SCP-XXX-JP レッドライト髑髏 下書き

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red

SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは赤色のライト1を照らした部屋に収容してください。SCP-XXX-JPと接触するときには必ず2人以上であり、ライトの色を変更するボタンをそれぞれに持たせてください。そして、SCP-XXX-JPを怒らせないことに尽力してください。もし、部屋のライトが切れてSCP-XXX-JPが攻撃的になった場合は直ちに部屋のライトの色を緑に変更し、退出してください。その後、対象の睡眠後にライトの色を赤色に戻し3人以上の職員で対象が起床するまで監視をしてください。睡眠中は、Dクラスの職員2名が部屋に入り、頭部を噛み砕かれた死体があるかどうか確認し、発見次第速やかに死体を処理してください。

説明: SCP-XXX-JPは眼球が赤く発光している黒いローブを着た骸骨です。身長は約1.8mであり、SCP-XXX-JPの骸骨は調査の結果人間の物ではないことが分かり、材質は特定されていません。SCP-XXX-JPは赤い光を浴びている限りは温厚であり、財団職員に対して非常に友好的に話します。しかし、光を浴びなくなった瞬間SCP-XXX-JPは豹変し、攻撃的になり視界に入ったものの頭部を噛み砕きます。SCP-XXX-JPに緑色の光をあてると、対象にとって鎮静・睡眠作用を示すことが確認されています。睡眠は30~45分間ほど続き、その後何事もなかったかのように起床します。起床時に頭部を噛み砕かれた死体を発見した場合、大音量で支離滅裂な言葉を叫びながら約30時間嘆き悲しみます。その間は緑色の光をいくら浴びせても鎮静・睡眠作用の効果がでません。

補遺XXX-JP: SCP-XXX-JPは最初、東京都████区の███町のとあるデパートの地下に赤いライトに照らされた状態で発見されました。第一発見者はベン博士であり、接触の記録が録音されています。

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: ベン博士

<録音開始, [2020/1/25/14:16]>

ベン博士: なんだこの赤いライトは…ん?そこに誰かいるのか?

SCP-XXX-JP: 俺かい?俺はここにいるよ…

ベン博士: お前は何者だ?

SCP-XXX-JP: 俺もよくわからない…何かなんだろうな。

ベン博士: この赤いライト消してもいいかい?

SCP-XXX-JP: やめといたほうがいいぜ…俺の理性が吹っ飛んでお前を噛み砕きかねない…

ベン博士: じゃあお言葉に従うよ。お前はここに住んでるのかい?

SCP-XXX-JP: そうさ…でももっといい場所が欲しい。

ベン博士: それならあるぞ。私についてくればな。

SCP-XXX-JP: そりゃありがたい。ちなみにこの部屋のライトの色は変えられる。壁にあるライトを押したら緑色になる。そうしたほうがお前にとっても俺にとっても最も都合がよくなるぜ。

ベン博士: どうなるんだ?

SCP-XXX-JP: よくわからんが急に気持ちが落ち着いて寝ちまうのさ…その間に俺をいい部屋に入れてくれよ。赤いライトは忘れずにな。

ベン博士: わかった。それじゃあ、変えるよ。

<録音終了, [2020/1/25/14:18]>

補遺XXX-JP-2: SCP-XXX-JPが収容された後に対象が襲うものについての実験が行われました。
 
実験記録 - 日付2020/2/2

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: 一匹のモルモットをSCP-XXX-JPの収容室に入れて部屋のライトを切る。

結果: ライトを切った瞬間SCP-XXX-JPは目にもとまらぬ速さでモルモットの頭部を噛み砕いた。その後、緑色のライトがつきSCP-XXX-JPは急に倒れ気持ちよさそうに寝る姿が確認された。

実験記録 - 日付2020/2/2

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: 頭部をもつ人形と、頭部をもたない人形を一体ずつSCP-XXX-JPの収容室に入れて部屋のライトを切る。

結果: 同様に、SCP-XXX-JPは頭部をもつ人形を噛み砕いたが頭部をもたない人形は無視した。

分析: SCP-XXX-JPは生物関係なく視界に入ったすべての物の頭部を噛み砕き、頭部がないものについては噛み砕かない。

補遺XXX-JP-3: SCP-XXX-JPが赤と緑以外の色を浴びた場合の反応についての実験が行われました。
 
実験記録 - 日付2020/2/4

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP—XXX-JPの収容室に頭部をもつ人形を入れてライトの色を白、青、黄に変える。

結果: ライトの色が白に変わった瞬間、SCP-XXX-JPは人形の頭部を噛み砕き、ライトの色を青色にしても同様の結果に終わった。しかし、黄色にした瞬間対象は睡眠した。

分析: SCP-XXX-JPは少しでも緑色が混ざると睡眠する。それ以外は反応しない。

 
 
補遺XXX-JP-4: SCP-XXX-JPの噛み砕く力についての実験が行われました。
 
実験記録 - 日付2020/2/7

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP—XXX-JPの収容室に頭部をダイヤモンドで作った人形を入れてライトを切る。

結果: SCP-XXX-JPは一瞬にしてダイヤモンドを噛み砕いた。

ベン博士のメモ: 奴の噛む力は強すぎる…もし収容施設が停電でも起こしたら大変なことになるから予備電力を奴の部屋に置くことになりそうだ…しかし、他のSCPの実験にこいつが使えるかもしれないな…使い方によっては俺たちの利益になりうるということかもな…

 

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