の場所への更なる跳躍は困難です。ただし、跳躍時に装置によって簡便な跳躍術式が身体に刻み込まれるため、排便を行うことで転移元のユニバースへの帰還は容易に可能です。この際帰還場所として指定される地点は、使用した転移装置近傍のラウンドアバウト交差点となります。

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ラウンドアバウト交差点の略図。エルマ外教のシンボルを模したその形状が帰還時の跳躍術式の手助けをする。

ブリグストーの存在するユニバース410の位置関係は今でもはっきりしておらず、上記に示した方法を除いてはランダムな跳躍を続けてブリグストーにたどり着くしかありません。そのため、この方法が現在最も有効かつ確実な跳躍方法です。






ランドマーク

跳躍地点の10m先には小さな石橋が存在しています。この石橋がブリグストーに存在する唯一の人工物であり、修行のためにこの地を訪れた信者は必ずこの石橋を渡ることになるため、「戻らずの橋」とも呼ばれています。

石橋を超えた先には「ステルクス・モンス」と呼ばれる500m程度の小さな山が存在しています。ステルクス・モンスの向こうには女神エルマと対面することができる聖地が存在すると信じられており、修行のために訪れた人々はステルクス・モンスを越えることを目標にしています。

計算上はおよそ3時間程度でステルクス・モンスの反対側の麓までたどり着くことが可能ですが、修行者は非常に強い便意と闘いながら登山することになるため、その達成は非常に困難です。多くの修行者が途中で女神エルマとの対面を断念しています。

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戻らずの橋。何時頃、何者によって建造されたかは不明である。 ステルクス・モンスは多くの場合下草が枯れている。 帰還時はこの様なラウンドアバウト、しかも大抵がその中心部の上空に転送される。安全の確保に留意されたい。



逸話

ユニバース1010 惑星ウォーター 老師テリオト

最初にブリグストーを訪れたテリオト老師の手記

私は度重なる跳躍の末、この地にたどり着いた。幾度もの跳躍で疲れ果てていた私であったが、すぐさまこの地がただならぬ場所であることを悟った。私は何かに導かれるように山の向こうを目指した。それが成さねばならぬ使命のように感じられたからだ。

そして私は、その山の向こうで女神エルマに拝する栄誉に浴したのだ。女神は私に、この地に出来るだけ多くの信徒を導くよう命ぜられた。

その後も私は何度となくその地を訪れたが、女神エルマに対面することはついに叶わなかった。お与えになった使命のため、幾人もの信徒を連れて跳躍を行ったが、すべて徒労に終わった。中には私を詐欺師呼ばわりするものも多かったが、女神エルマの命を果たすため私は跳躍を続けた。

2人の信徒と跳躍した時のことである。そのうちの1人は不治の病に侵されており、明日をも知れない命であった。その男は、死に目に女神様の御尊顔を拝むことが叶うならばと私に跳躍を願ってきた。

その山を越えたところでついに男は限界に達した。彼は歩くことはおろか、息つくことすらもままならぬ身でありながら、最後の望みとばかり我々の手を借りずに自力で山を下ったのだ。私はもう1人の信徒とともに、山頂より見下ろしていた。そうしているうち、彼が叫んだ。「おおエルマ!この哀れな男に御慈悲をいただけるとは!」

私は男の目線の先に目をやった。女神エルマの姿はなかった。もう1人の信徒の方を見たが、その者にもエルマは見えていないようだった。

死にかけだったはずの男は何者かに手を伸ばしていたようだったが、やがて見る見るうちに生気を取り戻していった。私は男に女神エルマが何をおっしゃったのか聞いた。男はこう言った。「この地に出来るだけ多くの信徒を連れてくるように」と。私はついに報われたのだ!やはりあの御姿は幻ではなかったのだ!

その女神エルマに対面した男の名を、ウラモと言った。



ユニバース93 惑星クローゼット 遷教師ウラモ

ウラモ遷教師の手記

私が女神エルマに出会った後、ほどなくしてテリオト老師は身罷った。安らかな寝顔であった。老師は今際の際であるにも関わらず、私にどうか使命を引き継ぐよう請いながら旅立たれたのだ。乞われるまでもなく、もちろん私にとっても重大な使命である。必ずや後の世まで、エルマの御威光を伝えよう。

ダメだ。何度調査してもあの地に直接跳躍することができない。あの地に跳躍するためには女神エルマが指示した方法以外にはないようだ。不規則な跳躍ばかりでは、かの地に導くにも限界がある。せめて簡易な方法や決まったルートを広めることができれば……

私がテリオト老師の役目を引き継いでから、また多くの信徒をあの地に導いたが、未だ女神エルマに出会えたものはいない。何か条件がいるのだろうか?

条件、私とテリオト老師の共通点……

私は一つの仮説を立てた。テリオト老師は女神エルマに出会った時、死の間際をさまよっていた。私も同様に不治の病に侵されていた。思うに、お会いしようとする者自身が、何がしかの苦難に直面している必要があるのではないだろうか。教祖がエルマから試練を与えられたように、我々も何か苦難を乗り越える必要があるのではないか。

不死の病に侵されたコーロネルという実業家が、死の前にエルマ様に会いたいと私に連絡を取ってきた。仮説が検証できるかもしれない。

仮説は実証された!彼はエルマ様と謁見することができたのだ!男の状況は次の頁に良く記すものとする……

コーロネルが私に礼を言いたいと面会してきた。何か資金的な援助ができないかとの事だった。私は彼に今考えている仮説を伝えた。男は少し悩んだ後、「それならば私が皆に苦難を与えるための装置を造りましょう」と言い、私の部屋を去っていった。

何やら奇妙な機械が私のもとに届いた。これで万人が女神エルマに会うための条件が整えられるのだろうか……?しかし、残念ながら彼はこの機械の完成を見ることなく身罷ったという。我らが女神よ、敬虔なる者を慈悲深き懐にどうか迎えたまえ!

……おお、エルマよ。私が間違っているのでしょうか。それともあの男めの気が違っていたのでしょうか。あの男は、恐れ多くも貴女にお会いするために、不浄の厠を作ったのです。私は、艱難や辛苦を与えよと言ったまでで、間違っても糞便や疝気をどうこうしろなどと言った覚えはない。


ユニバース220 惑星ポリカル 同志コーロネル

同志コーロネルによる転移装置の説明書

『生物に平等に与えられたる苦しみとは生老病死である。中でも、遭遇した全ての者が救い出したまえと神に祈る、日常的な営みの中にある苦しみの大なるものは腹痛、それも排泄できぬ苦しみである。この転移装置は腹痛の困苦を耐える祈りの力と、神へ通じんとする信仰の力をもって、人をかの地へと押し上げる。またかの地より戻る際は、腹痛より生ずる祈りの力を、排便の解放により昇華させる。これにより、装置近傍のエルマの印へと祈りの力を逆流させて帰還を叶えるのである。』

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同志コーロネルによる初期の転移装置案。

『より多くの者が、腹痛を超越しエルマの元へと至らんことを望む。ウラモ様、どうぞ皆をお導きください。――同志コーロネル』


体験談

匿名跳躍レビューサイト「とぶなび」から引用。

行く意味なし misono
☆★★★★(平均☆1.7)
女神エルマに会えると聞いて跳躍してみたが、なんか変な化け物しかいなかった。☆1すらつけたくない。詐欺。以下体験談です。


友人にエルマ様に会いに行こう!と誘われてこの跳躍ツアーを予約しました。まぁ私も敬虔な信徒なわけですし、一目ぐらいエルマ様をお目にかかりたいわけです。そのために4日ほど排便を我慢したわけですが、これがキツイのなんの。当時はエルマ様に会うためだと我慢していましたが、今となっては本当に意味が分かりません。
ブリグストーの様子は大体他のレビューに書いてあるのと同じ感じでした。まぁ自然が素晴らしいといっても他の場所でも全然いけますけどね。
同行者は友人と若い男女のカップルと私の4人でした。跳躍早々友人がリタイア。15分ぐらいでいなくなってしまったのには流石に呆れを隠しきれませんでしたが(友人から誘ってきたのに……)、まぁ目的は女神エルマに会うことなので気にせず歩きました。男女カップルは1時間ぐらい歩いたところで脱落してました。あのカップルが別れていないか心配です。その後1人で1時間ほど歩き続けました。見た感じそれほど大きくはない山ですが、お腹が辛いので想定のより時間がかかりました。道中はまぁ、普通の登山です。特に面白いことはありません。
山を越えて100mほど歩いたところでしょうか、突然空から人が落ちてきました。美しい女性で、私はこの方がエルマ様だと直感しました。実際かなり美しく、いろんなユニバースに跳躍してきましたが、あれほどの美人には会ったことはないですね。噂にたがわずといった感じです。
その女性は私に話しかけてきましたが、言語が違ったためにその内容まではよくわかりませんでした。ただ、噂通りに「ここに更なる信徒を導きなさい」と命じられたのだと思いました。
しかし私は普段は普通のサラリーマンです。嫁も子供もいるし、そもそもブリグストーも「エルマ様を一目見られたらそれでいい」という程度の心づもりできたのでそんな難題を急に頼まれても困ってしまいます。
出来るだけ丁寧に断ったつもりですが、エルマ様を名乗る相手は激昂しました。何か低い声で唸りながら立ち上がると私の方に近づいてきました。美しい顔は醜く崩れていました。素人考えではありますが、あれは多分幻覚を見せるモンスターみたいなものじゃないかと思います。他のユニバースでも似たようなモンスターに出会ったことがあります。
その時点でこれはヤバいなと直感したので、急いで脱糞して元のユニバースに戻ってきました。
そのことを装置の管理人に連絡したのですが、知らぬ存ぜぬ、というか取り合ってくれませんでした。というか山の向こうまでたどり着いた職員がいないらしいです。人に勧めるんですから最低限自分が山の向こうまでたどり着いているべきだと思います。
エルマ様に会えないどころか危険なだけだったので☆1です。絶対にブリグストーにはいかないようにしてください。
(どうでもいいですが、見られてると人間中々出せないものですね。実際化物相手とはいえちょっと恥ずかしかったですし。)

ファイルページ: Zweizz live

ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Zweizz_live.jpg
ライセンス: CC BY 2.0

タイトル: Zweizz live
著作権者: Eleven fingers
公開年: 2007
補足:

【_エルマ外教 リサイクル2021】

ファイルページ: portable toilet

ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Temporary_Toilet,_Near_Wester_Kerrowgair_-_geograph.org.uk_-_193162.jpg?uselang=ja
ライセンス: CC BY-SA 2.0

タイトル: portable toilet
著作権者: Mick Garratt
公開年: 2006年
補足:

【scp jp safe エルマ外教 異次元 家具 儀式 宗教 時空間 リサイクル2021】


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  1. portal:5401571 (12 Jul 2019 11:02)
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