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アイテム番号: SCP-2790-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 新たなSCP-2790-JPのポータルが発見された場合、ポータルの場所に応じて適切なカバーストーリーを適用し、その周囲を封鎖、民間人の侵入を防止するため監視を行います。
説明: SCP-2790-JPは、世界中に複数1存在するポータルから進入可能な異常次元です。ポータルとなる場所は、洞窟、アパートの一室、押し入れの中など様々です。
SCP-2790-JP内には人間とその所持品のみが進入でき、人間以外の動物・人間の所持していない非生物はポータルに接触すると不明な力で押し返されます。また、SCP-2790-JP内で電子機器は使用不可となります。
SCP-2790-JP内部は進入する人間によって異なり、複数の人間が同時に進入した場合もそれぞれ別の空間にたどり着きます。しかしながら、SCP-2790-JP内部において、以下の事項は全ての進入事例に共通しています。
- 長さ50m程度の非常に暗く狭い廊下となっている。
- 廊下左右に進入者によって異なる数2の扉がある。
- 大部分の扉の真横には火の点った、数の様々な非実体の蝋燭が浮遊している。
- 扉を開くことで内部に入ることが可能。内装は部屋によって異なるが、多くの場合1〜3点の非実体の物品のみが存在している。
- 各部屋を退室後、扉上に進入者の理解可能な文字で短い文章が書かれているのを発見できる。
- 進入した場所に戻ることで帰還することができる。
- 進入者はSCP-2790-JPで漠然と『懐かしさ』を感じたと報告する。それ以上の詳細は説明不可能。
現在までSCP-2790-JPの発生原因は不明です。また、以前は異常性の存在しなかった場所がポータルに変化した事例も複数確認されており、今後も新たなポータルが発生する可能性は高いと考えられます。
補遺: SCP-2790-JP探索ログ
以下のログは、██職員のSCP-2790-JP進入後報告により得られたものです。この探索は、SCP-2790-JP内に扉が5個存在した唯一の事例です。3内容は██職員の記憶に基づいていることに留意して下さい。
部屋X
蝋燭: [扉の横にあった蝋燭の本数]
部屋: [部屋の説明]
物品: [室内に存在した非実体の物品]
文章: [扉上に書かれていた文章]
部屋1
蝋燭: 5本
部屋: 地面は道路のようである。常にけたたましい音がなっており、入口から見て右側から強い光が発されている。
物品: 使用された痕跡のあるサッカーボール
文章: 右、左、右。あなたは今もずっとこれを欠かしていません。良い事です。
部屋2
蝋燭: 10本
部屋: 強風が吹いている。壁からは無数の人の手が生えており、一様に進入者を指差している。
物品: 破られた小学4年生用の国語の教科書、ミミズの死骸
文章: あなたが弱いものを守るようになったのですから、この経験も無駄ではなかったのかも──いえ、ごめんなさい。
部屋3
蝋燭: 8本
部屋: 地面には大量の草が生えており、時折銃声が聞こえる。また、強い空腹感がある。
物品: 倒れた二人の黒人の子供
文章: 一人でも同じような子を減らすために、募金をする。4単純なことですが、それを実行できるあなたはとても立派です。
部屋4
蝋燭: 0本
部屋: 空中を泳ぐことが可能であり、暖かい。時折冷たい金属が体を引っ張る感覚がある。
物品: 無し
文章: あなたは、本当に優しい人です。
部屋5
蝋燭: 非常に眩く光っており、数は不明
部屋: 「喜び」及びそれに類する言葉でしか表現不可能。
物品: ホールのショートケーキ
文章: まず、こうしてあなたが立派な大人になれたことを祝福します。おめでとう。
正直に言って、あなたは、あまりにも不運でした。何度も何度も幼い内に死んでしまう。でも、かつてこれらの経験があったからこそ──そして、あなたがそれを活かせるような人だったからこそ、今のあなたがあります。
どうか、あなたの人生が、ここの蝋燭がいっぱいになるような幸せなものとなることを、心から祈ります。
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批評ステータス
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シリーズ-JP所属
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JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5384396 (21 Oct 2019 13:44)
タグ: scp-jp euclid ルーキーコンテスト 異次元 時空間 非実体
ルーキーコンテスト参加作品です。批評を受けて改稿しました。変更点は6つ目のコメントを見てください。
まず、記事中の大量の空行や、ページ遷移は過剰な演出に思えます。空行をなくし、ページ遷移を折り畳みに変えても面白さは変わらないですし、読みづらさを増しているだけだと思います。現状ではname構文でメタ視点を入れる必然性も薄いと思います。
現状でスポイラーの内容にたどり着くのは困難です。雰囲気だけでみても怪奇部門の2番煎じのように感じるので、まずはこれが自分の前世であることを察せられるように、情報量を増やしていく必要があると思います。また、前世の情報についてもただの日本人ではなく、外国人や非人類の前世を入れてみたりしてもう少しひねっておくと、最後に前世と分かった時に驚きを持たせられると思います。ただ、これはTetsu1さんのやりたいこととは異なるかもしれませんが…
ありがとうございます。
単純な折りたたみにして、もっと演出を減らします。
怪奇部門の二番煎じというのは、確かにそうですね。(ていうか番号そこから取ってますし)
あと、もうちょっと生まれ変わりであることを示唆してみます。非人類は…ちょっと考えてみて、入れてみるかもしれません。
かなり根本的な問題として、「これがあなたの前世」といわれたときに、特に面白さを感じませんでした。
まず一つに、信憑性がありません。突然道行く人に「あなたの前世は○○です」といわれたとしても、信じないと思います。それと同じで、突然「これがあなたの前世です」と記事で言われたとしても、信じることができません。したがって、驚き等が産まれません。
加えて、仮に記事で提示されるものが自分の前世だということに納得したとしても、自分の前世が早逝した子供たちであるという事実から、どんな感情を持てばいいかわかりません。「そういう事実があるんですね」で終わってしまう気もします。
「自分が生きていることは奇跡なんだ」ということを提示して考えさせたいというのが記事の狙いかとも思いましたが、かなりよくあるメッセージなので、ベタになってしまうと思います。このメッセージを使いたければ、もうすこし婉曲的に示した方がよさそうです。そもそも日本だと毎年100万人以上人がなくなる中で20歳までになくなってしまう方(死産を除く)は5000人に満たないと記憶しています。そうなると、この前世の設定は確率的に少々無理のある、リアリティに欠ける設定であり、そのリアリティの欠如がメッセージを「自分事」としてとらえることを阻害しているように思えます。
—追記
批評中断になってからコメントした形になってしまって申し訳ないです。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
ありがとうございます。
改稿で、多少は納得できるような形にします。
リアリティがない、というのは自分でも若干理解していました。極めて珍しい例であることを追加し、それを考えても数を減らします。
批評を受けて、改稿を行いました。
単語を文章に変更したことで、少しはSCP-3790と差別化し、読み手に伝わりやすく、納得できるようにしました。
また、部屋の数を減らし、それでも多い旨を記すことで、多少はリアリティを上げたつもりです。
外国人描写は追加しましたが、非人間はちょっと私がやりたいこととは違ったので入れませんでした。しかしご意見ありがとうございます。
それでもまだ納得出来ない点は残っていると思われますが、主な内容は基本これで変更しない予定です。