SCP下書き 世界で一番二番目な男”第三位”

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは標準人型収容室に収容してください。SCP-XXXX-JPとの直接的なコミュニケーションは実験時を除き、異常性拡散防止のため禁止されています。SCP-XXXX-JPとの会話は自動改訂装置を通し行ってください。また、SCP-XXXX-JPの音声及び映像記録・書き記した文書は保管または完全に処分してください。

説明: SCP-XXXX-JPは本名██ ██、██歳の日本人男性です。後述の異常性を除き、SCP-XXXX-JPは一般的な同年齢の日本人男性と差異は見られません。SCP-XXXX-JPは「世界で一番二番目な男選手権」に出場し、第三位であったと主張しています。SCP-XXXX-JPの異常性はコミュニケーションを行った人物の認識に対し下記の影響を与えるものです。影響を受けた人物(以下SCP-XXXX-JP-Aと呼称)は、その非合理性や矛盾にも関わらずSCP-XXXX-JPを「二番目」であると認識します。この「二番目」はSCP-XXXX-JP-Aの認識に依存して決定されます。SCP-XXXX-JP-Aに対し選手権に関して言及した場合、一番目以外をSCP-XXXX-JPと認識するようになるため実験の際は注意してください。この異常な認識についてSCP-XXXX-JP-Aは絶対的なものであると認識しており、周囲の指摘や矛盾に対してSCP-XXXX-JPを基準に情報の誤り、勘違い等と主張し正当化します。この異常な認識は記憶処理によりSCP-XXXX-JPとのコミュニケーション時の記憶を取り除くことで除去出来ますが、SCP-XXXX-JP-Aとなった時期が不明又はSCP-XXXX-JP-Aとなってから長い場合は、技術的に困難であることに注意してください。「世界で一番二番目な男選手権」の存在及びその出場者は現在まで確認されていません。SCP-XXXX-JPの異常性の原因・他の出場者も同様の異常性を持っている可能性・主催者が異常性を流布している可能性等が考えられるため、関係者を捜索しています。SCP-XXXX-JP-Aを発見した場合は、記憶処理を施してください。

異常性発現の条件は異常性獲得後のSCP-XXXX-JPとコミュニケーションを取ることです。これはSCP-XXXX-JPとの会話・筆談・音声記録を聴く・SCP-XXXX-JPの記した文書(電子媒体を含む)を読む・ボディランゲージでのやりとりを含みます。しかしSCP-XXXX-JPが書いた単語の羅列・写真・意図の理解が出来ていないボディランゲージ等ではSCP-XXXX-JPの異常性は発現しないことから、SCP-XXXX-JPとの間で意思疎通が出来ていると認識することが条件であると考えられています。SCP-XXXX-JP-Aが現れないようにするため、SCP-XXXX-JPの書いた文書・音声・映像記録等、異常性発現の原因となる可能性のあるものは全て回収又は処分してください。実験、インタビュー等でSCP-XXXX-JPとの会話が必要な場合は、自動改訂装置を通して行い、内容が変わらない程度にSCP-XXXX-JPの発言を改めて行ってください。

19██/██/██にSCP-████-JPの調査より帰還したエージェント・一宮が意味不明な発言を繰り返していることが報告され、未知オブジェクトの存在が疑われました。調査の結果、██県山中の別荘で隠居しているSCP-XXXX-JPが発見されました。その後エージェント・一宮はSCP-XXXX-JP-Aであることが確認され、インタビューの後、記憶処理を施されました。このインタビュー記録はインタビュー記録19██/██/██を参照してください。また、他のインタビュー記録はリスト-インタビュー記録XXXXにまとめたものを参照してください。

インタビュー結果からSCP-XXXX-JPの異常性確認のために、SCP-XXXX-JP-Aを用いて質疑応答を行いました。実験内で行った質問とその回答を抜粋し以下の表に記します。全ての質疑応答の結果は実験ログXXXXを参照してください。
質問 回答 付記
日本で二番目に高い山は? SCP-XXXX-JP 特になし
世界で二番目に高い山は? SCP-XXXX-JP SCP-XXXX-JP-Aは一番高い山はエベレストとも回答しており、上記の質問と合わせて明らかに矛盾している。
昨日この部屋に二番目に入室した人物は? SCP-XXXX-JP 知る由もない質問の場合でもSCP-XXXX-JPと回答した。一番目はわからないとも回答した。
5×3-4×3-1は? 2 数字の「2」に反応しているわけではないようだ。
SCP-XXXX-JPを先頭に人の列がある場合、その後ろにいる人物は? SCP-XXXX-JPが先頭にくることはない。 一番目にSCP-XXXX-JPが来ることはないようだ。

19██/██/██ エージェント・一宮の発言を基にSCP-XXXX-JPの捜索、収容を計画しました。影響の拡大を防ぐためエージェント・一宮を起用しました。SCP-XXXX-JPは衣食住を保証することを条件に収容を受諾しました。帰還後にエージェント・一宮には記憶処理を施しました。収容後、SCP-XXXX-JPを用いた実験、インタビューを行いました。

補遺: インタビュー内のSCP-XXXX-JPの発言から新たな異常性の可能性があることから追加で実験を行いました。上記インタビュー内のように「世界で一番二番目な男選手権」についてSCP-XXXX-JP-Aに言及した場合、SCP-XXXX-JP-Aは一番目以外をSCP-XXXX-JPとするようになりました。実験により異常性はSCP-XXXX-JP-Aの認識に依存し、「二番目」をどのように解釈するかによりSCP-XXXX-JPの扱いが決まることが発見されました。SCP-XXXX-JP-Aとの意思疎通が困難になるため実験に必要な場合を除き、上記のような言及は避けてください。

SCP-XXXX-JP-Aの認識に変化が見られるようになった。選手権に関する質問自体はSCP-XXXX-JPからされたものでなくても影響を与えられることから、どうやらSCP-XXXX-JP-A本人の考え方に依存するようだ。またSCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPが二番目であることは瞬時に誤認識するが「世界で一番二番目な男選手権」については記憶に刻まれないみたいだ。
私は認識の変化に関して、「一番二番目」というのが二番目を複雑にする原因であると考えている。この選手権で取るべき順位を考える。二番目というくらいだ、二位だろうがそれでは一番二番目になってしまう。しかし一番であってはならない。真に二番目であるならば、二番目に二番目であるべきであるから三位が取るべき順位となる。だが取るべき順位が三位であるなら三位は一番二番目である。つまりは四位が二番目に二番目であり・・・と帰納的が「一番二番目」が消えていくのだが、やはりSCP-XXXX-JPは二番目なのだ。二番目が存在しないなどSCP-XXXX-JP-Aは認めないのだ。その結果、一番以外をSCP-XXXX-JPとし、「一番」を回避するためだけに都合のいい「一番」を選び出すことで「二番目」に収束させているのではないか?その都度「一番」を変え、無理やり「二番目」にしているのではないだろうか?とにかくSCP-XXXX-JP-Aの認識に影響を与えるのは、意思疎通を困難にするだけだ。避けた方がいいだろう。- 十勝博士のメモ

インシデント: 19██/██/██ 選手権に関して言及したSCP-XXXX-JP-Aの一人が実験中に突然蒼白になり怯え始めました。実験時の担当だった十勝博士が声をかけても応答しなかったため、実験は中止されました。後日、このSCP-XXXX-JP-Aにインタビューを行いました。その結果、SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPを「二番目に生まれた人間」とし、一番目以外をSCP-XXXX-JPと認識した上で財団職員及びSCP-XXXX-JP-A自身を人間と認識しなくなったと結論付けられました。インシデント発生後、全てのSCP-XXXX-JP-Aの発生原因となり得るものの回収又は処分を早急に行っています。

インシデントの結果として、一番目とSCP-XXXX-JPを除き、全ての人間は人間でなくなってしまったようだ。自身も人間でないと認識しているはずだが、我々と同じ生物とは思わなかったために、怯えてしまったのだろう。突然宇宙人が目の前に現れたようなものだからな。驚きもする。しかし一番目以外をSCP-XXXX-JPに奪われることにより我々は一体何から外されるのだろうか。SCP-XXXX-JP-Aの認識によるが、「好きな人」から外されればぞんざいに扱われるだろう。「欲しいもの」から外されれば排除されるだろう。「人間」から外されれば怯えられるのか、攻撃されるのか。順序のあるものは一番目を除き、全てSCP-XXXX-JPに奪われ得る。その結果として周りがどのような扱いを受けるかはわからない。
とにかくSCP-XXXX-JP-Aの発生を無くすに越したことはない。事件でも起こされたら面倒だ。発生の原因となるものの回収に尽力しよう。そして特に職員のSCP-XXXX-JP-A化は避けたい。危険なSCiPが二つだけとか言い出したら何をするかわからないからな。徹底させなければ。 -十勝博士

SCP-XXXX-JP-Aによるインシデントを抜粋し以下に記載します。全てのインシデントを閲覧したい場合は、インシデント記録XXXXを参照してください。インシデントを起こしたSCP-XXXX-JP-Aは異常性を発現した日時・原因をできる限り特定し、記憶処理を施し、原因となったものは回収又は処分しました。特にSNSでのSCP-XXXX-JPの投稿は危険性が高いですが、フォロワーが少数であり、投稿が少なく、風景写真のみの投稿が主であるためSCP-XXXX-JP-Aも少数であると考えられていますが、即座にアカウントを削除し、閲覧者の捜索・記憶処理を急いでいます。
SCP-XXXX-JP-Aとなった人物 内容
田中 正一 SCP-XXXX-JPの友人。度々連絡を取っていたためSCP-XXXX-JP-Aとなった。三人の息子がいるが二人目がSCP-XXXX-JPであるとし、役所に戸籍の誤りを直すよう問い詰めていたところを通報された。
四方 菜々 ホームセンター店員。SCP-XXXX-JPが買い物の際接客したためSCP-XXXX-JP-Aとなった。出勤時に二番目に曲がる角をSCP-XXXX-JPとし最寄りの交番にSCP-XXXX-JPの居場所を訪ねていた。
千賀 諒 写真家。SCP-XXXX-JPのSNSでの投稿を読んだためSCP-XXXX-JP-Aとなった。SCP-XXXX-JPを二番目に食べるものと認識し、SCP-XXXX-JP以外のものを口にせず餓死した。
浜野 百 大学生。SCP-XXXX-JPのSNSでの投稿を読んだためSCP-XXXX-JP-Aとなった。大学での試験の問2を全てSCP-XXXX-JPと回答し、大学間で論争になった。
宗像 一 ██教██派関係者。修行の名目で山中を散策中に布教のため会話、携帯電話でSCP-XXXX-JPとの会話を撮影した。SCP-XXXX-JPを二番目に信仰すべきものと認識、一番が非実在であるためSCP-XXXX-JPを「現世に降臨した姿」として同宗教内で布教を行った。その際、SCP-XXXX-JPとの動画を利用したためSCP-XXXX-JP-Aが複数発生した。
藤谷 敬三 ██教██派関係者。宗像一の影響でSCP-XXXX-JP-AとなりSCP-XXXX-JPを二番目に信仰すべきものと認識、その後SCP-XXXX-JP-Aを訪ねた際に選手権に関して知ることとなり、同宗教内にて選手権に関する知識を共有した。その後、同宗教の集会中に教徒全員での集団自殺を行った。SCP-XXXX-JP以外の人物を信仰すべきものから除外し、不浄なものとした結果だと推測されている。

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